イタミアート(168A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,590円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
イタミアート(168A)の上場日とIPO申込期間
イタミアート(168A)の上場日は2024年4月8日(月)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事は東海東京証券となっております。
このイタミアート(168A)のIPO申し込み期間は3月21日(木)~3月27日(水)となっており、IPO申し込み期間ラッシュは終わっていますが、微妙に他IPO案件とのIPO申し込み期間被りがあるため、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
イタミアート(168A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
イタミアート(168A)のIPO想定価格は1,590円となっているため、現時点では公募価格の1.9倍~2.2倍程度の初値形成になるのではないかと、やや強めB級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや強めB級評価に設定させて頂いております。
なお、このイタミアート(168A)のIPO仮条件は本日3月18日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
イタミアート(168A)の事業内容
イタミアート(168A)の事業内容はBtoB向けECサイト「キングシリーズ」等を通じたオリジナル大型セールスプロモーション商材の企画・制作・販売ということで、のぼり旗のECサイトである「のぼりキング」、大型幕のECサイトである「横断幕・懸垂幕キング」、冊子印刷のECサイトである「冊子製本キング」をはじめとしたキングシリーズなどBtoB向けECサイト全18サイトの運営及び卸販売事業を行っています。
このイタミアート(168A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
イタミアート(168A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日も4月分のIPO新規上場承認発表が1社ありました。 IPOが出て来るのはもちろん …
イタミアート(168A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
イタミアート(168A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,590円としてオーバーアロットメント含め10.4億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。
IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて5,700枚と少なく、IPO主幹事は東海東京証券で準大手証券とはいえ、店頭型証券となることから、IPO当選は簡単では無さそうです。
そして今回もこのイタミアート(168A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がネットを活用したのぼり旗の販売と派手さは無いものの、独自性の高いビジネスモデルとなります。株価設定に割高感は無く、公開規模もIPO想定価格(1,590円)ベースで10.4億円と軽量サイズで、業績も堅調に推移しています。
上場日は3月IPOラッシュ明けの4月8日(月)で単独上場、株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株もありますが、初値形成後でないと売却できないタイプのロックアップ条項となっており、上場時の余計な売り圧力もありません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては社歴が長いため社会的信頼度は高いものの特に新規性の無い地味な業態となり、時流に乗った事業内容ではありません。特に目立ったネガティブ材料は見当たらず、内容的には可もなく不可もなくといった印象です。
3月のIPOラッシュを無事に通過(好地合い継続)していれば、単独上場の軽量案件ということから需給主導で初値はそれなりに期待できそうな内容となりそうです。
よって管理人の個人的なこのイタミアート(168A)のIPO参加スタンスは当初の予定通り参加の方向で行く予定です。個人的に東海東京証券からは補欠当選を頂くことが多く、繰上当選の経験も無いため、願わくばストレート当選となってほしいと思うところです。
何度も申し上げていますが、IPO主幹事の東海東京証券はIPO当選後のキャンセルには最大1年6カ月間はIPOに申し込んでも抽選対象外となるIPOキャンセルペナルティがあるので、申し込む際はご注意下さい。
イタミアート(168A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのイタミアート(168A)のIPO株(公募株及び売り出し株)5,700枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
東海東京証券(主幹事) | 5,130枚 | 90.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 285枚 | 5.0% |
東洋証券 | 114枚 | 2.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 114枚 | 2.0% |
あかつき証券 | 57枚 | 1.0% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が855枚あります。
積極的にこのイタミアート(168A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる東海東京証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多いネット証券(楽天証券、マネックス証券)も入っており、いずれも三桁レベルの持ち分があるため、狙えない数字では無さそうです。
イタミアート(168A)のIPO仮条件決定
イタミアート(168A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,590円
IPO仮条件:1,580円~1,600円
値幅は狭いもののIPO想定価格がちょうど中間値となるやや強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は10.3億円~10.4億円となりました。
尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記はありません。
イタミアート(168A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
イタミアート(168A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
3,000円~3,300円
IPO仮条件はやや強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも下限はそのままで上限のみ下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはB級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き参加で変更ありません。
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