プログレス・テクノロジーズ グループ(339A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,890円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
プログレス・テクノロジーズ グループ(339A)の上場日とIPO申込期間
プログレス・テクノロジーズ グループ(339A)の上場日は2025年3月28日(金)で、トヨコー(341A)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
このプログレス・テクノロジーズ グループ(339A)のIPO申し込み期間は3月12日(水)~3月17日(月)となっており、IPO申し込みラッシュ後半戦ではありますが、まだ他IPO案件とIPO申し込み期間が被っているため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。
プログレス・テクノロジーズ グループ(339A)のIPO(新規上場)初値予想 第一弾
プログレス・テクノロジーズ グループ(339A)のIPO想定価格は1,890円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このプログレス・テクノロジーズ グループ(339A)のIPO仮条件は来週3月11日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
プログレス・テクノロジーズ グループ(339A)の事業内容
プログレス・テクノロジーズ グループ(339A)の事業内容は大手製造業向けデジタルソリューション・デジタルエンジニアリングサービスの提供ということですが、実際の事業を行う連結子会社2社(プログレス・テクノロジーズ株式会社、S&VL株式会社)に対して経営指導や管理部門機能のシェアードサービスを提供する持株会社となります。
このプログレス・テクノロジーズ グループ(339A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
プログレス・テクノロジーズ グループ(339A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(2月21日)IPO新規上場承認発表された2社のうちのも …
プログレス・テクノロジーズ グループ(339A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
プログレス・テクノロジーズ グループ(339A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,890円としてオーバーアロットメント含め82.7億円と規模的に東証グロース市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感のある水準となります。
IPO募集株数は公募株及び売出株(OA含む)合わせて4,378,200株と比較的多めにあり、海外投資家への販売もありませんが、IPO主幹事は抽選割合の少ない店頭系最大手証券の野村證券となるため、IPO株の当選確度は高くは無さそうです。
そして今回もこのプログレス・テクノロジーズ グループ(339A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が大手製造業向けデジタルソリューションの提供で、その製品開発プロセスにおける設計開発領域には高い専門性が必要となることから独自性のあるビジネスモデルと言え、業績規模も大きく堅調に推移しています。
製造業向けと言えば2月5日(水)に上場した技術承継機構(319A)も製造業に特化した経営支援ということで似て非なりでしょうか。技術承継機構(319A)は初値よし、セカンダリよしとなり、いまだに高値圏で推移しているため、一定の恩恵を受ける可能性は少なからずあるかもしれません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模がIPO想定価格(1,890円)ベースで82.7億円と大型サイズで海外販売もありません。28.5億円を上限とする株式が親引けされる予定となっているものの、差し引いても54.2億円と荷もたれ感は否めません。
ジャフコ系ファンドが保有株の約半数(3,100,000株/7,082,200株)を売出しで放出し、オーバーアロットメントを含めたオファリング・レシオも58.2%と高水準、ファンドの出口(イグジット)案件となることから投資家からは敬遠されやすい内容となります。
野村證券主幹事案件ではありますが、基本的に投資ファンドの出口(イグジット)案件は積極的な買いが入りづらく、よほどの好材料が無い限りは手出し無用と考えているため、管理人の個人的なこのプログレス・テクノロジーズ グループ(339A)のIPO参加スタンスはスルーとなる可能性が高いです。
プログレス・テクノロジーズ グループ(339A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのプログレス・テクノロジーズ グループ(339A)のIPO株(公募株及び売出株)38,072枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
野村證券(主幹事) | 33,695枚 | 88.5% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 761枚 | 2.0% |
SBI証券 | 761枚 | 2.0% |
大和証券 | 761枚 | 2.0% |
マネックス証券 | 761枚 | 2.0% |
アイザワ証券 | 381枚 | 1.0% |
東海東京証券 | 381枚 | 1.0% |
松井証券 | 381枚 | 1.0% |
あかつき証券 | 190枚 | 0.5% |
三菱UFJ eスマート証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が5,710枚あります。
積極的にこのプログレス・テクノロジーズ グループ(339A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる野村證券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多い大手ネット証券3社(SBI証券、マネックス証券、松井証券)も入っており、いずれも持ち分は三桁レベルあるため、狙えない数字ではなさそうです。
プログレス・テクノロジーズ グループ(339A)のIPO仮条件決定
プログレス・テクノロジーズ グループ(339A)のIPO仮条件が決まり次第ココに追記致します。
プログレス・テクノロジーズ グループ(339A)のIPO(新規上場)初値予想 第二弾
プログレス・テクノロジーズ グループ(339A)の第二弾初値予想が発表され次第ココに追記致します。
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