シマダヤ(250A)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日もまたIPO新規上場承認発表が1社ありました。上場日は9月末を通り越して10月1日(火)に飛んでいますが、日程的にまだ9月分が出て来てもおかしくはなさそうです。

このシマダヤ(250A)は兼ねてよりウワサのあったメルコホールディングス(6676)の株式分配型スピンオフ(子会社株式の現物配当)IPOです。

IPO新規上場承認発表1社2024.8.26

シマダヤ(250A)の上場日は2024年10月1日(火)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場ですが、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。

シマダヤ(250A)のIPO(新規上場)情報

設立:1949年3月4日
業種:食料品
事業の内容:麺類及び関連食料品の製造及び販売

シマダヤ(250A)IPO上場承認

上場市場東証スタンダード
コード250A
名称シマダヤ
公募株数0株
売出し株数2,280,700株
オーバーアロットメント342,100株
IPO主幹事証券大和証券
IPO引受幹事証券東海東京証券
みずほ証券
岡三証券
SBI証券
楽天証券100%完全抽選
大和コネクト証券委託幹事決定
岡三オンライン委託幹事決定
IPO発表日8月26日(月)
上場日10月1日(火)
仮条件決定日9月11日(水)
ブック・ビルディング期間9月12日(木)~9月19日(木)
公開価格決定日9月20日(金)
IPO申し込み期間9月24日(火)~9月27日(金)
上場時発行済株式総数15,205,697株
時価総額285.8億円
吸収金額49.3億円
想定価格1,880円(188,000円必要)

そしてこのシマダヤ(250A)のIPO主幹事は大和証券となっているため、グループ会社となる大和コネクト証券IPO委託幹事(裏幹事)入りする可能性が高く、IPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券も入っているため、グループ会社となる岡三オンラインIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。

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シマダヤ(250A)のIPO(新規上場)事業内容等

シマダヤ(250A)はグループ会社で、シマダヤ株式会社並びに、連結子会社(シマダヤ関東株式会社シマダヤ東北株式会社シマダヤ西日本株式会社及びシマダヤ商事株式会社)の計5社で構成されており、麺類の製造及び販売を主たる業務としています。

シマダヤ(250A)IPO事業概要

家庭用事業部門

一般家庭用向けに麺類及び関連食料品の製造及び販売を行っております。主に連結子会社(シマダヤ関東株式会社、シマダヤ東北株式会社、シマダヤ西日本株式会社)が製造し同社が販売しておりますが、一部麺商品、つゆ・具材(あげ玉・メンマ)はOEM委託先からの仕入商品となります。なお、原材料仕入は当社が購買窓口となり、連結子会社へ有償支給しております。

業務用事業部門

外食・中食向けに麺類の製造及び販売を行っております。主に連結子会社(シマダヤ関東株式会社、シマダヤ東北株式会社、シマダヤ西日本株式会社)が製造し同社が販売しておりますが、一部商品はOEM委託先からの仕入商品となります。なお、原材料仕入は当社が購買窓口となり、連結子会社へ有償支給しております。得意先は業務用卸店や商社、大手外食店等となっております。取り扱う商材は、長期保存可能で茹でたての麺のおいしさが簡単に再現できる冷凍麺であります。

シマダヤ(250A)IPOブランド

シマダヤ(250A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

シマダヤ(250A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,880円としてオーバーアロットメント含め49.3億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としてはで中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO募集株数は公募株無しの売り出し株のみでOA含め2,622,800株とやや多めにあります。

上述の通りシマダヤ(250A)の事業内容は麺類及び関連食料品の製造及び販売ということで、家庭用事業部門では一般家庭向けにチルド麺及び冷凍麺を主要な商品として、業務用事業部門では外食・中食向けに冷凍麺を主要な商品として製造販売を行っています。

シマダヤ(250A)IPO売上構成

シマダヤ(250A)はパソコン周辺機器バッファローなどを傘下に持つ東証スタンダード市場上場のメルコホールディングス(6676)の完全子会社で、筆頭株主もメルコホールディングス(6676)で、株式の100%を保有しており、今回はこのメルコホールディングス(6676)から株式分配型スピンオフ(子会社株式の現物配当)としてIPO(新規上場)する形となります。

