Will Smart(175A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,380円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
Will Smart(175A)の上場日とIPO申込期間
Will Smart(175A)の上場日は2024年4月16日(火)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。
このWill Smart(175A)のIPO申し込み期間は4月1日(月)~4月8日(月)となっており、スケジュール的にIPO閑散期で、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りは無いため、申し込まれる方は資金管理などはあまり気にする必要はありませんが、申し込み忘れにはご注意下さい。
Will Smart(175A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
Will Smart(175A)のIPO想定価格は1,380円となっているため、現時点では公募価格の1.4倍~2.1倍程度の初値形成になるのではないかと、やや強めB級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや強めB級評価に設定させて頂いております。
なお、このWill Smart(175A)のIPO仮条件は明日3月29日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
Will Smart(175A)の事業内容
Will Smart(175A)の事業内容はモビリティ業界を中心とした事業課題解決に対してDX技術を駆使したソリューションの企画・提案、ソフトウェアの受託開発及び運用支援ということで、顧客企業の事業課題に対し、IoT及びWEBシステムのソリューションの企画提案から受託開発、システムパッケージの販売の実施に加え、輸入商材の仕入れ・販売などを行っています。
このWill Smart(175A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
Will Smart(175A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(3月13日)はIPO新規上場承認発表が1社ありました。これで4月IPO …
Will Smart(175A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
Will Smart(175A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,380円としてオーバーアロットメント含め10.6億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。
IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて6,720枚と少なく、IPO主幹事は店頭型証券(大和証券)となるため、IPO当選は簡単では無さそうです。
そして今回もこのWill Smart(175A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がIoT技術やWEBシステム構築技術など時流に乗ったビジネスモデルとなることから成長への期待値も高く、大手企業含め様々な業種業界などでの導入実績もあります。
Will Smart(175A)は株式会社ゼンリンデータコム(兄会社)の社内ベンチャーとして誕生した弟企業で、現状は東証プライム上場のゼンリン(9474)の子会社となりますが、今回のIPO(新規上場)に際する売り出し株式放出で所有割合が低下し、親子関係は解消(持分法適用関連会社)されるため、投資家から毛嫌いされやすい親子上場にはあたりません。
株価設定に特段の割安感は無いものの、公開規模はIPO想定価格(1,380円)ベースで10.6億円と荷もたれ感は無く、上場日も4月16日(火)で単独上場、時期的にはIPO閑散期となっていることから、スケジュール面も恵まれ一点集中で注目度は上がりそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては業績は今期(第12期)黒字予想が出されていますが、現状は3期連続赤字となっており、見た目はよくありません。
複数の大手企業が出資しているものの、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しで上位株主の九州旅客鉄道(9142)や都築電気(8157)は保有株を全株売却することとなっており、既存の個人上位株主16名のロックアップも1.5倍解除と掛かりが甘く、公開価格の1.5倍となれば警戒感が高まる可能性もありそうです。
ただ、軽量案件なのでIPO地合い好調継続であれば需給主導で公開価格の1.5倍を越えてくる可能性は十分にあると思われるため、管理人の個人的なこのWill Smart(175A)のIPO参加スタンスは引き続き参加の方向で行く予定です。
Will Smart(175A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのWill Smart(175A)のIPO株(公募株及び売り出し株)6,720枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
大和証券(主幹事) | 6,350枚 | 94.5% |
野村證券 | 268枚 | 4.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 34枚 | 0.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 34枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 34枚 | 0.5% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
DMM株(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,008枚あります。
積極的にこのWill Smart(175A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる大和証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多いネット証券(楽天証券、マネックス証券、松井証券)も入っていますが、いずれも二桁レベルの持ち分しか無いため、狙うには厳しい数字となりそうです。
Will Smart(175A)のIPO仮条件決定
Will Smart(175A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,380円
IPO仮条件:1,320円~1,380円
IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は10.2億円~10.6億円となりました。
ただし、今回の訂正目論見書内ではIPO新ルールが追記されており、需要申告の結果、仮条件の範囲外で発行価格を決定する場合があり、仮条件の下限の80%以上かつ上限の120%以下である1,056円~1,656円の範囲内で公開価格が決定する場合もあるため、証券会社の入金残高は最高値となる1,656円で見ておく必要があります。
Will Smart(175A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
Will Smart(175A)の第二弾初値予想が発表されたようです。
2,100円~2,500円
IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限は下ブレで下限は上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはB級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き参加で変更ありません。
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