シーユーシー(9158)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,670円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
シーユーシー(9158)の上場日とIPO申込期間
シーユーシー(9158)の上場日は2023年6月21日(水)で、オービーシステム(5576)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券とみずほ証券とゴールドマン・サックス証券の3社共同主幹事となっております。
このシーユーシー(9158)のIPO申し込み期間は6月5日(月)~6月9日(金)となっており、6月のIPOプチラッシュがスタートするタイミングで、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが数社ありますので、資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
シーユーシー(9158)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
シーユーシー(9158)のIPO想定価格は1,670円となっているため、現時点では公募価格の1.2倍~1.5倍程度の初値形成になるのではないかとやや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想については弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このシーユーシー(9158)のIPO仮条件は来週6月5日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
シーユーシー(9158)の事業内容
シーユーシー(9158)の事業内容は医療機関支援事業、居宅訪問看護事業及び在宅ホスピス事業ということで、支援先医療機関に対して運営支援から売上成長支援まで様々なソリューションをワンストップサービスで提供する医療機関支援事業と子会社を通じた居宅訪問看護サービス及び在宅ホスピスの運営などの訪問看護事業を行っています。
このシーユーシー(9158)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
シーユーシー(9158)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。これで6月IPOはようやく3社目となりました。このペースとなるとまたしても月末に固ま …
シーユーシー(9158)のブルベア要素とIPO参加スタンス
シーユーシー(9158)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,670円としてオーバーアロットメント含め122.9億円と規模的に東証グロース市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感のある水準となります。
IPO株数は売り出し株なしの公募株のみで64,000枚と多くあり、海外投資家への販売があるものの、3社共同主幹事の中のメイン主幹事はIPO愛好家に優しい三菱UFJモルガン・スタンレー証券となっているため、IPO当選の確度は比較的高いかもしれません。
そして今回もこのシーユーシー(9158)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては医療コンサルや訪問介護にホスピスの運営とヘルスケアサービスに関する様々な幅広い事業を展開しており、今後の高齢化社会という実社会への影響度が高いテーマ性のある事業内容で、業績も堅調に推移しています。
募集株の内訳は売り出し株無しの公募株のみで、海外投資家への販売もあり、訪問介護やホスピス事業は機関投資家の買いも入りやすいことから、一部初値予想会社さんの評価は高い模様です。シーユーシー(9158)のIPO新規上場承認発表時の記事でも書きましたが、何かしら好材料があることを願っていたので、評価が高い点は素直に嬉しいところです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としてはエムスリー(2413)の連結子会社としての上場となることから、投資家から毛嫌いされやすい親子上場となることや、公開規模がIPO想定価格(1,670円)ベースで122.9億円と東証グロース市場への上場としては荷もたれ感があり、上場日は6月21日(水)で、オービーシステム(5576)と2社同日上場となります。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
シーユーシー | 122.9億円 | 東証グロース | 三菱UFJ・みずほ |
オービーシステム | 11.7億円 | 東証スタンダード | SMBC日興証券 |
とはいえ、上述の通り信頼度の高い初値予想会社さんの評価も高く、予想的にはC級評価レベルの強気予想も出していることから、海外投資家人気や地合い次第では積極的に参戦しても良さそうな雰囲気を感じます。よって管理人の個人的なこのシーユーシー(9158)のIPO参加スタンスは中立からひとまず一部参加に変更とさせて頂きます。
シーユーシー(9158)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのシーユーシー(9158)のIPO株(公募株)64,000枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分は考慮しておりません。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事) | 33,920枚 | 53.0% |
みずほ証券(主幹事) | 15,360枚 | 24.0% |
ゴールドマン・サックス証券(主幹事) | 12,800枚 | 20.0% |
SMBC日興証券 | 1,024枚 | 1.6% |
SBI証券 | 512枚 | 0.8% |
松井証券(前受け金不要) | 128枚 | 0.2% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 128枚 | 0.2% |
楽天証券(100%完全抽選) | 128枚 | 0.2% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が9,600枚あります。
積極的にシーユーシー(9158)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO共同主幹事となる三菱UFJモルガン・スタンレー証券とみずほ証券からのIPO申し込みは外せません。特に三菱UFJモルガン・スタンレー証券は個人投資家に優しい証券会社でも有名なので、IPO当選の可能性は飛躍的に上がると思われます。
残る平幹事も抽選割合の多いネット証券(SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券)が名を連ねており、いずれも100枚以上は持ち分があるため、狙ってみても良いかもしれませんね。
シーユーシー(9158)のIPO仮条件決定
シーユーシー(9158)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,670円
IPO仮条件:1,800円~1,920円
IPO想定価格が窓開けで上ブレとなる超強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は132.4億円~141.3億円となりました。
シーユーシー(9158)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
シーユーシー(9158)の第二弾初値予想が発表されたようです。
2,400円~2,600円
IPO仮条件が窓開けの超強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価からC級評価に格上げ変更させて頂き、IPO参加スタンスについても積極参加とさせて頂きます。
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