Sapeet(269A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,450円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
Sapeet(269A)の上場日とIPO申込期間
Sapeet(269A)の上場日は2024年10月29日(火)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。
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このSapeet(269A)のIPO申し込み期間は10月11日(金)~10月18日(金)となっており、落ち着いてはいるもののまだ他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが数社あるため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。
Sapeet(269A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
Sapeet(269A)のIPO想定価格は1,450円となっているため、現時点では公募価格の1.4倍~1.7倍程度の初値形成になるのではないかと、やや強めB級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想については強めA級評価に設定させて頂いております。
なお、このSapeet(269A)のIPO仮条件は明日10月10日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
Sapeet(269A)の事業内容
Sapeet(269A)の事業内容はExpert AIを活用したAIプロダクト及びAIソリューションの提供ということで、AI身体分析技術を活かした接客DXソリューションを展開し、独自の身体解析技術や接客支援機能をわかりやすく使いやすいシステムとして提供し、ウェルネス業界・小売業界など、幅広い事業者の販促企画からシステム開発・運用を支援しています。
このSapeet(269A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
Sapeet(269A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。「Sapeet」と書いて「サピート」と読みます。本日もIPO新規上場承認発表が1社あ …
Sapeet(269A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
Sapeet(269A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,450円としてオーバーアロットメント含め5.3億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。
IPO募集株数は公募株及び売り出し株(OA含む)合わせて371,400株と少なく、IPO主幹事は大手証券のSMBC日興証券となることから、IPO株の当選確度はかなり低そうです。
そして今回もこのSapeet(269A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がAI身体分析技術を活かした接客DXソリューションとIPO市場では人気化しやすい時流に乗ったビジネスを展開しており、東証プライム市場上場のPKSHA Technology(3993)の子会社であったことや東京大学発のAIベンチャーということからも注目度は高そうです。
公開規模はIPO想定価格(1,450円)ベースで5.3億円と軽量サイズで、既存株主には解除条項無しでロックアップが掛かっており、上場時のIPO株取得者以外からの余計な売り圧力も無いため需給は極めて良好と言えます。10月23日上場予定の東京地下鉄(東京メトロ)でIPO市場が活気付けば上場初日値付かずというシナリオもあり得るかもしれませんね。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては業績規模も小さく小幅ながらも赤字上場となる点は素直に避けられる理由となるかもしれません。10月はこのSapeet(269A)含め、人気のAI(人工知能)関連銘柄が3社上場することになりますが、その先発隊となるオルツ(260A)の初値結果は良い悪い含め少なからず影響を受けそうです。
とはいえ、後続IPOまで数週間のIPO空白期間突入とスケジュール面でも恵まれており、仮に先発隊がコケたとしてもこの内容と規模的であればさすがに公募割れを起こすようなこともなく、初値は好スタートとなる可能性の方が高いと考ているため、管理人の個人的なこのSapeet(269A)のIPO参加スタンスは当初の予定通り積極参加で行く予定です。
これまたIPO主幹事はSMBC日興証券となっており、IPO株数も少なく、個人的にはIPO優遇特典(ステージ別抽選)のステージも落としてしまっているので、今回も完全に運頼みとなりそうです。
Sapeet(269A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのSapeet(269A)のIPO株(公募株及び売り出し株)3,230枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | 3,006枚 | 93.0% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 32枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 32枚 | 1.0% |
SBI証券 | 32枚 | 1.0% |
岡三証券 | 32枚 | 1.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 32枚 | 1.0% |
あかつき証券 | 16枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 16枚 | 0.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 16枚 | 0.5% |
水戸証券 | 16枚 | 0.5% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
DMM株(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が484枚あります。
積極的にこのSapeet(269A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるSMBC日興証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多いネット証券(SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券)もしっかり入っていますが、いずれも二桁レベルの持ち分しか無いため、狙うにはかなり厳しい数字となりそうです。
Sapeet(269A)のIPO仮条件決定
Sapeet(269A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,450円
IPO仮条件:1,450円~1,500円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は5.3億円~5.5億円となりました。
尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記が無いため仮条件の上限突破はありません。
Sapeet(269A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
Sapeet(269A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
2,500円~2,800円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはA級評価のままで変更なし、IPO参加スタンスについても積極参加で変更はありません。
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