トリドリ(9337)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,470円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
トリドリ(9337)の上場日とIPO申込期間
トリドリ(9337)の上場日は2022年12月19日(月)で、IPOラッシュの中でも珍しく単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。
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このトリドリ(9337)のIPO申し込み期間は12月2日(金)~12月8日(木)となっており、すでに12月IPOラッシュに向けたIPO申し込みラッシュ突入となっていることから、他IPO案件とのIPO申し込み期間が多数被っているため、資金移動や申し込み忘れなどにご注意下さい。
トリドリ(9337)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
トリドリ(9337)のIPO想定価格は1,470円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.3倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このトリドリ(9337)のIPO仮条件は明後日11月30日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
トリドリ(9337)の事業内容
トリドリ(9337)の事業内容はインフルエンス・プラットフォームとしてインフルエンサーの価値を最大化し、企業・消費者・インフルエンサー、誰もが手軽にSNSの力を享受できる世界を実現したいとのことから、InstagramやYouTubeなどSNS上で活動している個人を中心とした多様なインフルエンサーを支援しています。
このトリドリ(9337)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
トリドリ(9337)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月14日)IPO新規上場承認発表があった2社のうちのもう1社で、12月9社目と …
トリドリ(9337)のブルベア要素とIPO参加スタンス
トリドリ(9337)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,470円としてオーバーアロットメント含め7.3億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて4,320枚と少なめとなることから当選確度は低めとなりそうです。
そして今回もこのトリドリ(9337)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がインフルエンサーマーケティングと時流に乗った事業を展開しており、公開規模もIPO想定価格(1,470円)ベースで7.3億円と荷もたれ感もありません。株式会社マネーフォワードの子会社が運営するベンチャーキャピタルに取得金額50,000千円に相当する親引け(継続保有の確約)も追加されているため、6億円台程度までは規模が縮小されます。
既存株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株があるものの、ロックアップ解除は公開価格の2.0倍(1.5倍ではない)となっており、上場日も12月19日(月)でIPOラッシュ真っ只中ではありますが、数少ない単独上場で資金分散の影響も受け無さそうです。需給面は比較的良好と言えます。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としてはやはり業績が気になるところです。売上は右肩上がりで順調に伸びているものの収益は真逆の右肩下がりで赤字が拡大傾向となっている点は素直に警戒材料となりそうです。特に最近は赤字上場への見方が厳しくなって来ているので、積極的な買いが入るかどうかは微妙なところかもしれません。
とはいえ、時流に乗ったビジネスモデルの小型案件となればさすがに公募割れを起こすようなことは無いと考えているため、現時点での管理人の個人的なこのトリドリ(9337)のIPO参加スタンスは当初の予定通り参加の方向で考えています。と言っても割り当て株数的に大和証券とSBI証券と大和コネクト証券の3社からのみの申し込みとなりそうです。
IPOあるあるですが、このトリドリ(9337)のIPO新規上場承認発表以降、やたらと広告(下記画像)が出るようになりました。以前から出ていたのかどうかは不明ですが、最近は多い日で1日数十回は見掛けます^^;
トリドリ(9337)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのトリドリ(9337)のIPO株(公募株及び売り出し株)4,320枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
大和証券(主幹事) | 3,997枚 | 92.5% |
SBI証券 | 194枚 | 4.5% |
みずほ証券(前受け金不要) | 43枚 | 1.0% |
SMBC日興証券 | 43枚 | 1.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 13枚 | 0.3% |
松井証券(前受け金不要) | 13枚 | 0.3% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 13枚 | 0.3% |
あかつき証券 | 4枚 | 0.1% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が648枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであればIPO主幹事となる大和証券は外せません。残る平幹事は各社割り当て株数が少なく、可能性はかなり低そうです。SBI証券は割り当て株数が少なくてもIPOチャレンジポイントの関係があるので申し込みは必須となりますが、次に割り当て株数が多いのはもしかすると大和コネクト証券あたりになって来るかもしれません。
トリドリ(9337)のIPO仮条件決定
トリドリ(9337)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,470円
IPO仮条件:1,450円~1,500円
IPO想定価格がほぼ中間値となるやや強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は7.2億円~7.4億円となりました。
トリドリ(9337)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
トリドリ(9337)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,650円~1,800円
IPO仮条件がほぼ中間値となるやや強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は上限は下ブレで下限は上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても参加で、当初の予定通り大和証券とSBI証券と大和コネクト証券の3社から申し込みます。
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