サイフューズ(4892)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,470~2,020円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
サイフューズ(4892)の上場日とIPO申込期間
サイフューズ(4892)の上場日は2022年12月1日(木)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。
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このサイフューズ(4892)のIPO申し込み期間は11月15日(火)~11月21日(月)となっており、他IPO案件とIPO申し込み期間が微妙に被っていますが、少し申し込み日を遅らせれば重複申し込みを回避することができます。その際は申し込み忘れにご注意下さい。
サイフューズ(4892)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
サイフューズ(4892)のIPO想定価格は1,470円~2,020円(平均価格:1,745円)となっているため、平均価格で見ると現時点では公募価格の0.8倍~1.4倍程度の初値形成になるのではないかと公募割れの可能性も含めた弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このサイフューズ(4892)のIPO仮条件は来週11月11日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
サイフューズ(4892)の事業内容
サイフューズ(4892)の事業内容はバイオ3Dプリンタを用いた、再生医療等製品の開発・製造・販売ということで、独自の基盤技術を搭載した最新鋭のデバイスによって革新的な細胞製品の創出や様々な研究開発・技術開発に貢献するため、再生・細胞医療分野で、再生医療等製品の開発を中核とする事業を行っています。
このサイフューズ(4892)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
サイフューズ(4892)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(10月27日)はIPO新規上場承認発表が1社ありました。12月第一号のIPOと …
サイフューズ(4892)のブルベア要素とIPO参加スタンス
サイフューズ(4892)の公開規模はIPO想定価格1,470円~2,020円(平均価格:1,745円)としてオーバーアロットメント含め25.8億円~35.5億円(平均価格:30.6億円)と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて15,293枚と万枚超えではありますが、海外投資家への販売や親引けもあるため、当選確度は高くないと思われます。
そして今回もこのサイフューズ(4892)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が3Dプリンタを使用した研究開発型の再生医療ベンチャーということでまだ初期段階ではあるものの再生医療は政府も着目することから成長への期待値は高そうです。ベンチャーキャピタル(投資ファンド)の出資も多く、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しにも一部(3%程度)しか応じていないため、強気な姿勢が伺えます。
公開規模はIPO想定価格ベースで1,470円~2,020円(平均価格:1,745円)とオーバーアロットメント含め25.8億円~35.5億円(平均価格:30.6億円)と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなりますが、海外投資家への販売分や親引けもあるため、見た目ほど重量感は感じないかもしれません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては前期(第12期)黒字化しているものの基本的には赤字のバイオベンチャーということで、やはり警戒されやすい内容となります。想定価格時点でレンジ表示となっており、その値幅も1,470円~2,020円と広めに設定されていることから、プロをもってしても値付けがよくわからないという様子が伝わってきます。IPO主幹事がネット証券という点も警戒感が高まりそうです。
直近IPOのpluszero(5132)が初値及び初値形成後以降も大健闘しており、IPO地合いは改善傾向にあり、後続IPOまで一定の空白期間ができることから一定の買い需要はあるかもしれません。とはいえ、よくわからない中身の赤字バイオベンチャーに積極的に投資する投資家も多くないと考えられるため、個人的なこのサイフューズ(4892)のIPO参加スタンスは引き続き中立で、仮条件決定日となる11月11日(金)頃まではひとまず様子見とし、最終的なIPO参加スタンスについては仮条件決定以降(第2弾初値予想段階)に下記に追記する予定です。
そしてこのサイフューズ(4892)のIPO主幹事はウェルプレイド・ライゼスト(9565)と同じくSBI証券ということで、IPOチャレンジポイントについての考察をしようと考えましたが、さすがに今回の銘柄では使用される方は少ないかと思い、詳細な考察は行っておりません。申し訳ございません。ただ直観的にはよほど強気な材料が出て来ない限り50ポイント~100ポイント程度が基準値となりそうな気はしています。
サイフューズ(4892)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのサイフューズ(4892)のIPO株(公募株及び売り出し株)15,293枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分及び親引け分は考慮しておりません。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SBI証券(主幹事) | 12,999枚 | 85.0% |
岡三証券 | 1,683枚 | 11.0% |
SMBC日興証券 | 153枚 | 1.0% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 153枚 | 1.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 153枚 | 1.0% |
アイザワ証券 | 38枚 | 0.25% |
東洋証券 | 38枚 | 0.25% |
松井証券(前受け金不要) | 38枚 | 0.25% |
水戸証券 | 38枚 | 0.25% |
SBIネオトレード証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が2,293枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであればIPO主幹事となるSBI証券からの申し込みは欠かせません。その他平幹事では岡三証券と楽天証券が100枚以上の持ち分があるため、まだ狙える範囲となりそうですが、まだ現時点では未定となっている海外投資家への販売分や親引け分を差し引くと持ち分は二桁まで下がる可能性はありそうです。
サイフューズ(4892)のIPO仮条件決定
サイフューズ(4892)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,470~2,020円(平均価格:1,745円)
IPO仮条件:1,470円~1,620円
IPO想定価格(平均価格)よりも窓開けで下ブレとなる弱気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は25.8億円~28.4億円となりました。
サイフューズ(4892)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
サイフューズ(4892)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,600円~1,800円
IPO仮条件が窓開けで下ブレとなる弱気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は下限は上ブレで上限は下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについてはIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券のみ参加とさせて頂きます。
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