アスマーク(4197)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,300円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。SBI証券主幹事案件となりますが、今回は人気銘柄とは言えないため、IPOチャレンジポイントの考察はありませんことをご了承下さい。
アスマーク(4197)の上場日とIPO申込期間
アスマーク(4197)の上場日は2023年12月4日(月)で単独上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。
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このアスマーク(4197)のIPO申し込み期間は11月16日(木)~11月22日(水)となっており、時期的に他IPO案件とのIPO申し込み期間被りがあるものの、2~3日程度ズラせば避けることもできるため、申し込まれる方は基本的に資金移動などを気にする必要はありません。ただその際は申込忘れにご注意下さい。
アスマーク(4197)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
アスマーク(4197)のIPO想定価格は2,300円となっているため、現時点では公募価格の1.3倍~1.5倍程度の初値形成になるのではないかとやや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このアスマーク(4197)のIPO仮条件は来週11月14日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
アスマーク(4197)の事業内容
アスマーク(4197)の事業内容はマーケティング・リサーチ事業ということで、マーケティング・プロセスに必要な解決方法をすべて網羅的に有しており、顧客のマーケティング課題に合わせて、課題整理、調査企画・設計、調査実施、集計・分析、レポート作成に至るまで、リサーチの川上から川下まで、マーケティング・プロセスにおけるトータルサポートを可能にしています。
このアスマーク(4197)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
アスマーク(4197)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(10月30日)はおよそ10日ぶりにIPO新規上場承認発表が1社ありました。12月 …
アスマーク(4197)のブルベア要素とIPO参加スタンス
アスマーク(4197)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,300円としてオーバーアロットメント含め13.4億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては10億円超えではあるもののまだ小型サイズの範囲となり、荷もたれ感を感じるほどのサイズではありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて5,100枚と少ないため、IPOの当選確度は低めとなりそうです。
そして今回もこのアスマーク(4197)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がマーケティング・リサーチ事業と新規性は無いものの、人気はほどほどにある業態。公開規模はIPO想定価格(2,300円)ベースで13.4億円と荷もたれ感は無く、ベンチャーキャピタル(投資ファンド)不在で既存株主にはロックアップが掛かっており、IPO株取得者以外からの余計な売り圧力もありません。上場日も12月4日(月)で単独上場となることから需給面は良好と言えそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては上場市場が初値上昇率の低い地味な東証スタンダード市場で業績は横ばい。TOKYO PRO Market市場からの鞍替え上場となり、今回のIPO(新規上場)に際する想定価格は2,300円(時価総額:24.9億円)で、TOKYO PRO Market時代の取引価格は1,100円(時価総額:11.0億円)とおよそ2.1倍のアップラウンド上場(鞍替え)となっており、時価総額から算出した株価設定としては大きな乖離は無いものの、適正株価と言えるのかどうかは定かではありません。
とはいえ、この内容と規模で公募割れする可能性は低く、初値は堅調にスタートすると考えているため、管理人の個人的なこのアスマーク(4197)のIPO参加スタンスは当初の予定通り普通に参加の方向で考えています。ただ、SBI証券主幹事案件となりますが、IPOチャレンジポイントの使用は致しません。
アスマーク(4197)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのアスマーク(4197)のIPO株(公募株及び売り出し株)5,100枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SBI証券(主幹事) | 4,335枚 | 85.0% |
大和証券 | 535枚 | 10.5% |
岡三証券 | 77枚 | 1.5% |
極東証券 | 64枚 | 1.25% |
松井証券(前受け金不要) | 64枚 | 1.25% |
あかつき証券 | 25枚 | 0.5% |
SBIネオトレード証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が765枚あります。
積極的にこのアスマーク(4197)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるSBI証券からのIPO申し込みは外せません。その他平幹事の中には店頭系証券が多く、抽選割合の多いネット証券は松井証券しか無く、IPO委託幹事(裏幹事)も3社入っているものの、持ち分は数枚レベルとなるため、実質的にはSBI証券一択となりそうです。
アスマーク(4197)のIPO仮条件決定
アスマーク(4197)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:2,300円
IPO仮条件:2,150円~2,300円
IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は12.6億円~13.4億円となりました。
アスマーク(4197)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
アスマーク(4197)の第二弾初値予想が発表されたようです。
2,500円~3,000円
IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても参加で変更はありません。
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