グラッドキューブ(9561)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(960円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
グラッドキューブ(9561)の上場日とIPO申込期間
グラッドキューブ(9561)の上場日は2022年9月28日(水)で、キットアライブ(5039)とファインズ(5125)と3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。
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すでに大和コネクト証券もIPO委託幹事(裏幹事)になることが発表されており、大和証券主幹事案件となっていることから期待値は高めです。
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このグラッドキューブ(9561)のIPO申し込み期間は9月9日(金)~9月15日(木)となっており、他複数のIPO案件と申し込み期間が被っているため、申し込まれる方は資金移動や申し込み忘れには注意が必要です。
グラッドキューブ(9561)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
グラッドキューブ(9561)のIPO想定価格は960円となっているため、現時点では公募価格の1.3倍~1.5倍程度の初値形成になるのではないかとやや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや強めB級評価に設定させて頂いております。
なお、このグラッドキューブ(9561)のIPO仮条件は来週9月7日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
グラッドキューブ(9561)の事業内容
グラッドキューブ(9561)の事業内容は自社開発のSiTestを用いたウェブサイト解析サービス等のSaaS事業、インターネット広告の代理店業務及びスポーツデータAI解析のSPAIA事業ということで、リスティング広告運用代行サービス、制作・解析・コンサルティング、SPAIA広告配信サービスなどを提供しています。
このグラッドキューブ(9561)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
グラッドキューブ(9561)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(8月25日)はIPO新規上場承認発表が1社のみあり、これで9月IPOは8社 …
グラッドキューブ(9561)のブルベア要素とIPO参加スタンス
グラッドキューブ(9561)の公開規模はIPO想定価格960円としてオーバーアロットメント含め14.1億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズから中型サイズとなり、微妙に荷もたれ感のある水準となります。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて12,800枚と万枚超えでやや多めにあります。
そして今回もこのグラッドキューブ(9561)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がSaaS及びネット広告とIPO市場では人気業態で、ひと昔前ほどの勢いはありませんが、業績は好調に推移しており、株価設定に割高感が無いことは素直にプラス材料となりそうです。さらにまだ売上規模は小さいものの、AI(人工知能)によるデータ解析をテーマにしたスポーツメディアサイトの運営事業も「みんな大好きAI」として、一部投資家の間では話題になっているようです。
ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模がIPO想定価格(960円)ベースで14.1億円と微妙なサイズ感ではあるものの、そこまで意識しないといけないと言うようなサイズ感でもないため、これは地合い次第と言った側面が強いと思われますが、それよりも公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となるベンチャーキャピタルの保有株981,000株が待ち構えている点が気になるところです。
その上、上場日は9月28日(水)で、キットアライブ(5039)とファインズ(5125)と3社同日上場で、いずれも規模は大きくないものの、資金分散(銘柄分散)の影響は一定出る可能性もありそうです。翌日(9月29日)も2社同日上場となるので、ややタイトなスケジュールとなります。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
キットアライブ | 4.4億円 | 札証アンビシャス | アイザワ証券 |
ファインズ | 18.8億円 | 東証グロース | 野村證券 |
グラッドキューブ | 14.1億円 | 東証グロース | 大和証券 |
低位株で個人投資家も手が付けやすい価格設定となっていることから公募割れまでは無いと考えていますが、逆に上がっても公開価格の1.5倍が着地点として意識されそうです。いずれにしてもプラスリターンにはなるかと考えられるため、管理人の個人的なこのグラッドキューブ(9561)のIPO参加スタンスは当初の予定通り積極参加で行く予定です。
グラッドキューブ(9561)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのグラッドキューブ(9561)のIPO株(公募株及び売り出し株)12,800枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
大和証券(主幹事) | 10,880枚 | 85.0% |
SBI証券 | 640枚 | 5.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 256枚 | 2.0% |
みずほ証券 | 256枚 | 2.0% |
野村證券(前受け金不要) | 256枚 | 2.0% |
松井証券(前受け金不要) | 128枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 128枚 | 1.0% |
岡三証券 | 128枚 | 1.0% |
あかつき証券 | 64枚 | 0.5% |
極東証券 | 64枚 | 0.5% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,920枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであればもちろんIPO主幹事となる大和証券は見逃せませんが、大和証券が主幹事となった際は本領が発揮されるグループ会社でIPO委託幹事(裏幹事)のCONNECT(コネクト)も期待値は高めです。
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あとはネット証券3社(SBI証券、楽天証券、松井証券)も3ケタ分の持ち分があるので、申し込む価値は十分ありそうです。
グラッドキューブ(9561)のIPO仮条件決定
グラッドキューブ(9561)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:960円
IPO仮条件:870円~960円
IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は12.8億円~14.1億円となりました。
グラッドキューブ(9561)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
グラッドキューブ(9561)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,300円~1,500円
IPO仮条件は一般的な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は上限下限ともに同値となる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはB級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても先日の下記記事の通り割り当て数の少ない店頭系証券会社以外は積極参加で行きます。
2022年9月のIPO(新規上場)件数は9社で確定となりました。当初予想は9月10社程度だったのでおおむね近しい水準での着地となりました。週明けからは本格的にIPO申し込み作業が忙しくなりますね。 そして今回はこの予定さ …
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