テンダ(4198)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(5月7日)IPO新規上場承認発表された2社のうちの1社です。

IPO新規上場承認発表2社2021.5.7

もう1社のワンダープラネット(4199)のIPO詳細についてはすでに下記記事でご紹介させて頂いておりますので、よろしければご覧下さいませ。

テンダ(4198)の上場日は6月10日(木)ワンダープラネット(4199)と2社同日上場、上場市場はJASDAQスタンダード市場への上場で、IPO主幹事は完全抽選派のIPO愛好家としては一番主幹事を務めてほしくないと思われるいちよし証券となっております。

とは言うものの、個人的にいちよし証券でのIPO当選は期待できないものの、なぜかこれまでいちよし証券主幹事案件のIPO銘柄は不思議と平幹事でIPO当選を頂ける傾向があります。もちろん偶然ですが。

直近では以下の通り2020年9月上場のトヨクモ(4058)はマネックス証券、2021年4月上場のネオマーケティング(4196)はSMBC日興証券と、それぞれ平幹事より頂いていることから、今回も主幹事よりも平幹事でのIPO当選に期待したいところです。

テンダ(4198)のIPO(新規上場)情報

設立:1995年6月1日
業種:情報・通信業
事業の内容:ITソリューション事業、ビジネスプロダクト事業、ゲームコンテンツ事業

テンダ(4198)IPO上場承認

上場市場JASDAQスタンダード
コード4198
名称テンダ
公募株数123,000株(新株式発行)
157,000株(自己株式の処分)
売出し株数105,000株
オーバーアロットメント57,700株
IPO主幹事証券いちよし証券
IPO引受幹事証券みずほ証券
SMBC日興証券
SBI証券
マネックス証券100%完全抽選
松井証券前受け金不要
極東証券
東洋証券
IPO発表日5月7日(金)
上場日6月10日(木)
仮条件決定日5月21日(金)
ブック・ビルディング期間5月25日(火)~5月31日(月)
公開価格決定日6月1日(火)
IPO申し込み期間6月2日(水)~6月7日(月)
時価総額68.9億円
吸収金額14.3億円
想定価格3,250円(325,000円必要)

テンダ(4198)のIPO(新規上場)事業内容等

テンダ(4198)はグループ会社で、株式会社テンダ及び連結子会社2社(アイデアビューロー株式会社大連天達科技有限公司)の計3社で構成されており、請負を中心にWebシステムやそれに関わるWebサイト(ホームページや商業目的として利用されるWebページ等の総称)/アプリケーションの開発・保守・運用、及びビジネスプロダクト(製品)の提供、ゲームコンテンツの企画・開発及び運用保守を主な事業としております。

テンダ(4198)IPO事業内容

ITソリューション事業

ITによる業務やワークフローの改善・改革をトータルにサポートし、ホワイトカラーの効率化のための自社開発ツールや多くのWebサービス/Webサイト/アプリケーションの企画や開発、運用に至るまで、上流から下流までの全工程に対応しています。
テンダ(4198)IPOITソリューション事業

ビジネスプロダクト事業

マニュアル自動作成ソフト、次世代マニュアルナビゲーション(Dojo Sero:特許取得)、RPA業務自動分析・導入ソリューションプラットフォームをはじめとした、AIやクラウドを活用したプロダクトなどの企画・開発・販売しています。
テンダ(4198)IPOビジネスプロダクト事業

ゲームコンテンツ事業

コンテンツプロバイダーとして自社ゲームの提供と受託開発サービスとして、ソーシャルゲームからネイティブゲームまで、企画、開発、運営をトータルサポートしています。更に大手・有名ゲームプラットフォーム事業者へのコンサルティングと運用・開発も行っています。
テンダ(4198)IPOゲームコンテンツ事業


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額817,200千円については、今後の事業拡大に向けた①研究開発費として150,000千円、事業運営上のリスクでもある人材の確保のため②採用費を含めた人件費として100,000千円、ビジネスプロダクト事業の販売拡大のため③広告宣伝費用250,000千円、④借入金の返済317,200千円を充当する予定であります。
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(テンダのIPO目論見書より一部抜粋)

テンダ(4198)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

テンダ(4198)の市場からの吸収金額はIPO想定価格3,250円としてオーバーアロットメント含め14.3億円と規模的にJASDAQスタンダード市場への上場としては小型から中型サイズとなりますが、荷もたれ感を感じるほどのサイズではありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて3,850枚と希少性も十分で単価もそこそこの値ガサとなります。

以下画像の通りこのテンダ(4198)の主な事業内容は「ITソリューション事業」「ビジネスプロダクト事業」「ゲームコンテンツ事業」の3本柱となり、細分化するとそれぞれ多岐に渡りますが、いずれもシステムインテグレーション事業となることから人気業態となります。

テンダ(4198)IPO事業内容

特にITソリューション事業は顧客リピート率85%以上1,000件以上の豊富な開発実績、ビジネスプロダクト事業はマニュアル自動作成ソフト「Dojoドージョー)」を幅広い業種に累計2,600社以上導入と2つの事業展開でシナジー効果を発揮でき、より付加価値の高いサービスを提供することが可能となっています。

テンダ(4198)IPOシナジー効果

そしてITソリューション事業の中でも個人的に気になったのが、当ブログもWordPressで作成していることからWordPress向けセキュリティ対策サービスSecurity Krei(セキュリティクレイ)」です。

テンダ(4198)IPOセキュリティクレイ

一応当ブログも今現在は別会社のセキュリティ対策サービスを利用していますが、もしIPO株に当選した際は乗り換えも検討してみたいと思いますので、ぜひブロガー枠でIPO当選を頂けないでしょうか^^;
あ、もちろんこれは冗談でブロガー枠なんてものは存在しませんので、ブロガーでない方もIPOの抽選は完全平等ですのでご安心下さい。

テンダ(4198)の上場日は6月10日(木)ワンダープラネット(4199)と2社同日上場となりますが、上場市場も違う上に両者ともに規模も小さいため、資金分散の影響はほぼ皆無であると思われます。優良銘柄の2社同日上場はもったいないですけどね。

株主の中にベンチャーキャピタルの保有株は無く、既存の上位大株主には180日間のロックアップが掛かっています。ただしその大半が公開価格の1.5倍以上となれば解除され売却可能となります。

その他IPO目論見書には「AI」「クラウド」「RPA」とIPO人気ワードもてんこ盛りとなっていることや事業内容的にはDX(デジタルトランスフォーメーション)関連と見れます。公開規模も大きくなく、業績や事業内容も含めて見た個人的な第一印象としてのこのテンダ(4198)の評価はやはりA級評価と言ったところでしょうか。しかもそこそこの値ガサ株となるのでIPO当選すれば嬉しいですね。

よって管理人の個人的なこのテンダ(4198)のIPO参加スタンスは全力申し込みで問題ないと考えています。残る問題はやはりIPO主幹事が完全抽選派のIPO愛好家の天敵とも言える超難攻不落のいちよし証券ということになりますね。

しかしながら冒頭でも申し上げております通り直近1年以内で管理人は2回いちよし証券主幹事案件の際に平幹事となるSMBC日興証券マネックス証券からそれぞれIPO当選を頂いているという事実があるので、諦めなければまだ可能性はあるかと思います。

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テンダ(4198)のIPO(新規上場)業績等

テンダ(4198)のIPO経営指標
テンダ(4198)IPO経営指標

テンダ(4198)のIPO売上高及び経常利益
テンダ(4198)IPO売上高及び経常利益

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