リプライオリティ(242A)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(8月20日)もIPO新規上場承認発表が1社ありました。

ただ、ご丁寧に上場日は9月25日(水)で、前日(8月19日)発表されたROXX(241A)2社同日上場となります。もしかすると不安定な相場でこれまで止めていたIPO案件を9月末で一気に消化しようとしている可能性もありそうですね。

IPO新規上場承認発表1社2024.8.20

リプライオリティ(242A)の上場日は2024年9月25日(水)で、ROXX(241A)2社同日上場、上場市場はIPO市場では不人気市場(流動性が乏しい)となる福証Q-Board(地方市場)への上場で、IPO主幹事はこれまた地方上場案件に強いJトラストグローバル証券(旧:エイチ・エス証券)となっております。

リプライオリティ(242A)のIPO(新規上場)情報

設立:1998年9月24日
業種:サービス業
事業の内容:通販支援事業(コールセンターの運営、小売店舗の空きスペースを活用したプロモーション活動の支援)及び通信販売事業(健康海藻であるアカモクなどの通信販売)

リプライオリティ(242A)IPO上場承認

上場市場福証Q-Board
コード242A
名称リプライオリティ
公募株数240,000株
売出し株数0株
オーバーアロットメント36,000株
IPO主幹事証券Jトラストグローバル証券
IPO引受幹事証券SBI証券
松井証券前受け金不要
東海東京証券
岡三証券
マネックス証券100%完全抽選
西日本シティTT証券
FFG証券
岡三オンライン委託幹事決定
DMM株委託幹事決定
IPO発表日8月20日(火)
上場日9月25日(水)
仮条件決定日9月3日(火)
ブック・ビルディング期間9月5日(木)~9月11日(水)
公開価格決定日9月12日(木)
IPO申し込み期間9月13日(金)~9月19日(木)
上場時発行済株式総数1,177,800株
時価総額17.9億円
吸収金額4.1億円
想定価格1,520円(152,000円必要)

そしてこのリプライオリティ(242A)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券が入っているため、グループ会社となる岡三オンラインIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。

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リプライオリティ(242A)のIPO(新規上場)事業内容等

リプライオリティ(242A)はグループ会社で、株式会社リプライオリティ及び連結子会社(日本ウェルネス研究所株式会社)の2社で構成されており、通信販売企業及びメーカーを取引先としたコールセンターの運営並びに全国の小売店店舗スペースを有効活用してプロモーション活動を担う「通販支援事業」と、通販支援事業で培ったノウハウを活用して健康海藻であるアカモクを通販する「通信販売事業」の2つの事業を行っております。

リプライオリティ(242A)IPOビジネスモデル

通販支援事業

通販支援事業はD2C事業部及びリテールメディア事業部の2つの事業部で行っています。D2C事業部は、福岡・筑紫野・久留米・大阪の4拠点で409名の営業部隊を保有しており、取引先である通信販売企業及びメーカーのライフタイムバリューの最大化を支援しており、リテールメディア事業部は、全国で10,862店舗の企業と契約しており、当該店舗のサッカー台のフリースペースを活用し、カタログや冊子などのフリーペーパーを設置することでのインストアプロモーションの支援を行っています。

通信販売事業

通信販売事業は通販事業部で行っています。通販事業部は、スーパー海藻として注目されている「アカモク」を主力商材として、健康志向の高い一般消費者向けに、地上波放送及びBS放送で通信販売しており、通販支援事業で長年培ってきた「どのような商品を・どのような人に・いくらで販売すれば・売れるか」のノウハウを活用して、通販支援事業のシナジー効果を活かした取り組みを行っています。


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額325,616千円及び第三者割当増資の手取概算額上限50,342千円については、①人材採用に係る人件費として179,000千円(2025年9月期:66,000千円、2026年9月期:113,000千円)、②コールセンター新設費用として52,000千円(2025年9月期:26,000千円、2026年9月期:26,000千円)及びこれに係る家賃等の運転資金9,000千円(2026年9月期:9,000千円)、③自社販売のための新商品開発費用として30,000千円(2025年9月期:27,000千円、2026年9月期:3,000千円)、④借入金返済として105,958千円(2025年9月期:105,958千円)に充当する予定であります。
上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(リプライオリティのIPO目論見書より一部抜粋)

リプライオリティ(242A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

リプライオリティ(242A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,520円としてオーバーアロットメント含め4.1億円と規模的に東証市場であれば小型サイズの範囲となりますが、福証Q-Board(地方市場)への上場と考えるとやや荷もたれ感のある水準となりそうです。IPO募集株数は売り出し株無しの公募株のみでOA含め276,000株と少なめです。

上述の通りリプライオリティ(242A)の事業内容は通販支援事業(コールセンターの運営、小売店舗の空きスペースを活用したプロモーション活動の支援)及び通信販売事業(健康海藻であるアカモクなどの通信販売)ということで、 通信販売に特化したコールセンターでのアウトバウンドマーケティング及び自社商品の開発・販売を行う「D2C事業」、小売店のスペースを活用しカタログ等を設置するセールスプロモーション「リテールメディア事業」、アカモク商品等の開発・販売「通販事業」を展開しています。

リプライオリティ(242A)IPO収益構成

リプライオリティ(242A)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株は無く、既存株主(新株予約権者含む)には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の大きな売り圧力はありません。

リプライオリティ(242A)の事業内容は通販支援事業と新規性は無いものの、業績は売上収益ともに右肩上がりで好調に推移しており、今回のIPO(新規上場)に際する募集株の内訳も売り出し株無しの公募株のみで既存株主の換金色もありません。

東証上場案件であればサイズ感も程よく堅調な初値を付けそうですが、残念ながら上場市場は流動性の乏しい地方市場(福証Q-Board)で、IPO主幹事は営業力に不安のあるJトラストグローバル証券(旧:エイチ・エス証券)と、8月29日(木)上場予定のCross Eホールディングス(231A)とまったく同じ構成となっています。

業績が良くても地方上場案件は蚊帳の外となるケースが多く、初値買い資金も入りにくいというのがIPO界のセオリーとなっています。先に上場するCross Eホールディングス(231A)の初値が好スタートとなれば、このリプライオリティ(242A)も堅調スタートとなる可能性も否定はできませんが、ひとまずの初値評価はやはりD級評価といったところになるでしょうか。

上記の通りCross Eホールディングス(231A)の初値結果次第とはなりますが、現時点の管理人の個人的なこのリプライオリティ(242A)のIPO参加スタンスはIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券以外からはスルーとなる可能性が高いです。

今のように相場が不安定でも大きく崩れるようなことがなければ、わざわざ手を出す理由も無く、尚さら資金は向かいにくくなるかもしれません。いずれにしても流動性の乏しい地方上場案件となるため、IPO愛好家目線では要注意(要検討)案件となりそうです。

リプライオリティ(242A)のIPO(新規上場)業績等

リプライオリティ(242A)のIPO経営指標
リプライオリティ(242A)IPO経営指標

リプライオリティ(242A)のIPO売上高及び経常利益
リプライオリティ(242A)IPO売上高及び経常利益

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