QPS研究所(5595)IPO新規上場初値が無事に付きましたので簡単ではありますがご紹介させて頂きたいと思います。内心では本日値付かずの持ち越しもあり得るかと思っていましたが、残念ながらIPO地合い絶好調とは言えない環境だったため、そこまでの強さは無かったようです。

QPS研究所(5595)のIPO初値結果

公募価格390円
初値価格860円(13時46分)
初値売却益+47,000円
初値売買代金38.0億円
初値出来高4,427,400株
12月6日終値710円(ストップ安)

市場開場直前(8時59分)のこのQPS研究所(5595)のフル板の合致点は810円(初値売買代金:16.7億円)となっていたので、およそ50円吊り上げられた860円(初値売買代金:38.0億円)での初値形成となりました。初値売りで+47,000円の利益となります。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。

公開価格の1.5倍(ロックアップ解除水準)となる585円とベンチャーキャピタル(投資ファンド)含む既存株主の取得単価700円に結構な数の売りが入っていたので、既存株主は売る気満々だった様子が伺えます。

4月12日上場の宇宙ベンチャーispace(9348)の初値は公募比およそ4.0倍で初値形成時の売買代金は49.7億円でしたが、今回のこのQPS研究所(5595)の初値は公募比およそ2.2倍で初値形成時の売買代金は38.0億円と公開規模は違えどさすがにispace(9348)には届きませんでした。それでも久しぶりに二桁億円の初値売買代金となっています。

初値形成後は二匹目のドジョウ狙いで上値を目指す展開になるかと思いきや、高値は初値形成後すぐに付けた874円を最後に失速。ほぼ初値天井となり、その後は下記チャートの通りナイアガラで、いつも通り右肩下がりのチャートとなり、一番底まで沈んで行きました。

QPS研究所(5595)IPO5分足チャート(2023年12月6日)
QPS研究所(5595)IPO5分足チャート2023.12.6

終値は初値価格(860円)を150円下回る710円ストップ安での取引終了となった上に、まだ812,600株の売りが残された状態でした。本日1日の出来高は10,341,400株で、OA含めた公開株数(10,256,300株)のほぼ1.0回転で、東証グロース市場の出来高ランキングは4位となっています。

QPS研究所(5595)のIPOセカンダリ

正直なところこのQPS研究所(5595)のIPOセカンダリがコケたら、後続のIPOにも大きな影響が出ると考え、IPO地合い回復の確認はできていない状況の中でしたが、願掛けの意味も含めてIPO当選分の200株と同数でIPOセカンダリ参戦致しました。

QPS研究所(5595)IPOセカンダリ2023.12.6

寄り前気配では一時的に1,000円に届いていたことや、売りたい株主は初値で逃げると思っていましたが、残念ながらそう簡単ではなかったようです。結果的にストップ安での売却となり、-30,000円の損失となってしまいました。公募分は初値売却しているので、利益は出たものの後味の悪い取引です。

初値高騰からのストップ安となると、まだまだIPO市場の回復は遠いかもしれませんね。後続のIPOに悪い影響が出ないことをただただ願うばかりです。

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