Speee(4499)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,590円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、個人的な私見も含めて考察してみたいと思います。
IPO想定価格(2,590円)ベースで83.4億円と大型サイズとなることから、今のIPO地合いでは上場中止(延期)候補銘柄の一社と言えそうです。仮に上場強行となってもIPO株数の削減及び価格の引き下げは避けられないのではないでしょうか。とりあえず大した記事ではありませんが、この記事が無駄にならないことを願います。
やはり正式に上場中止(延期)が発表されたので、この記事は無駄となります><
3月に入りこれで上場中止(延期)は10社目となりました。理由については今やもう定型文となっている「新型コロナウイルスの世界的な感染拡大及び原油価格の急落等を受けた最近の株式市場の動向等諸般の情勢を総合的に勘案」です。
Speee(4499)の上場日は4月20日(月)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
詳細や口座開設はコチラ ⇒ 野村證券公式サイト
尚、このSpeee(4499)のIPO申し込み期間は4月2日(木)~4月8日(水)ですので、欲しい方がいらっしゃるかどうかわかりませんが、IPO申し込みを考えている方はお忘れなく。
Speee(4499)のIPO(新規上場)初値予想
Speee(4499)のIPO(新規上場)初値予想
Speee(4499)のIPO想定価格は2,590円となっているため、現時点では公募割れ~同値程度の初値形成になるのではないかとかなり弱めの初値予想となっており、個人的な評価についてもかなり弱めE級評価に設定させて頂いております。ちなみに当サイトでのE級評価は公募割れの可能性濃厚としています。
このSpeee(4499)のIPO仮条件は本日3月31日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。
Speee(4499)の事業内容はSEO(検索エンジン最適化)を絡めたネットマーケティング事業ということで目新しさはないもののIPO市場ではグロース株(成長株)として根強く人気のあるセクターとなります。
このSpeee(4499)の詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。
Speee(4499)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きたいと思いますが、ここまで環境が悪化しているにも関わらず、IPO新規上場承認を発表するという …
Speee(4499)の公開規模はIPO想定価格ベース(2,590円)で83.4億円と東証マザーズ市場への上場としては大型で通常時ではもちろんのこと、特にこの市況ではかなり荷もたれ感を感じるサイズとなります。
3月はこれまで23社が上場しており、公開価格を上回ったIPO(新規上場)銘柄はわずか5社で、公募割れは17社、同値が1社、さらに上場自体を中止(延期)した企業は9社とIPO市場は過去に例を見ないほど最悪と言える環境です。
事業内容は上述の通り人気化しやすいネット関連となりますが、何度も申し上げておりますが、今の買いが入らないIPO市場ではどんなにテーマ性のある人気銘柄であっても公開規模が80億円を超えている時点で公募割れとなる状況が目に浮かびます。ここまでの規模になれば通常時でも荷もたれ感を感じるサイズとなるので今は余計に重みを感じます。
ただ大型ではあるものの公募株2,607,000株に対して売り出し株195,000株と公募比率が高く、ベンチャーキャピタルの保有株もありません。売り出し株の多い投資ファンドの換金目的の出口(イグジット)案件でない点はまだ救いかもしれませんね。それでも公募価格を上回るのは厳しいと思われますが。
冒頭でも申し上げた通り、今の地合いでこの規模のIPO(新規上場)は無理があるため、上場中止(延期)かIPO株数削減及び価格の引き下げを行ってくるものと思われます。しかも上場を強行するのであれば中途半端な削減でなく大幅な削減が必要かと思います。一応本日(3月31日)が仮条件決定予定日となっていますが、高い確率で決定しないことが予想されます。決定しない場合は上場中止(延期)と見て良いかもしれません。
たとえ上場にこぎ着けたところで、管理人の個人的なこのSpeee(4499)のIPO参加スタンスは全力スルーです。言い方おかしいかもしれませんが全力でスルーです。もちろんSBI証券のIPOチャレンジポイントだけは頂きにかかりますが、IPO申し込み時の前受け金不要の野村證券もスルーです。
Speee(4499)のIPO(新規上場)幹事配分数
そして推定となりますがこのSpeee(4499)のIPO株(公募株及び売り出し株)28,020枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
野村證券(主幹事) | 23,378枚 | 87.0% |
SBI証券 | 1,401枚 | 5.0% |
みずほ証券 | 1,401枚 | 5.0% |
SMBC日興証券 | 280枚 | 1.0% |
大和証券 | 280枚 | 1.0% |
藍澤證券 | 70枚 | 0.25% |
いちよし証券 | 70枚 | 0.25% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 70枚 | 0.25% |
楽天証券(100%完全抽選) | 70枚 | 0.25% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が4,203枚あります。
SBI証券の割り当てIPO株数は1,400枚程度あることから補欠乱発の可能性も考えられ、簡単にはIPOチャレンジポイントが頂けないかもしれませんね。
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