ジェイ・イー・ティ(6228)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(4,630円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。SBI証券主幹事案件ですが、今回は人気銘柄とは言えないため、IPOチャレンジポイントの考察はありませんことをご了承下さい。
ジェイ・イー・ティ(6228)の上場日とIPO申込期間
ジェイ・イー・ティ(6228)の上場日は2023年9月25日(月)で単独上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。
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このジェイ・イー・ティ(6228)のIPO申し込み期間は9月7日(木)~9月13日(水)となっており、時期的にIPO申し込みラッシュ期間に入っているため、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社ありますので、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
ジェイ・イー・ティ(6228)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
ジェイ・イー・ティ(6228)のIPO想定価格は4,630円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.3倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このジェイ・イー・ティ(6228)のIPO仮条件は週明け9月5日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ジェイ・イー・ティ(6228)の事業内容
ジェイ・イー・ティ(6228)の事業内容は半導体洗浄装置の開発・設計、製造、販売及びこれらに付帯する保守・サービス等ということで、顧客ニーズに合わせて最適な仕様にカスタマイズできることを強みとし、世界でもトップクラスのシェアを誇る半導体製造には欠かせない半導体洗浄装置の専門メーカーとなります。
このジェイ・イー・ティ(6228)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ジェイ・イー・ティ(6228)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日もIPO新規上場承認発表が1社のみありました。これで9月は7社目となります …
ジェイ・イー・ティ(6228)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ジェイ・イー・ティ(6228)の市場からの吸収金額はIPO想定価格4,630円としてオーバーアロットメント含め74.5億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感を感じる水準となります。
IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて14,000枚と万枚超えで比較的多めにありますが、簡易型のグローバルオファリングとなり、海外投資家への販売もあるため、IPO当選の可能性はそれほど高くないかもしれません。
そして今回もこのジェイ・イー・ティ(6228)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては国内の成長戦略の柱の1つで、株式市場では国策銘柄としても期待値の高い半導体関連企業となります。半導体大手の米NVIDIA(エヌビディア)効果もあいまって注目度も上がっているセクターです。
投資ファンドの出口(イグジット)案件でもなく、業績規模も大きい上に堅調に推移しており、株価設定には割安感もあります。海外投資家への販売もあるため、大口(機関投資家、海外投資家)の評価次第では堅調スタートも見込めそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては海外投資家への販売があるものの、公開規模はIPO想定価格(4,630円)ベースで74.5億円と需給面での不安があり、上場市場も初値買い資金の集まりにくい東証スタンダード市場となります。
そして7月中旬以降は急激にIPO地合いが悪くなっており、特に大型案件の公募割れ率が高いことが目立っています。現時点で公募割れの共通点は大型でも投資ファンドの出口(イグジット)案件です。今回のジェイ・イー・ティ(6228)は出口(イグジット)案件ではありませんが、代わりに再上場案件というネガティブ要素を持ち合わせています。
IPO想定価格ベースでは4,630円と値ガサ株となるため、少しでも初値が上がればまとまった利益となりそうですが、逆に公募割れとなればそれなりに大きなダメージとなる可能性もあります。よって管理人の個人的なこのジェイ・イー・ティ(6228)のIPO参加スタンスは一部参加(SBI証券とSBIネオトレード証券)で行く予定です。
ジェイ・イー・ティ(6228)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのジェイ・イー・ティ(6228)のIPO株(公募株及び売り出し株)14,000枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分は考慮しておりません。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SBI証券(主幹事) | 11,900枚 | 85.0% |
大和証券 | 700枚 | 5.0% |
ひろぎん証券 | 420枚 | 3.0% |
みずほ証券 | 420枚 | 3.0% |
SMBC日興証券 | 280枚 | 2.0% |
岩井コスモ証券 | 140枚 | 1.0% |
松井証券(前受け金不要) | 70枚 | 0.5% |
むさし証券 | 70枚 | 0.5% |
SBIネオトレード証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が2,100枚あります。
積極的にこのジェイ・イー・ティ(6228)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるSBI証券からのIPO申し込みは外せません。残る平幹事は抽選割合の少ない店頭系証券がほぼ上位を占めており、下位ネット証券含めて、いずれも抽選分は二桁レベルしかないため、確率的には厳しそうな数字です。
ジェイ・イー・ティ(6228)のIPO仮条件決定
ジェイ・イー・ティ(6228)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:4,630円
IPO仮条件:4,300円~4,630円
IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は69.2億円~74.5億円となりました。
ジェイ・イー・ティ(6228)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
ジェイ・イー・ティ(6228)の第二弾初値予想が発表されたようです。
4,600円~5,000円
IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価で変更無し、IPO参加スタンスについても一部参加(SBI証券とSBIネオトレード証券)で変更はありません。
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