アイキューブドシステムズ(4495)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,990円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、個人的な私見も含めて考察してみたいと思います。

アイキューブドシステムズ(4495)の上場日は4月7日(火)単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。

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尚、このアイキューブドシステムズ(4495)のIPO申し込み期間は3月19日(木)~3月26日(木)ですので、IPO申し込みを考えている方はお忘れなく。

アイキューブドシステムズ(4495)のIPO(新規上場)初値予想

アイキューブドシステムズ(4495)のIPO(新規上場)初値予想
アイキューブドシステムズ(4495)IPO初値予想

アイキューブドシステムズ(4495)のIPO想定価格は2,990円となっているため、現時点ではほぼ同値~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと弱めの初値予想となっており、個人的な評価についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

このアイキューブドシステムズ(4495)のIPO仮条件は明日3月17日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。

アイキューブドシステムズ(4495)の事業内容は法人向けモバイルデバイス管理サービスの提供ということでIPO市場では人気業種となります。このアイキューブドシステムズ(4495)の詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。

アイキューブドシステムズ(4495)の公開規模はIPO想定価格ベース(2,990円)で26.8億円と東証マザーズ市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じる水準となります。

事業内容は上述の通り、IPO市場では人気の高まりやすいネット関連となり、業績も順調な伸びが見られることから、ニーズは拡大傾向にあるようでテーマ性も兼ね備えています。グロース株(成長株)としての注目度は高そうですね。

ただ、今回の募集株の内訳は公募株100,000株に対して売り出し株は680,800株と売り出し比率が高く、売り出し放出人の6割弱がベンチャーキャピタルとなることから、投資ファンドの出口(イグジット)案件と見られ、必然的に個人投資家からの警戒感は高まってしまいそうです。

上記ベンチャーキャピタルの保有株は売り出し放出後も90万株以上残り、ロックアップが掛かっているものの公開価格の1.5倍以上となれば売却可能となります。日本最大の証券会社と日本最大のベンチャーキャピタルのコンビ案件ということからもかなり大きな売り圧力となりそうです。

そして何よりいまだとどまる気配のない新型コロナウィルスの感染拡大の影響や原油価格の急落を背景に市場が混乱しているという金融市場全体の相場の不安定さはIPO市場にまで影響を及ぼしており、特に初値を抑える要因となりそうです。

実際に直近IPOでは吸収金額10億円未満のB級銘柄と言われていた銘柄ですら、わずか数億円レベルの買いしか入らず、公募割れが起きているという現状の中で、20億円超えの出口(イグジット)案件が公開価格を上回ることができるかどうかは、今の状態だけを見れば残念ながら不安しかありません。

当初は銘柄的に全力申し込みもありかと考えていましたが、ここまでIPO地合いが悪いとさすがに、この規模のIPOに申し込むのは躊躇してしまいます。よって現時点の管理人の個人的なこのアイキューブドシステムズ(4495)のIPO参加スタンスは消極的参加スルー寄りのニュートラルとさせて頂きます。もちろん地合いが回復基調に入っていれば再考致します。

アイキューブドシステムズ(4495)のIPO(新規上場)幹事配分数

そして推定となりますがこのアイキューブドシステムズ(4495)のIPO株(公募株及び売り出し株)7,808枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
野村證券主幹事6,872枚88.0%
大和証券156枚2.0%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券156枚2.0%
SBI証券156枚2.0%
マネックス証券100%完全抽選156枚2.0%
西日本シティTT証券156枚2.0%
岡三証券78枚1.0%
岩井コスモ証券78枚1.0%
auカブコム証券委託幹事?枚?%
岡三オンライン証券前受け金不要?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,171枚あります。

アイキューブドシステムズ(4495)のIPO幹事団(シンジケート)は裏幹事(委託幹事)含め10社と多くありますが、100枚以上の割り当て数がある証券会社はIPO主幹事の野村證券と100%完全抽選のマネックス証券ぐらいです。結局のところIPO株取得を狙うのであれば野村證券の口座が必須となりますね。

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