ライズ・コンサルティング・グループ(9168)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(850円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ライズ・コンサルティング・グループ(9168)の上場日とIPO申込期間
ライズ・コンサルティング・グループ(9168)の上場日は2023年9月12日(火)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
このライズ・コンサルティング・グループ(9168)のIPO申し込み期間は8月28日(月)~8月31日(木)となっており、時期的にIPO閑散期となっているため、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りを気にせずに申し込むことができます。
ライズ・コンサルティング・グループ(9168)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
ライズ・コンサルティング・グループ(9168)のIPO想定価格は850円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと、公募割れも視野に入った弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このライズ・コンサルティング・グループ(9168)のIPO仮条件は来週8月25日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ライズ・コンサルティング・グループ(9168)の事業内容
ライズ・コンサルティング・グループ(9168)の事業内容は新規事業、業務改革/ITなど幅広いテーマについてAI、IoT、デジタル等最新技術に関連した経営コンサルティング事業を展開しており、コンサルティングスタイルとしては「ハンズオン」「スコープレス」「モアザンレポート」「プロフェッショナルズ」の4つを特徴としています。
このライズ・コンサルティング・グループ(9168)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ライズ・コンサルティング・グループ(9168)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(8月8日)はおよそ10日ぶりにIPO新規上場承認発表が1 …
ライズ・コンサルティング・グループ(9168)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ライズ・コンサルティング・グループ(9168)の市場からの吸収金額はIPO想定価格850円としてオーバーアロットメント含め123.8億円と規模的に東証グロース市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感を感じる水準となります。
IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて126,714枚と多めにありますが、簡易型のグローバルオファリングとなるため、海外投資家への販売もありますが、よほど海外分が多くならない限り、IPO当選の可能性は比較的高めとなりそうです。
そして今回もこのライズ・コンサルティング・グループ(9168)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては上場日が9月12日(火)でIPO閑散期の中の単独上場とスケジュール的には需給面での優位性があり、事業内容に新規性は無いものの業績は堅調で、株価も三桁で個人投資家の買いやすい低位株設定となります。
筆頭株主含む上位株主Sunrise Capital(投資ファンド)の直近(2023年2月)の取得単価は1,236.7円となっているため、今回の募集株が850円となると、およそ31.2%引きのいわゆるダウンラウンド上場と微妙にお得感があり、株価設定も同業他社と比較すると若干の割安感があります。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模がIPO想定価格(850円)ベースで123.8億円と海外投資家への販売(未定)があるものの、東証グロース市場への上場としては荷もたれ感のある水準で、何より7月21日上場のナレルグループ(9163)以降5連続公募割れとなっている投資ファンドの出口(イグジット)案件となる点は大きなマイナス材料となりそうです。
よって特に大きなポジティブ材料も見当たらないことから管理人の個人的なこのライズ・コンサルティング・グループ(9168)のIPO参加スタンスは当初の予定通りスルーで、IPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券のみの参加となりそうです。
ちなみにこのライズ・コンサルティング・グループ(9168)のIPO主幹事の野村證券は単価が1,000円未満となるため、いつも通り200株1セットで配分しています。
ライズ・コンサルティング・グループ(9168)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのライズ・コンサルティング・グループ(9168)のIPO株(公募株及び売り出し株)126,714枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分は考慮していません。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
野村證券(主幹事) | 115,437枚 | 91.1% |
SBI証券 | 6,336枚 | 5.0% |
みずほ証券 | 1,584枚 | 1.25% |
大和証券 | 1,584枚 | 1.25% |
SMBC日興証券 | 1,267枚 | 1.0% |
松井証券(前受け金不要) | 253枚 | 0.2% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 253枚 | 0.2% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が19,007枚あります。
積極的にこのライズ・コンサルティング・グループ(9168)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる野村證券からのIPO申し込みは外せません。その他平幹事も店頭証券及びネット証券含め抽選分はすべて三桁レベルの配分数があるため、厳しい数字ではあるものの、完全に諦めないといけない水準では無さそうです。
ライズ・コンサルティング・グループ(9168)のIPO仮条件決定
ライズ・コンサルティング・グループ(9168)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:850円
IPO仮条件:800円~850円
IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は116.5億円~123.8億円となりました。
ライズ・コンサルティング・グループ(9168)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
ライズ・コンサルティング・グループ(9168)の第二弾初値予想が発表されたようです。
780円~850円
IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価で変更無し、IPO参加スタンスについてもスルーで変更はありません。
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