株式分配型スピンオフ(子会社株式の現物配当)によるIPO(新規上場)コシダカホールディングス(2157)からの2020年3月上場のカーブスホールディングス(7085)に続き第二号となり、スピンオフIPOは子会社を独立させた会社にするため親子関係も無い上場となります。

スピンオフとは企業が事業部などの一部門を独立させて別の会社(子会社等)をつくることをいいます。通常、スピンオフによってできた会社の株式は親会社の株主に付与されます。

スピンオフとは

楽天証券より引用)

そして株式分配型スピンオフによるIPO新規上場)ということから、IPO株を手に入れる方法が特殊で、いつも通りIPOの引き受け幹事の証券会社にIPO申し込みをして抽選で手に入れる方法以外にも、権利付き最終日までにメルコホールディングス(6676)の現物株式を保有することで、シマダヤ(250A)の株式を手に入れる方法もあります。

メルコホールディングス(6676)の現物保有でシマダヤ(250A)の株式を手に入れる際のスケジュールは以下の通りとなります。

8月26日(月):IPO新規上場承認発表(本日
9月20日(金):公開価格決定日
9月26日(木):メルコホールディングス(6676)の株式権利付き最終日
9月27日(金):メルコホールディングス(6676)の株式権利落ち日
9月30日(月):分配基準日

具体的には株主優待取りをイメージして頂ければ良いかと思いますが、今年(2024年)9月の権利付き最終日は9月26日(木)となるため、9月26日(木)までにメルコホールディングス(6676)の株式を保有していれば、シマダヤ(250A)の株式を手に入れることができます。

ただし、シマダヤ(250A)のIPO(新規上場)までにメルコホールディングス(6676)の事業分散による影響から株式の価値が低下して株価が下落する可能性もありますし、シマダヤ(250A)の新株発行などに伴う希薄化の懸念もあります。

抽選で手に入れるのが正解なのか、スピンオフで手に入れるのが正解なのか、どちらが正解なのかはフタを開けてみる(上場日)までわかりません。もちろんどちらも不正解でスルーが正解ということになる可能性もあります。

ちなみに日本初で第一号の株式分配型スピンオフ案件のカーブスホールディングス(7085)は公開価格750円に対し、付いた初値は670円公募割れスタートとなっています。個人的に当時は国内初のスピンオフIPOという初モノに惑わされ、コシダカホールディングス(2157)の配当分100株と純粋なIPO当選分100株の計200株保有していましたが、どちらも惨敗となってしまいました><

業績は堅調に推移していますが、設立からおよそ75年の老舗企業、上場市場は東証スタンダード市場で事業内容は麺類の製造及び販売と地味さは否めません。公開規模もIPO想定価格(1,880円)ベースで49.3億円と荷もたれ感があります。

売出株の一部は取引関係の維持、発展のため、500百万円に相当する株式数を上限として株式会社ニップン売付け(親引け)する予定となっています。さらに8月30日(金)に提出された訂正目論見書で日清製粉株式会社にも500百万円に相当する株式数を上限とした親引けが追加されましたので、合わせて10.0億円相当の売付け(親引け)となります。

カーブスホールディングス(7085)の上場時はちょうど新型コロナウイルス感染症が騒がれ始めたことも重なり地合いも悪く、残念な結果となってしまいましたが、だからといって地合いが良かったら成功していたのかどうかはわかりません。いずれにしてもIPO目線で見ると地味感が否めないので、ひとまずの初値評価はD級評価といったところになりそうです。

上記の通り個人的に株式分配型スピンオフIPOはすでに経験したことがあり、残念ながら良いイメージも持っていないため、とりあえず現時点での管理人の個人的なこのシマダヤ(250A)のIPO参加スタンスはスルーとなる可能性が高いです。ただしこれは最終決定ではありません。相場が良くなったり、メルコホールディングス(6676)の株価次第では参加となる可能性もあります。

シマダヤ(250A)のIPO(新規上場)業績等

シマダヤ(250A)のIPO経営指標
シマダヤ(250A)IPO経営指標

シマダヤ(250A)のIPO売上高及び経常利益
シマダヤ(250A)IPO売上高及び経常利益

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