ケイ・ウノ(259A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,320円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

ケイ・ウノ(259A)の上場日とIPO申込期間

ケイ・ウノ(259A)の上場日は2024年10月8日(火)で、ROXX(241A)2社同日上場、上場市場はIPO市場では不人気市場(流動性が乏しい)となる名証ネクスト(地方新興市場)市場への上場で、IPO主幹事は岡三証券となっております。

このケイ・ウノ(259A)のIPO申し込み期間は9月20日(金)~9月27日(金)となっており、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りはほぼありませんが、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。

ケイ・ウノ(259A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

ケイ・ウノ(259A)のIPO(新規上場)初値予想

ケイ・ウノ(259A)のIPO想定価格は2,320円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと、公募割れも視野に入った弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

なお、このケイ・ウノ(259A)のIPO仮条件は来週9月18日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

ケイ・ウノ(259A)の事業内容

ケイ・ウノ(259A)の事業内容はジュエリー・時計の製造販売、オーダーメイド、リフォーム、修理ということで、オーダーメイドでのジュエリー及び時計の製造販売を主たる事業として、直営店を国内に31店舗、海外に3店舗を展開しており、中国本土、香港などのアジア圏に卸売り事業も行っています。

ケイ・ウノ(259A)IPOオーダーメイドの流れ

このケイ・ウノ(259A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

ケイ・ウノ(259A)のブルベア要素とIPO参加スタンス

ケイ・ウノ(259A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,320円としてオーバーアロットメント含め5.3億円と規模的に東証市場であれば小型サイズの範囲となりますが、名証ネクスト(地方新興市場)市場への上場と考えるとやや荷もたれ感のある水準となりそうです。

IPO募集株数は公募株及び売り出し株(OA含む)合わせて229,000株と少なめです。IPO主幹事は準大手証券の岡三証券となっており、大手証券ほどのIPO株争奪戦にはならないと思われますが、IPO株の少なさを考えるとIPO当選は簡単では無さそうです。

そして今回もこのケイ・ウノ(259A)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては正直なところIPO目線では探すのが難しく、ネガティブ材料しか見当たらない状態です。強いて言えば・・・というのさえも残念ながら無いというのが現状です。申し訳ございません。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としてはやはり一番に地方市場(名証ネクスト)上場案件ということになるでしょうか。流動性の乏しい地方上場案件は初値買い資金が集まらず、公募割れするケースが続いています。それも実需での初値形成ではなく、シンジケートカバー取引というチカラ技による初値形成となっています。

事業内容もオーダーメイドでのジュエリー及び時計の製造販売と新規性や独自性は無く、株価設定に割安感もありません。公開規模もIPO想定価格(2,320円)ベースで5.3億円と地方上場案件はとしては荷もたれ感があり、出資しているベンチャーキャピタル(投資ファンド)の多くが全株放出で逃げ切る形となっており、出口(イグジット)感もあります。

IPO申し込み期間(ブック・ビルディング期間)は9月20日(金)~9月27日(金)で、9月25日(水)にはリプライオリティ(242A)が地方(福証Q-Board)市場に上場する予定となっているため、その初値結果を見てからIPO参加スタンスを決めるという方法もあると思いますが、現時点ではスルー一択の予定です。

ケイ・ウノ(259A)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのケイ・ウノ(259A)のIPO株(公募株及び売り出し株)1,992枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
岡三証券(主幹事1,792枚90.0%
東海東京証券28枚1.4%
安藤証券28枚1.4%
SMBC日興証券20枚1.0%
SBI証券20枚1.0%
岩井コスモ証券16枚0.8%
極東証券16枚0.8%
Jトラストグローバル証券16枚0.8%
丸三証券16枚0.8%
あかつき証券8枚0.4%
東洋証券8枚0.4%
松井証券前受け金不要8枚0.4%
水戸証券8枚0.4%
楽天証券100%完全抽選8枚0.4%
岡三オンライン委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が298枚あります。

積極的にこのケイ・ウノ(259A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる岡三証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事は総勢13社あり、抽選割合の少ない店頭系証券も多く、抽選割合の多いネット証券(SBI証券松井証券楽天証券)でもほぼ一桁レベルの持ち分しかないため、可能性はゼロでは無いものの狙うにはかなり厳しい数字となりそうです。

ケイ・ウノ(259A)のIPO仮条件決定

ケイ・ウノ(259A)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:2,320円
IPO仮条件:2,100円~2,320円

IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は4.8億円~5.3億円となりました。

尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記はありません。

ケイ・ウノ(259A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

ケイ・ウノ(259A)の第二弾初値予想が発表されたようです。

2,100円~2,350円

IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限は下ブレで下限は上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価から公募割れの可能性も視野に入ったE級評価に格下げとし、IPO参加スタンスは当初の予定通りIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券からの申し込み以外はスルーで変更はありません。

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