先週末10月8日(金)SBIホールディングス(8434)から、傘下のインターネット専業銀行となる住信SBIネット銀行が東京証券取引所にIPO新規上場)申請を行ったと発表がありました。

住信SBIネット銀行の上場観測は昨年からウワサとしてあり、ずっと沈黙が続いていましたが、ようやくベールを脱いだという感じですね。各社メディアがこぞって報道しているぐらいなので注目度の高い案件であることは間違いありません。初値云々は抜きにしてIPO市場を盛り上げてくれる存在となってほしいです。

住信SBIネット銀行株式会社の株式上場申請について

住信SBIネット銀行SBIホールディングス三井住友信託銀行が50%づつ出資するSBIホールディングスの持分法適用会社で、各社それぞれ上場後も株式は一定数保有する方向のようです。

具体的な市場区分や上場日、公開規模などの詳細な部分はまだ未定となっていますが、さすがにマザーズやJASDAQなどの新興市場ではなく本則市場(一部、二部)への上場と考えるのが妥当なところでしょうか。

仮にこの本則市場(一部、二部)に上場するとなると、一般的に上場申請から上場まで3カ月~5カ月程度掛かると言われているので、年内の上場は日程的にも厳しく、実現は来年(2022年)となりそうです。3月などのIPO繁忙期でなく、1月や2月のIPO閑散期に単独で出て来てほしいとろですね。

稀にこの上場観測時点でIPOの参加スタンスはどうしますか?などとご質問頂くこともありますが、まだ中身がまったく見えない状況なので一切考えておりません。基本的にIPO参加スタンスは正式発表後に中身を見て決めますので、何卒ご理解下さいませ。とりあえず今は正式なIPO新規上場承認発表を楽しみにしています。

さらに先月9月30日(木)には楽天グループ(4755)の連結子会社となる楽天銀行旧:イーバンク銀行)の上場準備に入ったと楽天グループから発表がありました。実現すれば楽天グループ初の親子上場となるそうです。偶然にも近いところで知名度の高いインターネット専業銀行の上場観測が相次いでいます。

楽天銀行株式会社の株式上場準備の開始に関するお知らせ

ただこの楽天銀行は上場申請ではなく、まだ準備段階ということで「株式上場に関しては、関係当局の承認を前提とすることに加え、準備過程における検討の結果次第では、当社グループの組織再編が必要になる場合や楽天銀行は株式上場しないという結論に至る可能性もあります」との記載もあったため、上場しない可能性もあるようです。

一部報道では今回の楽天銀行の上場の最大の理由は楽天モバイルのプラン料金1年間無料や基地局整備の急加速など先行投資した分のキャッシュ不足解消のための「穴埋め」などとも言われています。

このモバイル事業がどの程度の赤字でどの程度のキャッシュが必要なのかわかりませんが、今回のIPO新規上場)も資金調達手段の一つと考えられますが「株式上場しない」ということも匂わしていることから、もしかするととりあえず話題を集めて企業価値を高め、楽天お得意のM&Aという可能性もゼロではないのかなどと、勝手な勘繰りもしています^^;

いずれにしてもこういったIPO市場が盛り上がるような報道は嬉しい限りです。大げさかもしれませんが、今の暗いIPO市場に一筋の光が差し込んだという感じですね。12月は史上最多となる30社超えのIPOが登場するというウワサもあるので、今回のような注目材料を出して、それを機にIPO市場の環境が少しでも改善してほしいと願います。

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