バルコス(7790)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,390円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
バルコス(7790)の上場日とIPO申込期間
バルコス(7790)の上場日は2025年2月3日(月)で単独上場、上場市場はIPO市場では不人気市場(流動性が乏しい)となる名証ネクスト(地方新興市場)市場への上場で、IPO主幹事はフィリップ証券となっております。
このバルコス(7790)のIPO申し込み期間は1月17日(金)~1月23日(木)となっており、2025年第一号IPOとなりますが、他1社のIPO案件とIPO申し込み期間が微妙に被っているため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。
バルコス(7790)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
バルコス(7790)のIPO想定価格は1,390円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このバルコス(7790)のIPO仮条件は来週1月16日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
バルコス(7790)の事業内容
バルコス(7790)の事業内容はバッグ等の皮革商品の販売、WEBメディアの運営等ということで、ファッション支援商品(バッグ、アクセサリー、服飾雑貨等)を主力商材に国内外の百貨店やセレクトショップ、テレビや雑誌、そしてインターネットと幅広い販売網で事業を展開しています。
このバルコス(7790)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
バルコス(7790)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。年末ということで油断していましたが、昨日(12月27日)はまさかのIPO新規上場承認発表 …
バルコス(7790)のブルベア要素とIPO参加スタンス
バルコス(7790)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,390円としてオーバーアロットメント含め1.7億円と規模的に名証ネクスト(地方新興市場)市場への上場としては小型サイズとなり荷もたれ感はありません。
IPO募集株数は公募株及び売出株(OA含む)合わせて126,000株と少なく、IPO主幹事もフィリップ証券となっているため、IPO株の当選確度は極めて低そうです。
そして今回もこのバルコス(7790)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がバッグ等の皮革商品の販売と地味な印象を受けるものの、今年(2025年)第一号IPO案件であり「新年第一号IPO案件に公募割れ無し」のアノマリーは無くなったとはいえ、注目度は高まりやすいプレミアムなポジションです。
地方市場上場案件はおよそ1年半にわたって連続公募割れが続いていましたが、12月23日(月)同市場(名証ネクスト)に上場した日本オーエー研究所(5241)は地方市場の公募割れストッパーとなった上にセカンダリでも5日連続ストップ高と強い動きを見せ、さらに12月26日(木)上場のvisumo(303A)も5営業日連続ストップ高という快進撃を見せていることなども含めると、今のIPO市場には追い風が吹いているようにも感じます。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としてはやはり地方(名証ネクスト)市場上場案件という点が気になるところで、日本オーエー研究所(5241)は公開規模を1.0億円レベルと極限まで規模を縮小させて挑んだ結果の成功と考えられます。
今回の1.7億円を吸収することができるほどの強さが今の地方上場案件にあるのかどうかは微妙なラインかもしれません。その上、IPO主幹事はTOKYO PRO Market市場への上場時にしか姿を見せることのないフィリップ証券となる点も不透明要素となりそうです。
いずれにしても個人的にはまだ地方上場案件には信頼をおいていないため、管理人のこのバルコス(7790)のIPO参加スタンスはIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券以外からの申し込みはスルーとする予定です。どのみちIPO株数も少ない上にIPO主幹事(フィリップ証券)の証券口座が無い時点でIPO当選を狙うのは限りなく厳しいでしょうね^^;
バルコス(7790)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのバルコス(7790)のIPO株(公募株及び売出株)1,100枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
フィリップ証券(主幹事) | 935枚 | 85.0% |
松井証券(前受け金不要) | 33枚 | 3.0% |
SBI証券 | 33枚 | 3.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 33枚 | 3.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 33枚 | 3.0% |
極東証券 | 11枚 | 1.0% |
東洋証券 | 11枚 | 1.0% |
Jトラストグローバル証券 | 11枚 | 1.0% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が160枚あります。
積極的にこのバルコス(7790)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるフィリップ証券からのIPO申し込みは外せませんが、管理人含めIPO愛好家の方に至ってはほとんどの方が証券口座を保有していないと思われるため、IPO主幹事は期待できそうにありません。
平幹事の中には抽選割合の多いネット証券が松井証券、SBI証券、マネックス証券、楽天証券と大手4社がしっかり入っていますが、いずれも持ち分は二桁レベルしかないため、こちらも狙うには厳しい数字となりそうです。
バルコス(7790)のIPO仮条件決定
バルコス(7790)のIPO仮条件が決まり次第ココに追記致します。
バルコス(7790)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
バルコス(7790)の第二弾初値予想が決まり次第ココに追記致します。
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