トヨクモ(4058)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,800円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、いつものように個人的な私見も含めてIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)配分数などを考察してみたいと思います。
トヨクモ(4058)の上場日は9月24日(木)でグラフィコ(4930)とまぐまぐ(4059)と3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家の間では今最も主幹事になってほしくない証券会社No.1と言われているIPO抽選割合改悪(10%→1%)のあったいちよし証券となっております。
尚、このトヨクモ(4058)のIPO申し込み期間は9月4日(金)~9月10日(木)で、グラフィコ(4930)と同日程となるため、IPO申し込みを考えている方はお忘れなく。
トヨクモ(4058)のIPO(新規上場)初値予想
トヨクモ(4058)のIPO想定価格は1,800円となっているため、現時点では公募価格の3.0倍~5.0倍程度の初値形成になるのではないかとやや幅が広く、かなり強めの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な評価についても文句無しの強めA級評価に設定させて頂いております。
このトヨクモ(4058)のIPO仮条件は明日9月2日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。
トヨクモ(4058)の事業内容は法人向けクラウドサービス事業とIPO市場では鉄板の人気業態となります。このトヨクモ(4058)の詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。
グラフィコ(4930)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日は2社のIPO新規上場承認発表がありました。もう1社のトヨクモ(4058)について …
トヨクモ(4058)の公開規模はIPO想定価格ベース(1,800円)で9.9億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては小型で荷もたれ感はありません。IPO株も公募株及び売り出し株合わせて5,000枚となることから希少性も十分です。しかも管理人のような完全抽選派の取得が困難となることからIPO株取得組からの初値売り自体も少なくなることが予想されます。
ロックアップ無しのベンチャーキャピタルの保有株が1社35万株という売り圧力はあるものの、人気業態となることからそれを上回る多くの買いを集めることになりそうで、すでに需給はひっ迫することが予想されます。仮に今の強いIPO地合いが続いていればまたもや3日目初値形成となる可能性も十分あり得そうです。
トヨクモ(4058)の上場日は9月24日(木)でグラフィコ(4930)とまぐまぐ(4059)と3社同日上場となるものの、他の2社よりも内容的にはずば抜けて勝っているため、一番人気となることは間違いないでしょうね。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
グラフィコ | 12.3億円 | JASDAQスタンダード | SBI証券 |
トヨクモ | 9.9億円 | 東証マザーズ | いちよし証券 |
まぐまぐ | 5.3億円 | JASDAQスタンダード | SBI証券 |
ティアンドエス(4055)は初値高騰、IPOセカンダリ高騰となり、奇しくもIPO主幹事はこのトヨクモ(4058)と同じくいちよし証券でした。とは言え別にいちよし証券のチカラがあったからではありません。地合いが良く銘柄に魅力があったからに他なりません。
今回のトヨクモ(4058)もたまたまいちよし証券主幹事案件となりますが、だから初値が高騰しそうというわけではなく、銘柄的に優れているから初値が高騰しそうという意味ですので誤解の無いようお願いします。もしIPO当選するようなことがあれば当然ながら手放しで喜べる銘柄です^^
とりあえず管理人の個人的なこのトヨクモ(4058)のIPO参加スタンスは当初の予定通り全力申し込みで行きますが、冒頭及び末尾にも記載しております通り、IPO主幹事がいちよし証券となるため、IPO当選はまったく期待できないことだけはあらかじめ想定しておいた方が良さそうですね。
トヨクモ(4058)のIPO(新規上場)幹事配分数
そして推定となりますがこのトヨクモ(4058)のIPO株(公募株及び売り出し株)5,000枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
いちよし証券(主幹事) | 3,750枚 | 75.0% |
大和証券 | 350枚 | 7.0% |
SMBC日興証券 | 300枚 | 6.0% |
岩井コスモ証券 | 150枚 | 3.0% |
SBI証券 | 150枚 | 3.0% |
極東証券 | 100枚 | 2.0% |
東洋証券 | 100枚 | 2.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 100枚 | 2.0% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が500枚あります。
IPO主幹事のいちよし証券よりも2番手幹事の大和証券の方が抽選分の割り当て数が多く、一番抽選分の割り当て数が多い証券会社は100%完全抽選で最下位幹事となるマネックス証券となります。これはもうIPO当選の可能性は限りなくゼロに近いと言えるのかもしれませんね。もちろん一応申し込みはしますが。
そもそもこのいちよし証券のIPO抽選割合改悪は日本証券業協会のルールに反するのですが、何かしら抜け道でもあるのか、それともこのルール自体の解釈が違うのかいつも不思議に思います。おそらく日本証券業協会には善意の通報なども入っていると思うので、是非とも日本証券業協会の見解を公式サイトで開示してほしいところです。
トヨクモ(4058)のIPO(新規上場)初値予想記事になるはずが、ほぼほぼいちよし証券の文句記事になったかもしれません。弱小IPO愛好家のボヤキで、お見苦しい記事になって申し訳ございませんでした。
<追記>
トヨクモ(4058)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,800円
IPO仮条件:1,800円~2,000円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は9.9億円~11.0億円となりました。
<追記>
トヨクモ(4058)の第二弾初値予想が発表されたようです。
7,000円~9,000円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも下限のみ上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはA級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスも全力申し込みで変更ありません。
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