HOUSEI(5035)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(420円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
HOUSEI(5035)の上場日とIPO申込期間
HOUSEI(5035)の上場日は2022年7月28日(木)で、unerry(5034)と2社同日上場、上場市場は東証グロース市場(市場再編後の新興市場)への上場で、IPO主幹事は可もなく不可もなくのみずほ証券となっております。
このHOUSEI(5035)のIPO申し込み期間は7月11日(月)~7月15日(金)となっており、7月末上場にしっかり3社固められていることから、当然ながら他のIPO銘柄との申し込み被りもあるため、申し込まれる方は資金の割り振りにご注意下さい。
HOUSEI(5035)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
HOUSEI(5035)のIPO想定価格は420円となっているため、現時点では公募価格の1.6倍~2.3倍程度の初値形成になるのではないかとやや強めB級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
このHOUSEI(5035)のIPO仮条件は今週7月7日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
HOUSEI(5035)の事業内容
HOUSEI(5035)の事業内容は情報システム開発・運用・保守事業、及び自社開発の情報システム・ソフトウエア・クラウドサービスを提供する事業、並びに中国の消費者向けに日本製品を販売し、そのためのクラウドサービスを提供する事業ということで、各種クラウドサービスを行っているSIer(システムインテグレーター)となります。
このHOUSEI(5035)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
HOUSEI(5035)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(6月24日)はIPO新規上場承認発表がまとめて3社ありました。うち2社は当然か …
HOUSEI(5035)のブルベア要素とIPO参加スタンス
HOUSEI(5035)の公開規模はIPO想定価格420円としてオーバーアロットメント含め8.7億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。
IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて18,130枚と比較的多めにあり、海外投資家への販売もありません。さらにIPO主幹事は単価が1,000円以下の場合は複数配分する傾向があるみずほ証券ですが、複数配分では無く、単元配分となっているため、当選確度は比較的高い低いかもしれないと勝手に思っています。下記緑枠に修正あり。
読者様からご指摘頂きましたが、IPO主幹事のみずほ証券は当初配分数を単元(100株)配分としていましたが、複数(200株)配分に変更したようです。いつ変更したのかは定かではありませんが、この変更により当選確率が実質半分に低下したということになります。間違った情報を配信してしまい申し訳ございませんでした。
新:複数(200株)配分
旧:単元(100株)配分
途中で変更することもあるという勉強になりました。ご指摘下さいました読者様ありがとうございます。
そして今回もこのHOUSEI(5035)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としてはクラウドサービスを行うSIer(システムインテグレーター)と、IPO市場では比較的人気化しやすい業態であり業績も堅調、株価も割安に設定されており、ベンチャーキャピタルの保有株も無く、公開規模もIPO想定価格(420円)ベースで8.7億円と小型サイズとなるため、需給面での不安もありません。
ベア要素(ネガティブ材料)は売上のおよそ48%を占める取引先(新聞社や通信社)紙媒体企業はネット専業メディアとの競争により販売部数及び広告収入ともに減少傾向となっており、SIer(システムインテグレーター)とはいえ、成長イメージが湧きにくく、大口(機関投資家、海外投資家)の参戦が無ければ個人投資家の買い意欲次第となるため、最近の傾向を見ると個人投資家の初値売買代金が限られるケースが多いことから買い期待よりも売り渋り頼みといった展開になる可能性もありそうです。
しかもこれだけのIPO空白期間があるにも関わらず上場日は7月28日(木)で、unerry(5034)と2社同日上場、両社ともに公開規模は10億円以下と小さいため、資金分散の影響は軽微ではあるものの、まったくのゼロではない点はもったないですね。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
HOUSEI | 8.7億円 | 東証グロース | みずほ証券 |
unerry | 6.2億円 | 東証グロース | SMBC日興証券 |
とはいえ、さすがにこの内容であれば公募割れするまでには至らないと考えられるため、当初の予定通り管理人の個人的なこのHOUSEI(5035)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定です。
HOUSEI(5035)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのHOUSEI(5035)のIPO株(公募株及び売り出し株)18,130枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
みずほ証券(主幹事) | 15,772枚 | 87.0% |
SBI証券 | 1,813枚 | 10.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 181枚 | 1.0% |
あかつき証券 | 91枚 | 0.5% |
いちよし証券 | 91枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 91枚 | 0.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 91枚 | 0.5% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が2,719枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであれば、やはりIPO主幹事となるみずほ証券は外せません。IPO株数もそこそこ多く、低単価でありながらも100株配分となっている点もチャンスとなりそうです。逆にネット証券は低単価となるため倍率が高くなるかもしれませんね。
HOUSEI(5035)のIPO仮条件決定
HOUSEI(5035)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:420円
IPO仮条件:380円~400円
IPO想定価格が窓開けで下ブレとなる弱気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は7.9億円~8.3億円まで縮小されました。
HOUSEI(5035)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
HOUSEI(5035)の第二弾初値予想が発表されたようです。
500円~600円
IPO仮条件が弱気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。とはいえ、この規模で公募割れする絵が浮かびませんので、個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても全力申し込みで変更はありません。
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