オルツ(260A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(510円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
オルツ(260A)の上場日とIPO申込期間
オルツ(260A)の上場日は2024年10月11日(金)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。
このオルツ(260A)のIPO申し込み期間は9月26日(木)~10月2日(水)となっており、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが多少あるため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。
オルツ(260A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
オルツ(260A)のIPO想定価格は510円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このオルツ(260A)のIPO仮条件は週明け9月25日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
オルツ(260A)の事業内容
オルツ(260A)の事業内容はデジタルクローン P.A.I.の開発を最終目的とした要素技術の研究開発と、それらを応用した製品群(Communication Intelligence「AI GIJIROKU」等)の展開、AIソリューションの提供ということで、「P.A.I.」パーソナル人工知能を中心としたAI活用・LLM開発・DX推進などを行っています。
このオルツ(260A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
オルツ(260A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(9月5日)もIPO新規上場承認発表が1社ありました。これで10月IPOは3社目となり …
オルツ(260A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
オルツ(260A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格510円としてオーバーアロットメント含め52.7億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。
IPO募集株数は公募株及び売出株(OA含む)合わせて10,350,000株と多めにあり、今回の募集は簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売(未定)もありますが、海外投資家への販売割合次第ではIPO株の当選確度は比較的高いかもしれません。
そして今回もこのオルツ(260A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としてはセクターが情報・通信業で、事業内容はAI(人工知能)関連とひと昔前であれば否応なしに初値が上昇した人気業態となり、ひと昔前ほどではないにしても「腐ってもAI」ということで、依然として成長への期待はそれなりに高い業態となります。
売り出し株少なめの公募主体のIPOという点は好感が持て、上場日も10月11日(金)で単独上場となる上に前後もIPO空白日となっているので、資金分散の影響などの不安もありません。海外投資家への販売もあり、その販売割合次第では人気化する可能性も秘めていそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模がIPO想定価格(510円)ベースで52.7億円と中規模サイズとなり、今のような初値買い意欲の少ない状況で吸収できるかどうかが、やはり一番の不安材料となりそうです。
業績も売上は好調ですが、収益は赤字続きで「一定期間赤字が継続」となっており、業績面での不安はあり、これがAI(人工知能)銘柄となると許されるのかどうかも疑問が出そうです。
とはいえ、単価は個人投資家も手を出しやすい低位株設定となっており、最悪のシナリオ(公募割れ)となったとしても、損失は軽微と考えられます。となると博打的要素を持ちながらも理屈抜きで申し込むという選択肢もあり得そうですね。ということで管理人の個人的なこのオルツ(260A)のIPO参加スタンスは当初の予定通り参加で行く予定です。
オルツ(260A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのオルツ(260A)のIPO株(公募株及び売り出し株)90,000枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分は考慮しておりません。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
大和証券(主幹事) | 72,000枚 | 80.0% |
SBI証券 | 8,190枚 | 9.1% |
野村證券 | 7,380枚 | 8.2% |
あかつき証券 | 1,170枚 | 1.3% |
松井証券(前受け金不要) | 1,170枚 | 1.3% |
丸三証券 | 90枚 | 0.1% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が13,500枚あります。
積極的にこのオルツ(260A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる大和証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多いネット証券(SBI証券、松井証券)も入っており、両社とも四桁レベルの持ち分があるため、狙えない数字では無さそうです。
IPO委託幹事(裏幹事)には大和コネクト証券も入っており、今回はIPO主幹事(大和証券)からの委託となるため、持ち分は多くなることが予想されます。
詳細や口座開設はコチラ ⇒ 大和コネクト証券公式サイト
オルツ(260A)のIPO仮条件決定
オルツ(260A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:510円
IPO仮条件:510円~540円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は52.7億円~55.8億円となりました。
尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記が無いため仮条件の上限突破はありません。
オルツ(260A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
オルツ(260A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
500円~600円
IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時と上限下限ともに同値となる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても参加で変更はありません。
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