インターメスティック(262A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,480円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

インターメスティック(262A)の上場日とIPO申込期間

インターメスティック(262A)の上場日は2024年10月18日(金)単独上場、上場市場はIPO市場では最上位市場となる東証プライム市場への直接上場で、IPO主幹事はSMBC日興証券野村證券2社共同主幹事となっております。

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このインターメスティック(262A)のIPO申し込み期間は9月30日(月)~10月4日(金)となっており、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。

インターメスティック(262A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

インターメスティック(262A)のIPO(新規上場)初値予想

インターメスティック(262A)のIPO想定価格は1,480円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.3倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

なお、このインターメスティック(262A)のIPO仮条件は明後日9月30日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

インターメスティック(262A)の事業内容

インターメスティック(262A)の事業内容は眼鏡レンズ、眼鏡フレーム、サングラス等の製造販売及び輸出入、眼鏡・コンタクトレンズのケース、クリーナーその他の眼鏡・コンタクトレンズ付属品の製造販売及び輸出入ということで、メガネ業界で国内初のSPA(製造小売業)方式を導入し、リーズナブルなメガネブランド「Zoff」を展開しています。

インターメスティック(262A)IPOビジネスモデル

このインターメスティック(262A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

インターメスティック(262A)のブルベア要素とIPO参加スタンス

インターメスティック(262A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,480円としてオーバーアロットメント含め182.4億円と規模的に東証プライム市場への直接上場と考えると特に大型ではなく、荷もたれ感のある水準ではありません。

IPO募集株数は公募株及び売出株(OA含む)合わせて12,330,200株と多めにあり、今回の募集は簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売(未定)もあるため、国内分の募集株は減少することになりますが、海外投資家への販売割合次第ではIPO株の当選確度はそれなりに高くなる可能性はありそうです。

そして今回もこのインターメスティック(262A)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としてはインターメスティック(262A)が運営するメガネ量販店「Zoff」は低価格メガネ店としての知名度が高く、業績規模も大きく堅調に推移しており、時価総額的にも個人投資家だけでなく、大口(機関投資家、海外投資家)の参戦も期待できそうな水準にあります。

およそ17年ぶりのIPO再登場となり、17年前は大証ヘラクレス市場(新興市場)への上場予定でしたが、今回は東証プライム市場(最上位市場)と一気に格上げされており、それに伴って過去の業績比較では売上7倍、収益3倍としっかり成長しています。

株価設定は割安感が強く、公開規模もIPO想定価格ベース(1,480円)で182.4億円とやや大きく感じますが、上場市場が東証プライム市場となると、問題無い水準と考えられます。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としてはセクターは小売業で事業内容はメガネブランド「Zoff」の運営と派手さは今ひとつありません。同じように低価格メガネを売りにしているジンズホールディングス(3046)の時価総額はすでに1,000億円を超えており、ほぼ同業としての目線で見るとかなり差が開いているイメージです。

2022年4月の市場再編で生まれ変わった東証プライム市場には、これまで4社ソシオネクスト大栄環境楽天銀行KOKUSAI ELECTRIC)が上場しており、まだ件数は少ないものの、1社として公募割れはありません。これをアノマリーとすると今回も堅調スタートが見込めるでしょうか。

個人的には17年前のリベンジ戦と考えており、今回はちゃんと突撃しようと思っているため、このインターメスティック(262A)のIPO参加スタンスは引き続き参加の方向で考えています。

インターメスティック(262A)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのインターメスティック(262A)のIPO株(公募株及び売り出し株)107,220枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分は考慮しておりません。

証券会社IPO株配分数配分割合
SMBC日興証券主幹事69,692枚65.0%
野村證券(主幹事32,165枚30.0%
みずほ証券2,143枚2.0%
あかつき証券322枚0.3%
岩井コスモ証券322枚0.3%
岡三証券322枚0.3%
東洋証券322枚0.3%
松井証券前受け金不要322枚0.3%
マネックス証券100%完全抽選322枚0.3%
丸三証券322枚0.3%
水戸証券322枚0.3%
楽天証券100%完全抽選322枚0.3%
SBI証券322枚0.3%
岡三オンライン委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が16,082枚あります。

積極的にこのインターメスティック(262A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO共同主幹事となるSMBC日興証券野村證券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の少ない店頭系証券が多いものの、抽選割合の多いネット証券(松井証券マネックス証券楽天証券SBI証券)も入っており、いずれも三桁レベルの持ち分があるため、可能性は少ないものの、狙ってみる価値はありそうです。

インターメスティック(262A)のIPO仮条件決定

インターメスティック(262A)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:1,480円
IPO仮条件:1,500円~1,630円

IPO想定価格よりも窓開けで上ブレとなる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は184.9億円~200.9億円となりました。

今回の訂正目論見書内ではIPO新ルールが追記されていますので、需要申告の結果、仮条件の範囲外で発行価格を決定する場合があり、仮条件の下限の80%以上かつ上限の120%以下である1,200円~1,956円の範囲内で公開価格が決定する場合もあるため、証券会社のIPO申し込み時の入金残高は最高値となる1,956円分で見ておく必要があります。

インターメスティック(262A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

インターメスティック(262A)の第二弾初値予想が発表されたようです。

2,000円~2,200円

IPO仮条件が窓開けで強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても参加で変更はありません。公開価格が仮条件の上限突破となるかが焦点となりそうです。

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