ネットスターズ(5590)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(8月22日)IPO新規上場承認発表された3社のうちの2社目となります。
当記事はネットスターズ(5590)のIPO詳細記事となりますが、残る2社のうちの1社オートサーバー(5589)のIPO詳細についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いており、もう1社のAVILEN(5591)のIPO詳細についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きます。記事が出来上がりましたら上記社名テキスト部にもリンクさせて頂きます。
オートサーバー(5589)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(8月22日)はIPO新規上場承認発表が一気に3社ありました。 当記事はひとま …
ネットスターズ(5590)の上場日は2023年9月26日(火)で、オートサーバー(5589)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事は大和証券とSMBC日興証券の2社共同主幹事となっております。
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ネットスターズ(5590)のIPO(新規上場)情報
設立:2009年2月12日
業種:情報・通信業
事業の内容:マルチQRコード決済サービス「StarPay」の提供等
上場市場 | 東証グロース |
コード | 5590 |
名称 | ネットスターズ |
公募株数 | 700,000株 |
売出し株数 | 2,808,100株 |
オーバーアロットメント | 526,200株 |
IPO主幹事証券 | 大和証券 SMBC日興証券 |
IPO引受幹事証券 | SBI証券 楽天証券(100%完全抽選) 岩井コスモ証券 マネックス証券(100%完全抽選) 岡三証券 松井証券(前受け金不要) 大和コネクト証券(委託幹事決定) 岡三オンライン(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 8月22日(火) |
上場日 | 9月26日(火) |
仮条件決定日 | 9月7日(木) |
ブック・ビルディング期間 | 9月8日(金)~9月14日(木) |
公開価格決定日 | 9月15日(金) |
IPO申し込み期間 | 9月19日(火)~9月22日(金) |
上場時発行済株式総数 | 16,676,800株 |
時価総額 | 288.5億円 |
吸収金額 | 69.7億円 |
想定価格 | 1,730円(173,000円必要) |
今回の募集は簡易型のグローバルオファリングとなるため、売出株式2,808,100株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっています。国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日9月15日(金)に決定されます。
そしてこのネットスターズ(5590)の共同主幹事の1社は大和証券となっているため、グループ会社となる大和コネクト証券がすでにIPO委託幹事(裏幹事)確定となっています。主幹事からの委託となるため、割り当て数は多めになることが予想されます。
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さらに平幹事の中には岡三証券が入っているため、グループ会社となる岡三オンラインもIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。
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ネットスターズ(5590)のIPO(新規上場)事業内容等
ネットスターズ(5590)はグループ会社で、株式会社ネットスターズ及び子会社3社(納思達科技(大連)有限公司、NETSTARS ASIA HOLDINGS PTE. LTD.及びNETSTARS VIETNAM CO., LTD.)で構成されており、複数のキャッシュレス決済を1つのアプリで決済可能にするマルチQRコード決済サービス「StarPay」の提供とキャッシュレス決済に関連するミニアプリ等のDX製品の開発・販売を行っています。
マルチQRコード決済サービス「StarPay」を導入することで、加盟店は複数の決済ブランドを一括して契約・運用することが可能となり、特に同社はQRコード決済に強みを持っており「StarPay」は現在、日本国内外合わせて25種類以上のQRコード決済ブランドを統合しており、QRコード決済ブランドのカバレッジ数は国内最大級となります。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額1,077百万円については、①StarPay(決済システム)機能拡充のための投資として216百万円(2023年12月期:24百万円、2024年12月期:96百万円、2025年12月期:96百万円)、②審査・運用システム機能拡充のための投資として283百万円(2023年12月期:12百万円、2024年12月期:132百万円、2025年12月期:139百万円)、③DX/ミニアプリ関連システム機能拡充のための投資として222百万円(2023年12月期:18百万円、2024年12月期:72百万円、2025年12月期:132百万円)、④新規加盟店等獲得のための営業人員及び開発体制強化のためのエンジニアの増員に伴う人件費及び採用費として356百万円(2023年12月期:16百万円、2024年12月期:119百万円、2025年12月期:221百万円)に充当する予定であります。
なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(ネットスターズのIPO目論見書より一部抜粋)
ネットスターズ(5590)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
ネットスターズ(5590)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,730円としてオーバーアロットメント含め69.7億円と規模的に東証グロース市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて35,081枚と多めにありますが、簡易型のグローバルオファリングとなるため海外投資家への販売もあります。
上述の通りネットスターズ(5590)の事業内容はマルチQRコード決済サービス「StarPay」の提供等ということで、多様な決済手段に対応するキャッシュレス決済ゲートウェイサービスを加盟店に提供し、加盟店にとって負担となる複数決済ブランドとの契約や審査、精算プロセスをワンストップで提供しています。
今回のIPO(新規上場)に際する募集株の内訳は公募株700,000株に対して売り出し株は2,808,100株で売り出し比率はおよそ4.0倍、既存株主の中には大手企業の名が多数あるものの、中には今回の売り出しで全株手放す企業もあり、やや出口(イグジット)色を演出しています。
ネットスターズ(5590)は国策でもある人気のキャッシュレス関連銘柄となりますが、先発後発問わず、同業他社の上場企業も多く、すでに新規性は薄れており、業績も増収減益と追い付いておらず、今期もまだ赤字予想となっています。
公開規模はIPO想定価格(1,730円)ベースで69.7億円と、海外投資家への販売があるものの、荷もたれ感のある水準。赤字企業に対する見方が厳しい現状やIPOラッシュ期の資金分散の影響なども考慮すると、これまたD級評価といったところになるでしょうか。願わくばC級評価ぐらいであってほしいところですが^^;
とりあえず現時点での管理人の個人的なこのネットスターズ(5590)のIPO参加スタンスは中立で、今後の仮条件設定や大口(機関投資家、海外投資家)の評価、そして大手初値予想会社の見解などを見てから決めたいと思います。これももはや定型文のようになってしまっていますが、それだけ微妙案件が続いているとご理解頂けますと幸いです。
ネットスターズ(5590)のIPO(新規上場)業績等
ネットスターズ(5590)のIPO経営指標
ネットスターズ(5590)のIPO売上高及び経常損失
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