ライスカレー(195A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,420円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ライスカレー(195A)の上場日とIPO申込期間
ライスカレー(195A)の上場日は2024年6月19日(水)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。
このライスカレー(195A)のIPO申し込み期間は6月3日(月)~6月7日(金)で、すでにIPO申し込み期間ラッシュに入っており、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。
ライスカレー(195A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
ライスカレー(195A)のIPO想定価格は1,420円となっているため、現時点では公募価格の1.4倍~1.7倍程度の初値形成になるのではないかと、やや強めB級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想については強めA級評価に設定させて頂いております。
なお、このライスカレー(195A)のIPO仮条件は明後日5月31日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ライスカレー(195A)の事業内容
ライスカレー(195A)の事業内容は自社のSNSデータ分析ツールを駆使した企業のマーケティング支援および自社のブランド販売事業ということで、SNSを中心にコミュニティデータを活用したさまざまなマーケティングソリューションを提供し、市場調査・商品企画・マーケティングから収益化まで、コミュニティ経済圏の循環を加速させるためのデータプラットフォームとして社会に価値を届けています。
このライスカレー(195A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ライスカレー(195A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日はIPO新規上場承認発表が2社ありました。 決算(決算短信)発表シーズンも終わっ …
ライスカレー(195A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ライスカレー(195A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,420円としてオーバーアロットメント含め11.5億円と規模的に東証グロース市場への上場としては10億円超えではあるもののまだ小型サイズの範囲となり、荷もたれ感を感じるほどのサイズではありません。
IPO募集株数も公募株及び売り出し株(OA含む)合わせて812,000株と多くはなく、IPO主幹事も店頭型証券(みずほ証券)となるため、IPO株の当選確度は低めとなりそうです。
そして今回もこのライスカレー(195A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がSNSデータを活用したマーケティング事業とイマドキで、IPO市場でも人気化しやすい業態となります。株価設定に割高感も無く、公開規模はIPO想定価格(1,420円)ベースで11.5億円と荷もたれ感もありません。
公開価格の1.5倍となればロックアップ解除されるベンチャーキャピタルの保有株が30万株ほどありますが、初値形成後でないと解除されないタイプのロックアップ条項となっているため、将来的な売り圧力になる可能性はあるものの、初値への影響はありません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては上場日は6月19日(水)で単独上場となりますが、翌日6月20日(木)はPostPrime(198A)とWOLVES HAND(194A)とタウンズ(197A)の3社同日上場と過密スケジュールとなるため、資金の流れが鈍くなる可能性はありそうです。
株式会社ライスカレーと面白社名(社名と事業内容が乖離している)で他IPO案件よりもひと際目立っており、こういった発想を持つ社長の会社は伸びる印象があります。黒字化したばかりということで収益面はやや不安があるものの、売上は好調となっていることから初値は好スタートとなりそうです。
よって管理人の個人的なこのライスカレー(195A)のIPO参加スタンスは当初の予定通り積極参加で行く予定です。後述の通り、IPO株を狙うにはIPO株数的にも、ほぼIPO主幹事(みずほ証券)一択となりそうなので、IPO当選は狭き門となるでしょうね。
ライスカレー(195A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのライスカレー(195A)のIPO株(公募株及び売り出し株)7,061枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
みずほ証券(主幹事) | 6,285枚 | 89.0% |
野村證券 | 494枚 | 7.0% |
SBI証券 | 71枚 | 1.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 71枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 35枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 35枚 | 0.5% |
極東証券 | 35枚 | 0.5% |
東海東京証券 | 35枚 | 0.5% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,059枚あります。
積極的にこのライスカレー(195A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるみずほ証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多いネット証券がSBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券とフルメンバーで入っていますが、いずれも二桁レベルの持ち分しか無いため、狙うには厳しい数字となりそうです。
ライスカレー(195A)のIPO仮条件決定
ライスカレー(195A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,420円
IPO仮条件:1,240円~1,420円
IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は10.0億円~11.5億円となりました。
尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記はありませんでした。
ライスカレー(195A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
ライスカレー(195A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,550円~1,800円
IPO仮条件は一般的な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはA級評価からB級評価に格下げと致しますが、IPO参加スタンスについては引き続き積極参加で変更ありません。
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