レオス・キャピタルワークス(7330)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(3月22日)IPO新規上場承認発表が2社あったうちのもう1社となります。
このレオス・キャピタルワークス(7330)は2018年12月にIPO(新規上場)中止からのリベンジ組です。IPO抽選結果発表後に上場中止を発表した企業ですね。これで4月は10社となりました。
当記事はレオス・キャピタルワークス(7330)のIPO詳細記事となりますが、もう1社の楽天銀行(5838)についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いておりますので、ご参考にして頂けますと幸いです。
楽天銀行(5838)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(3月22日)もまたIPO新規上場承認発表が2社あり、これで4月は9社目となりました …
レオス・キャピタルワークス(7330)の上場日は2023年4月25日(火)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事は大和証券とSBI証券の2社共同主幹事となっております。
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レオス・キャピタルワークス(7330)のIPO(新規上場)情報
設立:2003年4月16日
業種:証券、商品先物取引業
事業の内容:投資信託の設定、運用ならびに販売業務・投資一任契約に基づく投資顧問業務
上場市場 | 東証グロース |
コード | 7330 |
名称 | レオス・キャピタルワークス |
公募株数 | 357,700株 |
売出し株数 | 2,859,700株 |
オーバーアロットメント | 482,600株 |
IPO主幹事証券 | 大和証券 SBI証券 |
IPO引受幹事証券 | 楽天証券(100%完全抽選) FFG証券 マネックス証券(100%完全抽選) 野村證券(前受け金不要) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 松井証券(前受け金不要) 大和コネクト証券(委託幹事決定) SBIネオトレード証券(委託幹事決定) auカブコム証券(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 3月22日(水) |
上場日 | 4月25日(火) |
仮条件決定日 | 4月7日(金) |
ブック・ビルディング期間 | 4月10日(月)~4月14日(金) |
公開価格決定日 | 4月17日(月) |
IPO申し込み期間 | 4月18日(火)~4月21日(金) |
上場時発行済株式総数 | 12,374,300株 |
時価総額 | 173.2億円 |
吸収金額 | 51.8億円 |
想定価格 | 1,400円(140,000円必要) |
売出株式2,859,700株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日4月17日(月)に決定されます。
そしてこのレオス・キャピタルワークス(7330)のIPO幹事団(シンジケート)の中には、IPO主幹事に大和証券とSBI証券、平幹事に三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っていることから、それぞれグループ会社となる大和コネクト証券、SBIネオトレード証券、auカブコム証券のIPO委託幹事(裏幹事)入りもほぼ確定となりそうです。
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レオス・キャピタルワークス(7330)のIPO(新規上場)事業内容等
レオス・キャピタルワークス(7330)はグループ会社で、グループの事業領域は投信投資顧問事業の単一セグメントであり、「投資信託委託業務」「投資顧問業務(投資一任契約に係る業務)」及び「その他業務」から構成されています。
投資信託とは、お客様から投資いただいた資金を国内外の株式等に投資し、その運用成果をそれぞれのお客様の投資額に応じて分配する仕組みの金融商品です。投資信託委託業務では、投資信託の設定、運用及び販売を行っております。当社グループが運用を行っている投資信託は2023年2月末現在、以下のとおりです。
投資一任契約とは、お客様から投資判断を任され、お客様に代わりお客様の資産運用を行う契約のことで、この契約に基づき投資資金を受託、運用する業務を行っています。当社グループでは、投資一任契約に基づき、国内企業年金基金と海外ソブリンウェルスファンドなどを受託し運用しております。
2021年4月にベンチャー企業への出資等を目的とした「レオス・キャピタルパートナーズ株式会社」を100%子会社として設立しました。レオス・キャピタルパートナーズ株式会社は、2022年2月1日にRheosCP1号投資事業有限責任組合を設立し、ベンチャーキャピタル業務を開始しております。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額485,780千円については、システム投資として435,780千円(2024年3月期:250,000千円、2025年3月期:185,780千円)、運転資金として50,000千円(2024年3月期:50,000千円)への充当を予定しております。
(レオス・キャピタルワークスのIPO目論見書より一部抜粋)
レオス・キャピタルワークス(7330)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
レオス・キャピタルワークス(7330)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,400円としてオーバーアロットメント含め51.8億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて32,174枚と比較的多めにありますが、海外投資家への販売もあります。
上述の通りレオス・キャピタルワークス(7330)の事業内容は投資信託の設定、運用ならびに販売業務・投資一任契約に基づく投資顧問業務ということで、「投資信託委託業務」と「投資顧問業務」を行う独立系資産運用会社となります。投資経験のある方であれば「ひふみ投信」や「ひふみプラス」など一度は耳にしたこともあるのではないでしょうか。
本来であれば再チャレンジIPOということで、前回上場承認時と今回上場承認時の比較表を作るのですが、さすがにもう4年以上経過してのIPO再登場となるため、内容もスッカリ変わっていることからあえて表は無しで行こうと思います。
ただ大きく目立つところで行くとIPO主幹事が前回はみずほ証券でしたが、今回は大和証券とSBI証券の2社共同主幹事になっており、みずほ証券は平幹事にさえも入っていない点でしょうか。2020年6月にSBIファイナンシャルサービシーズ株式会社(SBIホールディングス株式会社の子会社)がレオス・キャピタルワークス(7330)の株式の過半数を取得して子会社化していることが関係しているのでしょうかね。
業界では知名度も高く、知る人ぞ知るカリスマファンドマネジャーのいる資産運用会社ですが、特に人気化しやすい業態でもなく、公開規模はIPO想定価格(1,400円)ベースで51.8億円と荷もたれ感のある水準です。売出株式のうちの一部(300百万円を上限)は従業員の福利厚生を目的に従業員持株会に売付け(親引け)する予定。
今回のIPO(新規上場)に際する募集株の内訳は公募株357,700株に対して売り出し株は2,859,700株で、売り出し比率はおよそ8.0倍となり、売り出し放出人は親会社となります。オーバーアロットメントを含めたオファリング・レシオはおよそ22.2%とそれほど高水準ではないものの、投資家から毛嫌いされやすい親会社の出口(イグジット)案件となります。初値評価はD級評価といったところでしょうか。
よって現時点での管理人の個人的なこのレオス・キャピタルワークス(7330)のIPO参加スタンスはひとまず中立とし、まずは今後の市況や仮条件設定、海外投資家の人気度合い、そして大手初値予想会社の見解などを見てから決めて行きたいと思います。
レオス・キャピタルワークス(7330)のIPO(新規上場)業績等
レオス・キャピタルワークス(7330)のIPO経営指標
レオス・キャピタルワークス(7330)のIPO売上高及び経常利益
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