TENTIAL(325A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,850円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
TENTIAL(325A)の上場日とIPO申込期間
TENTIAL(325A)の上場日は2024年2月28日(金)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
このTENTIAL(325A)のIPO申し込み期間は2月10日(月)~2月17日(月)となっており、他1社のIPO案件とIPO申し込み期間が微妙に被っていますが、申し込み日を少しずらせば資金の重複はかわせます。ただしその際は申し込み忘れにご注意下さい。
TENTIAL(325A)のIPO(新規上場)初値予想 第一弾
TENTIAL(325A)のIPO想定価格は1,850円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.3倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このTENTIAL(325A)のIPO仮条件は来週2月7日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
TENTIAL(325A)の事業内容
TENTIAL(325A)の事業内容はリカバリーウェア「BAKUNE」をはじめとしたコンディショニングブランド「TENTIAL」の運営ということで、同社で企画・開発する商品は誰もが日常生活の中で取り入れられるよう設計されており、心身の健康を総合的にサポートすることを目指しています。
このTENTIAL(325A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
TENTIAL(325A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日はIPO新規上場承認発表が1社あり、これで2月IPOは5社となりました。「TE …
TENTIAL(325A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
TENTIAL(325A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,850円としてオーバーアロットメント含め59.2億円と規模的に東証グロース市場への上場としてはで中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。
IPO募集株数は公募株及び売出株(OA分)合わせて3,202,400株とやや多めにあり、海外投資家への販売もありませんが、IPO主幹事は抽選割合の少ない店頭系最大手証券の野村證券となるため、IPO株の当選確度は高くは無さそうです。
そして今回もこのTENTIAL(325A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としてはセクターは「繊維製品」で地味な業種ではありますが、疲労回復パジャマ「BAKUNE」をはじめとしたコンディショニングブランドの展開と、昨今の健康意識の高まりから、睡眠の質向上に向けた商品の展開は時流に乗ったビジネスモデルと言え、業績もグロースらしく倍々ゲームで急成長しています。
櫻井翔氏出演のテレビCMなどで知名度も上がっており、設立からおよそ7年のスピード上場と話題性もありそうです。株価設定には割安感があり、ベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株が多数あるものの、既存株主含めロックアップが掛かっているため、上場時のIPO株取得者以外からの余計な売り圧力もありません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模がIPO想定価格(1,850円)ベースで59.2億円と荷もたれ感のあるサイズで、およそ3.5億円ほどの親引けがあるものの、海外投資家への販売も無いため、需給面でやや不安が残ります。
今回のIPO募集株の内訳は公募株400,000株に対して売出株2,384,700株と売出比率5.9倍、その売出し株も多数のベンチャーキャピタル(投資ファンド)が放出することとなっており、OA含めたオファリング・レシオは45.3%と高いことから、出口(イグジット)案件として警戒される可能性もありそうです。
IPO主幹事は業界最大手の野村證券で一定の安心感もあり、規模的に初値高騰は無いにしても、よほどのIPO地合い悪化でもない限り初値は堅調にスタートする可能性が高そうなため、管理人の個人的なこのTENTIAL(325A)のIPO参加スタンスは中立から積極参加に変更する予定です。とはいえ、野村證券主幹事案件ということで、IPO当選は簡単ではないでしょうね。
TENTIAL(325A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのTENTIAL(325A)のIPO株(公募株及び売出株)27,847枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
野村證券(主幹事) | 25,062枚 | 90.0% |
SBI証券 | 1,114枚 | 4.0% |
大和証券 | 418枚 | 1.5% |
楽天証券 | 418枚 | 1.5% |
マネックス証券 | 418枚 | 1.5% |
岩井コスモ証券 | 278枚 | 1.0% |
松井証券 | 139枚 | 0.5% |
大和コネクト証券(委託幹事決定) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が4,177枚あります。
積極的にこのTENTIAL(325A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる野村證券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多い大手ネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券)も入っており、いずれも持ち分は三桁レベルあるため、狙えない数字では無さそうです。
TENTIAL(325A)のIPO仮条件決定
TENTIAL(325A)のIPO仮条件が決まり次第ココに追記致します。
TENTIAL(325A)のIPO(新規上場)初値予想 第二弾
TENTIAL(325A)の第二弾初値予想が発表され次第ココに追記致します。
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