フルハシEPO(9221)とASNOVA(9223)IPO新規上場初値がそれぞれ上場日当日の着地となりました。ただ一方は好発進となりましたが、もう一方は残念ながら公募割れと明暗分かれる結果となっています。ちなみに公募割れは今年(2022年)6社目となります。

フルハシEPO(9221)のIPO初値結果

公募価格1,140円
初値価格1,733円(10時36分)
初値売却益+59,300円
初値売買代金6.2億円
初値出来高360,400株
本日終値1,606円

市場開場直前(8時59分)の合致点1,500円からのスタートとなりました。その後は対等価格(合致点)が近づくと逃げる寄る寄る詐欺が少し発生し、当初の対等価格(合致点)+233円高の1,733円(公募価格比+593円)での着地となりました。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。

初値形成後はジリジリながらも上値を追う展開となり、まさかのストップ高まで行く流れかと思いましたが、高値1,967円を最後に失速。終値は初値価格(1,733円)も下回り最安値に近い1,606円で終了。IPOセカダンリ参戦組も場中で逃げ場はあったものの、後味の悪い結果となりました。

フルハシEPO(9221)日中足・5分足チャート(2022年4月21日)
フルハシEPO(9221)IPO日中足・5分足チャート2022.4.21

ASNOVA(9223)のIPO初値結果

公募価格1,630円
初値価格1,499円(9時11分)
初値売却益-13,100円
初値売買代金0.5億円
初値出来高35,100株
本日終値1,300円

市場開場直前(8時59分)の合致点は上記フルハシEPO(9221)に気を取られてハッキリ確認はできませんでしたが、主幹事のシンジケートカバーは入っていない状態だったかと思います。

地方市場(名証ネクスト)上場案件だったため、フル板は見れずでしたが、市場開場後も売り買いの株数差は大きく開いた状態でシンジケートカバー取引も入っていませんでした。

ところが気配値が1,499円を付けたところで突然着地。今回はギリギリではあったもののしっかりシンジケートカバー取引が入ったことで、結果的には公募割れとなりましたが、幹事の引き受け価格となる1,499円での着地となりました。底なし沼コースとならなかったのは不幸中の幸いと言えるでしょうか。

ただ初値形成後も高値は1,559円までしかなく、またしても公募割れ案件のコンセンサスとも言える「公募割れ案件、初日に公募価格を奪還するのはほぼ不可能説」が立証された格好となってしまいました。

ASNOVA(9223)日中足・5分足チャート(2022年4月21日)
ASNOVA(9223)のIPO日中足・5分足チャート2022.4.21

本日の出来高は85,700株と超低商いで、公開株数(255,300株)の一回転にも遠く及ばず、終値も1,300円と幹事の引き受け価格(1,499円)を下回っての終了です。大きな好材料でも無い限り公募価格(1,630円)はもちろん初値価格(1,499円)の奪還も厳しいかもしれませんね。

個人的には両案件とも当初の予定通りIPOセカダンリ参戦はしておりません。

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