L is B(145A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(920円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
L is B(145A)の上場日とIPO申込期間
L is B(145A)の上場日は2024年3月26日(火)で、ソラコム(147A)とJSH(150A)とハッチ・ワーク(148A)と4社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
このL is B(145A)のIPO申し込み期間は3月8日(金)~3月13日(水)となっており、IPO申し込み期間ラッシュ真っ只中で、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
L is B(145A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
L is B(145A)のIPO想定価格は920円となっているため、現時点では公募価格の1.6倍~2.1倍程度の初値形成になるのではないかと、やや強めB級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このL is B(145A)のIPO仮条件は明後日3月7日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
L is B(145A)の事業内容
L is B(145A)の事業内容はフィールドワーカー向けビジネスチャット「direct」を中心とした現場DXサービスの開発・提供ということで、業務は立って行い、普段パソコンは使わない人々をメインターゲットとして、ビジネス用チャットツールなどのITソリューションの開発やサービスの提供を行っています。
このL is B(145A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
L is B(145A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。「L is B」と書いてそのまま「エルイズビー」と読みます。昨日(2月20日)IPO …
L is B(145A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
L is B(145A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格920円としてオーバーアロットメント含め15.3億円と規模的に東証グロース市場への上場としては10億円超えではあるものの、まだ小型サイズの範囲となり、荷もたれ感を感じるほどのサイズではありません。
IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて14,545枚と少なくはありませんが、IPO主幹事は野村證券で単価が1,000円未満となることから、抽選配分は200株1セット配分となっているため、IPO当選は困難となりそうです。
そして今回もこのL is B(145A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては現場向けビジネスチャットなど現場DXサービスの開発と、独自性のある事業形態で、導入実績も大手企業(上場企業)含め4,000社以上と多く、業績も売上は綺麗な右肩上がりで、収益も前期(第14期)でギリギリですが黒字化しています。
株価設定はやや割高に感じますが、単価は個人投資家の買いやすい低単価設定となっており、公開規模はIPO想定価格(920円)ベースで15.3億円と荷もたれ感の無い水準、IPO主幹事も営業力に定評のある野村證券ということで、安心感もあります。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては既存株主の中にベンチャーキャピタルの保有株があり、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しでの放出は無いものの、公開価格の1.5倍となればロックアップ解除され売却可能となる株式が366,700株あるため、ひとまずこの公開価格の1.5倍水準が壁として意識はされそうです。
L is B(145A)の上場日は3月26日(火)で、ソラコム(147A)、JSH(150A)、ハッチ・ワーク(148A)と4社同日上場で、3月IPOラッシュの中でも同日上場社数が一番多い日、さらに翌日27日(水)は3社同日上場、28日(木)及び29日(金)もそれぞれ2社同日上場とタイトなスケジュールとなっており、資金分散や買い疲れの影響を受ける可能性もあります。注目度の高いソラコム(147A)が入っている点も気掛かりです。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
ソラコム | 105.0億円 | 東証グロース | みずほ・大和 |
L is B | 15.3億円 | 東証グロース | 野村證券 |
JSH | 3.7億円 | 東証グロース | SBI証券 |
ハッチ・ワーク | 5.8億円 | 東証グロース | SMBC日興証券 |
とはいえ、今のIPO好地合いで公募割れする様子は浮かばず、初値は好スタートとなる可能性の方が高く感じるので、現時点の管理人の個人的なL is B(145A)のIPO参加スタンスは当初の予定通り参加の方向で行きます。IPO主幹事は野村證券で200株1セット配分となっているため、IPO当選は困難となりそうですが。
L is B(145A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのL is B(145A)のIPO株(公募株及び売り出し株)14,545枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
野村證券(主幹事) | 13,163枚 | 90.5% |
SBI証券 | 727枚 | 5.0% |
岡三証券 | 145枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 145枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 73枚 | 0.5% |
あかつき証券 | 73枚 | 0.5% |
水戸証券 | 73枚 | 0.5% |
東洋証券 | 73枚 | 0.5% |
むさし証券 | 73枚 | 0.5% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が2,181枚あります。
積極的にこのL is B(145A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる野村證券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の少ない店頭型証券が多く、抽選割合の多いネット証券(SBI証券、マネックス証券)も入っているものの、SBI証券は三桁レベルの持ち分がありますが、マネックス証券は二桁レベルの持ち分しかありません。
L is B(145A)のIPO仮条件決定
L is B(145A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:920円
IPO仮条件:920円~990円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は15.3億円~16.5億円となりました。
ただし、今回の訂正目論見書内ではIPO新ルールが追記されており、需要申告の結果、仮条件の範囲外で発行価格を決定する場合があり、仮条件の下限の80%以上かつ上限の120%以下である736円~1,188円の範囲内で公開価格が決定する場合もあるため、証券会社の入金残高は最高値となる1,188円で見ておく必要があります。
L is B(145A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
L is B(145A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,400円~1,600円
IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても参加で変更ありません。
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