ニューラルポケット(4056)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,320円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、個人的な私見も含めて初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)などについて考察してみたいと思います。
ニューラルポケット(4056)の上場日は8月20日(木)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家にとっては可もなく不可もなくのみずほ証券となっております。
尚、このニューラルポケット(4056)のIPO申し込み期間は8月4日(火)~8月11日(火)ですので、IPO申し込みを考えている方はお忘れなく。
ニューラルポケット(4056)のIPO(新規上場)初値予想
ニューラルポケット(4056)のIPO想定価格は1,320円となっているため、現時点では公募価格の3.0倍~4.5倍程度の初値形成になるのではないかとかなり強めの初値予想となっておりますが、個人的な評価については強めA級評価に設定させて頂いております。
このニューラルポケット(4056)のIPO仮条件は明後日7月31日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。
ニューラルポケット(4056)の事業内容はAIエンジニアリング事業ということでAI(人工知能)ソリューションの開発及び提供ということからIPO市場ではドストライクの鉄板銘柄となります。
このニューラルポケット(4056)の詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。
ニューラルポケット(4056)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。 なんとなく今週も金曜日にIPO新規上場承認発表があると思っていましたが、金曜 …
ニューラルポケット(4056)の公開規模はIPO想定価格ベース(1,320円)で8.7億円と東証マザーズ市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。前後には一定のIPO空白期間もあるため日程面も恵まれています。
上述の通りニューラルポケット(4056)の事業内容はAI(人工知能)エンジニアリング事業ということで、AI(人工知能)というキーワードはIPO市場ではほぼ無条件で人気化しやすい初値高騰ワードとなります。
加えてわずか2年半でIPO(新規上場)までこぎつけた東京大学大学院修了後マッキンゼー・アンド・カンパニーのパートナー(共同経営者)に就任と異才の経歴を放つ敏腕社長(重松路威氏)という話題性もあります。
スピード上場とあってベンチャーキャピタルの保有株がおよそ223万株と多くあります。しかも今回のIPO(新規上場)に際する売り出しでの放出が無いため市場で売却してくる狙いがあることが伺えます。
ベンチャーキャピタルの保有株の約半数となる107万株には90日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍以上になれば解除されます。しかしながらみずほ証券特有の初値形成後でないと売却できないという解除条項なので安心です。残り半数となる116万株にはロックアップ条項が付いていないため、いつでも売却可能となる点は不安材料となるかもしれません。
ただ最近のベンチャーキャピタルは早売りしてこない傾向がある上、業績も好調で事業内容もAI(人工知能)関連と魅力的なことから、緊急的に売る理由が無ければ握力は強そうです。結果的にはあまり気にする必要はないかもしれませんね。
いずれにしてもポジティブ材料が多く、上場日初日値付かずとなる強い展開から初値高騰も見込まれるため、管理人の個人的なこのニューラルポケット(4056)のIPO参加スタンスは当初の予定通り全力申し込みで行きます。
ニューラルポケット(4056)のIPO(新規上場)幹事配分数
そして推定となりますがこのニューラルポケット(4056)のIPO株(公募株及び売り出し株)5,780枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
みずほ証券(主幹事) | 4,681枚 | 81.0% |
野村證券(前受け金不要) | 578枚 | 10.0% |
SMBC日興証券 | 173枚 | 3.0% |
大和証券 | 58枚 | 1.0% |
いちよし証券 | 58枚 | 1.0% |
SBI証券 | 58枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 58枚 | 1.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 58枚 | 1.0% |
岡三証券 | 58枚 | 1.0% |
岡三オンライン証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が867枚あります。
IPO主幹事はモダリス(4883)と同じみずほ証券で海外配分が2割程度あったとはいえ、それでもモダリス(4883)の完全抽選分は1,500枚程度はあったかと想定されます。それに比べ今回のニューラルポケット(4056)の完全抽選分は400枚程度となるため、更なる狭き門になることが予想されます。
個人的には最近めっきり相性の悪くなってしまったみずほ証券だけにすでに諦めの境地に入っています^^;
<追記>
ニューラルポケット(4056)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,320円
IPO仮条件:800円~900円
IPO想定価格が最上限以下となる超弱気なIPO仮条件設定となりました。弱気設定はかなり久しぶりですが、やはり地合い悪化の影響でしょうか。加えて代表からの売り出し株数とオーバーアロットメントの削減も以下の通り行われました。嫌な雰囲気ですね。
売り出し株:163,000株 → 133,600株
オーバーアロットメント:86,700株 → 82,200株
この仮条件設定及び売り出し株数とオーバーアロットメントの削減に伴い市場からの吸収金額は5.0億円~5.6億円となりました。
<追記>
ニューラルポケット(4056)の第二弾初値予想が発表されたようです。
3,000円~3,600円
IPO仮条件が超弱気な設定となったことから、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも下ブレとなる初値予想となっているようです。さすがの大手初値予想会社さんでも珍しく下ブレ要因は不明とのこと。ただ個人的な評価についてはA級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き全力申し込みで変更無しとさせて頂きます。
IPO歴10年以上の管理人のIPO当選実績を基にランキング形式でIPOにオススメの証券会社をご紹介させて頂いております。
⇒ IPO投資用オススメ証券会社ランキング
IPO情報はもちろん、下記IPOゲッター公式LINEでしか語れないマル秘情報も配信頻度は多くありませんがたまに配信しています。もちろん1対1のチャットも可能ですよ。