ZenmuTech(338A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,470円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ZenmuTech(338A)の上場日とIPO申込期間
ZenmuTech(338A)の上場日は2025年3月27日(木)で、ダイナミックマッププラットフォーム(336A)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事は岡三証券となっております。
このZenmuTech(338A)のIPO申し込み期間は3月10日(月)~3月14日(金)となっており、IPO申し込みラッシュ後半戦ではありますが、まだ他IPO案件とIPO申し込み期間が被っているため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。
ZenmuTech(338A)のIPO(新規上場)初値予想 第一弾
ZenmuTech(338A)のIPO想定価格は1,470円となっているため、現時点では公募価格の1.3倍~1.7倍程度の初値形成になるのではないかと、やや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや強めB級評価に設定させて頂いております。
なお、このZenmuTech(338A)のIPO仮条件は明日3月6日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ZenmuTech(338A)の事業内容
ZenmuTech(338A)の事業内容は暗号技術の応用である秘密分散技術を利用したセキュリティソリューションおよび秘密計算ソリューションの開発・販売ということで、AONT(All-Or-Nothing Transformation)方式の秘密分散技術を用いたデータの無意味化ソリューションなど、革新的な技術力とオープンイノベーションによる創造力にて「情報の安全」を提供しています。
このZenmuTech(338A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ZenmuTech(338A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日は大量にIPO新規上場承認発表があると思い、ブッキングリゾート(324A) …
ZenmuTech(338A)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ZenmuTech(338A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,470円としてオーバーアロットメント含め4.8億円と規模的に東証グロース市場への上場としてはで小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。
IPO募集株数は公募株及び売出株(OA含む)合わせて331,200株と少なく、IPO主幹事は抽選割合の少ない店頭系証券の岡三証券となるため、IPO株の当選確度は低めとなりそうです。
そして今回もこのZenmuTech(338A)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がセキュリティソリューションの提供ということで、インターネットの急速な普及に伴って情報漏洩のリスクが高まる現状においては必要不可欠となる時流に乗ったビジネスモデルで、業績も堅調に推移していることからIPO市場でも一定の評価を受けそうです。
公開規模もIPO想定価格(1,470円)ベースで4.8億円と軽量サイズで、公開価格の1.5倍となればロックアップ解除され売却可能となるベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株が推定15万株程度あるものの、取得単価の多くは2,750円と高値圏であることから売り急ぐ向きは少なそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては人気業態の軽量案件となるため需給良好で特に大きな弱点はありませんが、強いて挙げるとすればIPO主幹事が準大手証券の岡三証券で、他IPO幹事団(シンジケート)の中には大手証券が一社も入っていないということぐらいでしょうか。
上記のことから初値は好スタートとなる可能性が高く、強いIPO地合いが続いていれば2倍以上の初値高騰という可能性も十分あり得そうです。よって当初の予定通り管理人の個人的なこのZenmuTech(338A)のIPO参加スタンスは積極参加で行く予定で変更はありません。
ZenmuTech(338A)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのZenmuTech(338A)のIPO株(公募株及び売出株)2,880枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
岡三証券(主幹事) | 2,591枚 | 90.0% |
SBI証券 | 115枚 | 4.0% |
松井証券 | 58枚 | 2.0% |
アイザワ証券 | 29枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 29枚 | 1.0% |
マネックス証券 | 29枚 | 1.0% |
むさし証券 | 29枚 | 1.0% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が432枚あります。
積極的にこのZenmuTech(338A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる岡三証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多い大手ネット証券3社(SBI証券、松井証券、マネックス証券)が入っていますが、いずれも持ち分は二桁レベルしか無いため、狙うには厳しい数字となりそうです。
ZenmuTech(338A)のIPO仮条件決定
ZenmuTech(338A)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,470円
IPO仮条件:1,500円~1,580円
IPO想定価格よりも窓開けで上ブレとなる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は4.9億円~5.2億円となりました。
尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記は無いため仮条件の上限突破はありません。
ZenmuTech(338A)のIPO(新規上場)初値予想 第二弾
ZenmuTech(338A)の第二弾初値予想が発表され次第ココに追記致します。
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