バリオセキュア(4494)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。いよいよこれで3月は25社目となりました。

当初3月は30社近くIPO新規上場承認発表があるとウワサされていましたが、新型コロナウィルス肺炎の影響で市況が悪化していることから、もしかすると上場を延期した企業もありそうです。

そうなると3月31日は仏滅ということもあり、これで3月は打ち止めという可能性もあるかもしれませんね。実のところもう3月はお腹いっぱいなので打ち止めであってほしいという個人的願望もあります^^;

バリオセキュア(4494)の上場日は3月30日(月)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では可もなく不可もなくの東証二部市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。

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野村證券

バリオセキュア(4494)のIPO(新規上場)情報

設立:2015年9月17日(実質上:2001年6月21日)
業種:情報・通信業
事業の内容:ネットワークセキュリティ機器と独自監視システムによる運用、監視、サポートサービスの提供。ネットワークセキュリティ機器販売、ならびにネットワーク機器の調達、構築によるインテグレーションサービスの提供

バリオセキュア(4494)IPO上場承認

上場市場東証二部
コード4494
名称バリオセキュア
公募株数0株
売出し株数2,720,400株1,455,000株
オーバーアロットメント408,000株218,200株
IPO主幹事証券野村證券前受け金不要
IPO引受幹事証券SMBC日興証券
大和証券
いちよし証券(前受け金不要
みずほ証券
岡三証券
岩井コスモ証券
SBI証券
楽天証券
マネックス証券100%完全抽選
岡三オンライン証券委託幹事
上場日3月30日
仮条件決定日3月9日
ブック・ビルディング期間3月11日~3月17日
公開価格決定日3月18日
IPO申し込み期間3月19日~3月25日
吸収金額65.0億円
想定価格2,080円(208,000円必要)

そして上記をご覧の通りこのバリオセキュア(4494)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券が入っていることから、岡三オンライン証券のIPO幹事入りも期待できそうです。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ 岡三オンライン証券公式サイト
岡三オンライン証券

バリオセキュア(4494)のIPO(新規上場)事業内容等

バリオセキュア(4494)はインターネットからの攻撃や内部ネットワークへの侵入行為、またウィルスの感染やデータの盗用といった各種の脅威から企業のネットワークを守り、安全にインターネットを利用することができるようにする総合的なネットワークセキュリティサービスの提供を行っております。

セキュリティサービスで利用する機器の調達、機器にインストールする基幹ソフトウエアの開発、機器の設置・設定、機器設置後の監視・運用までをワンストップで行っており、エンドユーザーは機器の選定や運用サービスを個別に検討する必要がなく、手間を掛けずにサービスを利用することが可能となります。

バリオセキュア(4494)IPO事業内容

バリオセキュア(4494)のインターネットセキュリティサービス事業は単一セグメントですが、提供しているサービスは、以下の通り「マネージドセキュリティサービス」と「インテグレーションサービス」の2区分からなります。

バリオセキュア(4494)IPO事業概要

バリオセキュア(4494)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

バリオセキュア(4494)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,080円としてオーバーアロットメント含め65.0億円と規模的に東証二部市場への上場としてはやや大型で荷もたれ感を感じるサイズとなります。

一瞬、社名にバイオが入っていたので、バイオ関連が来たかと思ってしまいましたが「バイオ」ではなく「バリオ」でした^^;

バリオセキュア(4494)の事業内容は昨日IPO新規上場承認発表があったサイバーセキュリティクラウド(4493)とスペックなどは違うものの、内容的にはインターネットに関するセキュリティサービスと、かなり類似しており、IPO的には人気化しやすい業態となります。

しかしながら下記動画を見て違和感を感じました。
なぜか動画はすぐに非公開にされました。

バリオセキュア(4494)の事業内容

※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

動画再生2秒後ぐらいに見たことのあるロゴ(以下画像)が出て来たのでよくよく見ると、昨日(2月20日)IPO新規上場承認発表のあったウイングアーク1st(4432)のロゴにも使われていました。「1ST」の基本ロゴか何かかと思いましたが、調べてみるとどうやらウイングアーク1st(4432)のグループ会社のようです。

バリオセキュア(4494)IPO1ST

ウイングアーク1st(4432)IPO上場承認2

さらに深掘りして調べてみると、バリオセキュア(4494)は2006年6月に大阪証券取引所の新興市場となるヘラクレス市場にバリオセキュア・ネットワークスという社名で上場しています。関係ないですが、管理人がIPO投資を始める数ヵ月前の出来事です。

その後わずか3年(2009年12月)で上場廃止となり、2011年3月にウイングアーク1st(4432)のグループ会社となっています。残念ながら投資家から毛嫌いされやすい再上場案件です。兄弟揃って再上場案件とはビックリですね。

さらに公募株無しの売り出し株のみで、売り出し放出元はすべてベンチャーキャピタルということから、投資ファンドの出口(イグジット)案件となります。

東証二部上場の大型案件、再上場でファンドの出口(イグジット)案件とIPO的には初値が最も騰がりにくい最弱案件となります。これまたウイングアーク1st(4432)に続き、ネガティブ材料てんこ盛りということから個人的なこのバリオセキュア(4494)のIPO参加スタンスは目隠しでスルーで良いかと思っています。

ちなみにこのバリオセキュア(4494)で3月IPOの終了が確定したわけではありません。3月分のIPO席はまだ少しあるため、週明けにまだIPO新規上場承認発表がある可能性はあります。例年、是が非でもお金が欲しい企業は無理矢理でも入れてくる場合があるため、完全終了かどうかは日程的にまだ微妙なところですね。

<追記>
やはり岡三オンライン証券がこのバリオセキュア(4494)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

バリオセキュア(4494)のIPO取り扱い決定岡三オンライン証券
ゼネテック(4492)IPO岡三オンライン証券

バリオセキュア(4494)のIPO(新規上場)業績等

バリオセキュア(4494)のIPO経営指標
バリオセキュア(4494)IPO経営指標

バリオセキュア(4494)のIPO売上高及び経常損益
バリオセキュア(4494)IPO売上高及び経常損益

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