ノバシステム(5257)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,660円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ノバシステム(5257)の上場日とIPO申込期間
ノバシステム(5257)の上場日は3月30日(木)で、ビズメイツ(9345)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では可もなく不可もなくの東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。
このノバシステム(5257)のIPO申し込み期間は3月13日(月)~3月17日(金)となっており、すでにIPO申し込みラッシュ真っ只中となっていることから、他IPO案件とのIPO申し込み期間も多数被っていますので、資金移動など資金管理にご注意下さい。
ノバシステム(5257)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
ノバシステム(5257)のIPO想定価格は1,660円となっているため、現時点では公募価格の1.2倍~1.5倍程度の初値形成になるのではないかとやや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや強めB級評価に設定させて頂いております。
なお、このノバシステム(5257)のIPO仮条件は今週末3月10日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ノバシステム(5257)の事業内容
ノバシステム(5257)の事業内容は金融・保険業界向けを中心としたシステムインテグレーション事業、クラウドサービスの提供ということで、システムインテグレーションの開発を「金融・保険」「産業」「医療」の分野で行っています。
このノバシステム(5257)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ノバシステム(5257)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日もまた3社のIPO新規上場承認発表がありました。うち1社は4月IPO分で1社は地 …
ノバシステム(5257)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ノバシステム(5257)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,660円としてオーバーアロットメント含め6.6億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて3,500枚と少ないため、当選確度は低めとなりそうです。
そして今回もこのノバシステム(5257)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては設立40年超えの老舗企業で業績は横ばい、上場市場は東証スタンダード市場と地味なイメージが先行しますが、事業内容はIPO市場では比較的人気化しやすいSIer(システムインテグレーター)となります。
株価設定には割安感があり、公開規模もIPO想定価格(1,660円)ベースで6.6億円と荷もたれ感もありません。ベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株も無く、上場時の余計な売り圧力も無いことから、需給主導で初値は堅調にスタートすることになりそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては上場日が3月30日(木)で、ビズメイツ(9345)と2社同日上場、IPOラッシュも後半戦に差し掛かっており、資金分散の影響や買い疲れもほど良く出て来るころです。東証スタンダード市場上場の老舗企業ということでIPOとしてはやや華やかさに欠ける印象があるため、初値買いに入る資金も限定的となりそうです。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
ビズメイツ | 14.9億円 | 東証グロース | みずほ証券 |
ノバシステム | 6.6億円 | 東証スタンダード | みずほ証券 |
とはいえ、この内容とこの規模では公募割れする可能性は限りなく低く、初値は堅調にスタートすることが予想されるため、管理人の個人的なこのノバシステム(5257)のIPO参加スタンスは当初の予定通り積極参加で変更はありません。
ノバシステム(5257)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのノバシステム(5257)のIPO株(公募株及び売り出し株)3,500枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
みずほ証券(主幹事) | 3,115枚 | 89.0% |
野村證券(前受け金不要) | 210枚 | 6.0% |
岡三証券 | 70枚 | 2.0% |
SBI証券 | 35枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 35枚 | 1.0% |
松井証券(前受け金不要) | 35枚 | 1.0% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が525枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるみずほ証券からの申し込みは外せません。その他平幹事の店頭型証券及びネット証券は50枚以下と少ないため、狙うにはなかなか厳しい数字です。IPO当選はみずほ証券一択となりそうですね。
ノバシステム(5257)のIPO仮条件決定
ノバシステム(5257)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,660円
IPO仮条件:1,660円~1,700円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は6.6億円~6.8億円となりました。
ノバシステム(5257)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
ノバシステム(5257)の第二弾初値予想が発表されたようです。
2,500円~2,700円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は上限下限ともに初値予想第一弾時よりも上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはB級評価で変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き積極参加で変更ありませんが、割り当て株数的にみずほ証券とSBI証券の2社からのみの申し込みと致します。
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