ヌーラボ(5033)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,130円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

ヌーラボ(5033)の上場日とIPO申込期間

ヌーラボ(5033)の上場日は2022年6月28日(火)で、M&A総合研究所(9552)と2社同日上場、上場市場は東証グロース市場(市場再編後の新興市場)への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。

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このヌーラボ(5033)のIPO申し込み期間は6月13日(月)~6月17日(金)となっており、IPO申し込みラッシュ後半戦となるものの、まだまだ他のIPO案件との申し込み期間が被っているため、全力参加で攻める方は資金の割り振りに注意が必要です。

ヌーラボ(5033)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

ヌーラボ(5033)のIPO(新規上場)初値予想

ヌーラボ(5033)のIPO想定価格は2,130円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと公募割れも視野に入った弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや弱めC級評価に設定させて頂いております。

このヌーラボ(5033)のIPO仮条件は明日6月10日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

ヌーラボ(5033)の事業内容

ヌーラボ(5033)の事業内容はBacklog等のクラウドサービスの開発・提供ということで、企業や個人の生産性を向上させるための4つクラウドサービスの提供を行っています。

このヌーラボ(5033)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

ヌーラボ(5033)のブルベア要素とIPO参加スタンス

ヌーラボ(5033)の公開規模はIPO想定価格2,130円としてオーバーアロットメント含め47.5億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズから大型サイズの範囲となり、荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて19,393枚とやや多めにありますが、海外投資家への販売もあるため、IPO当選は比較的困難となりそうです。

そして今回もこのヌーラボ(5033)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が腐っても鯛のSaaS関連となるため、既上場SaaS銘柄の暴落ぶりを無視すれば人気化しやすい業態となり、赤字状態での上場ではなく黒字化してからの上場となる点もプラス材料にはなりそうです。

株主の中にベンチャーキャピタルの保有株(875,748株)があるものの、それほど多くはなく、360日間もしくは公開価格の1.5倍以上になるまでは売却できないロックアップ付きとなります。

ベア要素(ネガティブ材料)はやはり規模感でしょうか。IPO想定価格(2,130円)ベースで47.5億円と東証グロース市場への上場としては荷もたれ感がある水準となります。業績水準も低く、株価設定も割高、個人投資家は別として大口(機関投資家及び海外投資家)の参戦は微妙なところです。加えて上場日は6月28日(火)で、M&A総合研究所(9552)と2社同日上場、IPOラッシュも後半戦で買い疲れが起きているかもしれない点なども気掛かりです。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
M&A総合研究所22.7億円東証グロース野村證券
ヌーラボ47.5億円東証グロースSMBC日興証券

いずれにしてもこの規模と過密スケジュールでは最大限警戒する必要があるため、もう少し様子見としたいことから、管理人の個人的なこのヌーラボ(5033)の現時点でのIPO参加スタンスは中立継続で、仮条件設定や今後のIPO市場及びSaaS関連銘柄の動向などを見てからの判断とさせて頂きます。

ヌーラボ(5033)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのヌーラボ(5033)のIPO株(公募株及び売り出し株)19,393枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売は考慮しておりません。

証券会社IPO株配分数配分割合
SMBC日興証券主幹事18,423枚95.0%
マネックス証券100%完全抽選485枚2.5%
西日本シティTT証券291枚1.5%
SBI証券194枚1.0%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が2,908枚あります。

IPO幹事団(シンジケート)は4社と少なく、いつも申し上げておりますが、IPO主幹事はIPO当選後のキャンセルはペナルティが課せられるSMBC日興証券です。とりあえず申し込んでおいて、実際に当選してから考えるプランは避けた方が賢明です。

とはいえ、抽選比率の高いネット証券(マネックス証券SBI証券)の持ち分もそう多くは無いため、積極的にIPO株を狙いに行くのであれば、やはりIPO主幹事となるSMBC日興証券からの申し込みが必須となります。悩ましいですね。

ヌーラボ(5033)のIPO仮条件決定

ヌーラボ(5033)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:2,130円
IPO仮条件:960円~1,000円

IPO想定価格よりも大幅下ブレとなる超弱気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は21.4億円~22.3億円となりました。当初の吸収金額は47.5億円だったので、半額以下の超バーゲンセールです。バーゲンセールと言ってもIPO市場ではネガティブと捉えられやすくなります。

ヌーラボ(5033)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

ヌーラボ(5033)の第二弾初値予想が発表されたようです。

1,200円~1,400円

IPO仮条件が大幅な下ブレ設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は上限下限ともに大幅下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについては、ひとまず全力参加の方向で行きます。

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