日水コン(261A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,430円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

日水コン(261A)の上場日とIPO申込期間

日水コン(261A)の上場日は10月16日(水)~10月22日(火)のいずれかの日(上場日可変タイプ)で、最短日程(10月16日)で決まれば単独上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。

この日水コン(261A)のIPO申し込み期間は最短9月27日(金)~最長10月9日(水)となっており、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが多少あるため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。

それとこの日水コン(261A)のIPO申し込み期限は最長10月9日(水)までとなっていますが、IPO新ルール適用(上場日可変タイプ)銘柄となるため、IPO申し込み期限が最短で10月3日(木)までに前倒しで短縮される可能性がある点も注意が必要です。

日水コン(261A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

日水コン(261A)IPO(新規上場)初値予想

日水コン(261A)のIPO想定価格は1,430円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.0倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

なお、この日水コン(261A)のIPO仮条件は9月25日(水)~10月1日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

日水コン(261A)の事業内容

日水コン(261A)の事業内容は上下水道を中心とした水に関する建設コンサルティングということで、水道事業・下水道事業に基盤を置き、河川・砂防事業、廃棄物関連事業へと事業分野を拡大する中で、創業来一貫して「水」をベースに生きてきた「水コンサルタント」のパイオニアとなります。

日水コン(261A)IPO水コンサルの領域

この日水コン(261A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

日水コン(261A)のブルベア要素とIPO参加スタンス

日水コン(261A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,430円としてオーバーアロットメント含め86.2億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。

IPO募集株数は公募株無しの売り出し株のみでOA分含め6,032,000株と多めにありますが、親引け(17.95億円分に相当する株式)があります。海外投資家への販売は無いものの、IPO主幹事はマンモス野村となることからIPO株の当選確度はそれほど高くは無さそうです。

そして今回もこの日水コン(261A)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては設立から65年の老舗企業で事業内容は上下水道の建設コンサルティング業と新規性は無いものの業績は堅調に推移しており、IPO主幹事も営業力に定評のある野村證券ということで安心感もあります。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては株価設定に割高感は無いものの、東証スタンダード市場上場で公開規模はIPO想定価格(1,430円)ベースで86.2億円、予定されている親引け分(17.95億円相当)を除いても68.2億円と荷もたれ感が否めません。

IPO募集株の内訳は公募株無しの売り出し株のみで売出株の放出人がプライベート・エクイティ・ファンド(筆頭株主)で全株放出となるため、完全なファンドの出口(イグジット)案件となります。

営業力のある野村證券とはいえ、さすがに地味業態で公開規模大きめのファンドの完全出口(イグジット)案件は厳しいような気がするため、管理人の個人的なこの日水コン(261A)のIPO参加スタンスは当初の予定通りスルーの方向です。IPO幹事団(シンジケート)の中にはSBI証券も入っておらずIPOチャレンジポイントも狙えないため、久しぶりの完全スルーとなりそうです。

日水コン(261A)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこの日水コン(261A)のIPO株(売り出し株)52,453枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
野村證券(主幹事47,208枚90.0%
岡三証券5,245枚10.0%
岡三オンライン委託幹事?枚?%
SBIネオトレード証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が7,867枚あります。

積極的にこの日水コン(261A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる野村證券からのIPO申し込みは外せませんが、正式なIPO幹事団(シンジケート)はIPO主幹事含め2社しかなく、平幹事の岡三証券も持ち分が比較的多くあるため、狙えない数字では無さそうです。

日水コン(261A)のIPO仮条件決定

日水コン(261A)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:1,430円
IPO仮条件:1,320円~1,430円

IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は79.6億円~86.2億円となりました。

尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記が無いため仮条件の上限突破はありません。

日水コン(261A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

日水コン(261A)の第二弾初値予想が発表されたようです。

1,300円~1,450円

IPO仮条件は一般的な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時と上限下限ともに同値となる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについてもスルーで変更ありません。

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