ポピンズホールディングス(7358)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,850円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、いつものように個人的な私見も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

ポピンズホールディングス(7358)の上場日は12月21日(月)いつも(7694)2社同日上場、上場市場は東証市場ですが一部になるか二部になるかはまだ未定(公募・売出し条件決定後に決定する予定)で、IPO主幹事はIPO愛好家の間では当選報告も多く、IPO主幹事としての人気も高い大和証券となっております。

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尚、このポピンズホールディングス(7358)のIPO申し込み期間は12月4日(金)~12月10日(木)までですので、IPO申し込みを考えている方はお忘れの無いようご注意下さい。IPO申し込みラッシュ中ですが、IPO主幹事の大和証券は同一資金でのIPO申し込みが可能なので、前受け金が必要ではあるものの、同一資金で複数銘柄の申し込みができる点はまだありがたい証券会社です。

ポピンズホールディングス(7358)のIPO(新規上場)初値予想

ポピンズホールディングス(7358)のIPO(新規上場)初値予想

ポピンズホールディングス(7358)のIPO想定価格は2,850円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な評価についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

このポピンズホールディングス(7358)のIPO仮条件は明後日12月2日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。

ポピンズホールディングス(7358)の事業内容はベビーシッター派遣等を中心とした在宅サービス事業及び保育・学童施設等の運営を行うエデュケア事業等ということで育児支援業界では大手となり、特に人気化する業態ではないものの、政策期待を背負っていることから一定程度の需要は見込めそうです。

このいつも(7694)の詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。

ポピンズホールディングス(7358)の公開規模はIPO想定価格ベース(2,850円)で106.5億円と規模的に東証で所属はまだ未定となっていますが、一部にしても二部にしても大型で荷もたれ感を感じるサイズとなります。この規模ならギリギリで一部上場になりそうですが。

IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて32,500枚と比較的多くありますが、そのうち売り出し株21,500枚のおよそ半数(最大時)が海外販売に回るかもしれないため、国内分は21,750枚まで減る可能性があります。

上述の通りポピンズホールディングス(7358)の事業内容は主に働く女性を支援することを基本スタイルとした育児支援事業ということで少子化対策という政策の基にある国策となることからも一定程度の買い需要はありそうです。創業者で会長の中村紀子氏は知る人ぞ知る元テレビ朝日のアナウンサーで現代表取締役社長の轟麻衣子氏はその一人娘のようです。有名人銘柄としても注目度は高いかもしれませんね。

ポピンズホールディングス(7358)の上場日は12月21日(月)いつも(7694)2社同日上場となりますが、IPO的にはもう1社のいつも(7694)の方がサイズ的にも個人投資家向けということで軍配が上がりそうです。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
いつも23.1億円東証マザーズみずほ証券
ポピンズホールディングス106.5億円東証(未定)大和証券

既存株主の中にベンチャーキャピタルの保有株は無いため、余計な売り圧力はありませんが、公開規模はIPO想定価格(2,850円)ベースで106.5憶円と大型になることから機関投資家や海外投資家の参戦が必須となります。国策銘柄という点もあるため、一定程度の買いは見込めると思いますが、足元ではIPO市場の環境が悪くなって行っていることや特に割安感も無いため、どの程度買い上げられるかはまったくもって読めません。

よって管理人の個人的なこのポピンズホールディングス(7358)のIPO参加スタンスは基本スルーでIPOチャレンジポイント狙いでSBI証券のみの参加となりそうです。ただしIPO地合いの風向きが良い方向に吹けば参加スタンスの見直しはあるかもしれません。いずれにしても最終的なIPO参加スタンスはいつも通り仮条件決定後、当記事下部に追記しておきます。

ポピンズホールディングス(7358)のIPO(新規上場)幹事配分数

そして推定となりますがこのポピンズホールディングス(7358)のIPO株(公募株及び売り出し株)32,500枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
大和証券主幹事29,250枚90.0%
SBI証券1,625枚5.0%
みずほ証券975枚3.0%
SMBC日興証券650枚2.0%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が4,875枚あります。

積極的にIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事の大和証券は見逃せません。それと割り当て株数的にはそれなりに多めとなる二番手幹事のSBI証券も期待できない株数ではありません。一方でSMBC日興証券だけはIPO当選後のキャンセルはペナルティが課せられるため注意が必要です。

<追記>
ポピンズホールディングス(7358)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:2,850円
IPO仮条件:2,650円~2,850円

IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。人気不人気で見ると妥当な設定でしょうか。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は99.0億円~106.5億円となりました。

<追記>
ポピンズホールディングス(7358)の第二弾初値予想が発表されたようです。

2,800円~3,000円

IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価で変更無し、IPO参加スタンスは冒険も含めてスルーから一部参加に変更させて頂きます。

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