フォルシア(304A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,700円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

フォルシア(304A)の上場日とIPO申込期間

フォルシア(304A)の上場日は2024年12月26日(木)で、GVA TECH(298A)visumo(303A)3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。

このフォルシア(304A)のIPO申し込み期間は12月10日(火)~12月16日(月)となっており、いよいよIPO申し込みラッシュ終盤戦ですが、まだ他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、気を抜かず申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。

フォルシア(304A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

フォルシア(304A)のIPO(新規上場)初値予想

フォルシア(304A)のIPO想定価格は1,700円となっているため、現時点では公募価格の1.2倍~1.8倍程度の初値形成になるのではないかと、やや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想については強めA級評価に設定させて頂いております。

なお、このフォルシア(304A)のIPO仮条件は本日12月6日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

フォルシア(304A)の事業内容

フォルシア(304A)の事業内容は膨大・複雑なデータから必要な情報を的確に探し出す検索テクノロジーを基にしたシステム開発・サービス提供並びにコンサルティングということで、独自技術の検索技術基盤「Spook(スプーク)」を活用したソリューションの提供や、旅行・観光業界向け商品販売プラットフォーム「webコネクト」などの提供を行うデジタルビジネスプラットフォーム事業を展開しています。

フォルシア(304A)IPO技術概要

このフォルシア(304A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

フォルシア(304A)のブルベア要素とIPO参加スタンス

フォルシア(304A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,700円としてオーバーアロットメント含め4.1億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はまったくありません。

IPO募集株数は公募株及び売出株(OA含む)合わせて245,000株と少なく、IPO主幹事は天下の野村證券となることから、IPO株の当選確度は極めて困難となりそうです。

そして今回もこのフォルシア(304A)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が独自技術の検索技術基盤「Spook(スプーク)」を活用した各種ソリューションの提供と時流に乗るビジネスを展開しており、業績規模は小さく売上に大きな伸びも見られないものの収益とも堅調には推移しています。

公開規模はIPO想定価格(1,700円)ベースで4.1億円と軽量で、既存株主にはロックアップがしっかり掛かっており、IPO株取得者以外からの余計な売り圧力もありません。IPO主幹事も天下の野村證券となれば売りはかなり絞られるのではないでしょうか。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては上場日は12月26日(木)で、GVA TECH(298A)とvisumo(303A)と3社同日上場、小型案件が揃っているため、大きく資金が分散されるようなことはないと思われますが、海外投資家はクリスマス休暇となるため、出来高は細ることが予想されます。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
GVA TECH10.3億円東証グロースみずほ証券
フォルシア4.1億円東証グロース野村證券
visumo5.7億円東証グロース大和証券

大手初値予想会社各社は保守的な予想を出している印象ですが、個人的にはほぼ弱点は無いのではないかと考えているため、管理人のこのフォルシア(304A)のIPO参加スタンスは当初の予定通り積極参加で行く予定です。たださすがにこの規模の野村證券主幹事案件なので、IPO当選の様子はまったく思い浮かびませんが^^;

フォルシア(304A)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのフォルシア(304A)のIPO株(公募株及び売出株)2,131枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
野村證券(主幹事1,919枚90.0%
マネックス証券100%完全抽選107枚5.0%
SBI証券21枚1.0%
楽天証券100%完全抽選21枚1.0%
岡三証券21枚1.0%
東海東京証券21枚1.0%
松井証券前受け金不要21枚1.0%
岡三オンライン委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が319枚あります。

積極的にこのフォルシア(304A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる野村證券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多い大手ネット証券(マネックス証券SBI証券楽天証券松井証券)も入っていますが、マネックス証券以外は二桁レベルの持ち分しかないため、狙うには厳しい数字となりそうです。

フォルシア(304A)のIPO仮条件決定

フォルシア(304A)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:1,700円
IPO仮条件:1,700円~1,750円

IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は4.1億円~4.2億円となりました。

尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記が無いため仮条件の上限突破はありません。

フォルシア(304A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

フォルシア(304A)の第二弾初値予想が発表されたようです。

2,500円~2,700円

IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限は下ブレで下限は上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはA級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても積極参加で変更ありません。

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