フィットイージー(212A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(950円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
フィットイージー(212A)の上場日とIPO申込期間
フィットイージー(212A)の上場日は2024年7月23日(火)で単独上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場及び名証メイン市場への同時上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。
このフィットイージー(212A)のIPO申し込み期間は7月5日(金)~7月11日(木)となっており、IPO閑散期の中ではありますが、微妙に他IPO案件とのIPO申し込み期間被りがあるため、資金管理(資金移動)や申し込み忘れにはご注意下さい。
フィットイージー(212A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
フィットイージー(212A)のIPO想定価格は950円となっているため、現時点では公募価格の1.2倍~1.5倍程度の初値形成になるのではないかと、やや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想については弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このフィットイージー(212A)のIPO仮条件は来週7月3日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
フィットイージー(212A)の事業内容
フィットイージー(212A)の事業内容はアミューズメントフィットネスクラブの運営、企画、FC展開事業ということで、AI顔認証による全店舗相互利用可能なシステムにより、ゴルフ、サウナ、エステ等多彩なサービスを提供し、フィットネストレーニング機器だけでなく、アミューズメント要素を取り入れた24時間年中無休のアミューズメント型フィットネスクラブを展開しています。
このフィットイージー(212A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
フィットイージー(212A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(6月19日)はIPO新規上場承認発表が1社ありました。これで7月IPOはよ …
フィットイージー(212A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
フィットイージー(212A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格950円としてオーバーアロットメント含め46.9億円と規模的に東証スタンダード市場及び名証メイン市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。
IPO募集株数は公募株及び売り出し株(OA含む)合わせて4,945,000株と比較的多めにあり、海外投資家への販売も無いことから、IPO主幹事は店頭型証券(大和証券)とはいえ、IPO株の当選確度は比較的高めとなりそうです。
そして今回もこのフィットイージー(212A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が24時間年中無休のアミューズメント型フィットネスクラブの展開ということで、他フィットネスクラブとの差別化がしっかり図れており、設立からわずか6年で店舗数も拡大傾向で業績も売上収益ともに急成長しています。
株主の中にベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株は無く、既存株主にはロックアップも掛かっているため、上場時の余計な売り圧力もありません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては差別化は図れているものの人気業態では無く、上場市場も東証スタンダード市場及び名証メイン市場で初値上昇率が抑えられやすい地味市場への上場となり、株価設定も比較的強気に設定されておりあまり割安感がありません。
IPO募集株の内訳も公募株(900,000株)に対して売出株(3,400,000株)が多く、オファリング・レシオは31.2%とやや高く、既存株主の換金色があります。公開規模も海外投資家への販売無しで、IPO想定価格(950円)ベースで46.9億円と荷もたれ感のある水準となることから需給面での不安も残ります。
とはいえ、信頼度が高い方の大手初値予想会社は比較的強気な初値予想を出しており、IPO地合いもPostPrime(198A)効果で上向き傾向にあります。この良い流れが続くようであれば公募割れは回避できるような気もするので、現時点の管理人の個人的なこのフィットイージー(212A)のIPO参加スタンスは参加の方向で考えようと思います。
フィットイージー(212A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのフィットイージー(212A)のIPO株(公募株及び売り出し株)43,000枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
大和証券(主幹事) | 39,345枚 | 91.5% |
野村證券 | 645枚 | 1.5% |
みずほ証券 | 645枚 | 1.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 645枚 | 1.5% |
SBI証券 | 645枚 | 1.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 430枚 | 1.0% |
東海東京証券 | 215枚 | 0.5% |
岡三証券 | 215枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 215枚 | 0.5% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
SBIネオトレード証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が6,450枚あります。
積極的にこのフィットイージー(212A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる大和証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の少ない店頭型証券が入っているものの、抽選割合の多いネット証券(マネックス証券、SBI証券、楽天証券、松井証券)もしっかり入っており、いずれも三桁レベルの持ち分があるため狙えない数字では無さそうです。
加えてIPO委託幹事(裏幹事)の中には大和コネクト証券が入っており、IPO主幹事(大和証券)からの委託となるため、持ち分は比較的多くありそうです。
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フィットイージー(212A)のIPO仮条件決定
フィットイージー(212A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:950円
IPO仮条件:950円~990円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は46.9億円~48.9億円となりました。
ただし、今回の訂正目論見書内ではIPO新ルールが追記されていますので、需要申告の結果、仮条件の範囲外で発行価格を決定する場合があり、仮条件の下限の80%以上かつ上限の120%以下である760円~1,188円の範囲内で公開価格が決定する場合もあるため、証券会社のIPO申し込み時の入金残高は最高値となる1,188円分で見ておく必要があります。
フィットイージー(212A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
フィットイージー(212A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,050円~1,200円
IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価で変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き参加の方向で行く予定です。
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