昨日はIPOバブル再来なんて書いたばかりですが、早くも雲行きが怪しくなりました。昨日値付かずで持ち越しとなっていたアイキューブドシステムズ(4495)とGMOフィナンシャルゲート(4051)の初値が本日無事に付いたまでは良かったのですが、ほぼ初値天井となり、まさかの2社ともストップ安まで落ちるという、今後のIPOにとっては最悪な演出をしてくれました。

IPOバブル崩壊と言うにはまだ大げさな表現で時期尚早かもしれませんが、とりあえず明日以降規制明けの上記2社のIPOの値動きは要注目となりそうです。

先日より当サイト(IPOブログ)のアクセス数が増えるとIPOへの関心が高まっているということを申し上げておりましたが、まさに昨日から本日に掛けてアクセス数が減少していることから、本日のストップ安は想定の範囲内だったのかもしれないとまたもや勝手な妄想をしております。

アイキューブドシステムズ(4495)のIPO(新規上場)初値結果

公募価格をおよそ3.0倍上回る形での初値形成となりました。昨日のフル板合致点となる10,000円には届きませんでしたが、それでも値ガサ株なので一撃のリターンが大きいですね。ご当選された方はおめでとうございます。

公開価格:3,120円
初値価格:9,430円(2日目 9:59初値形成)
初値売却益:+631,000円
7月16日終値価格:8,200円(一時ストップ安
初値買い資金:16.9億円

アイキューブドシステムズ(4495)のIPO日中足・5分足チャート
アイキューブドシステムズ(4495)IPO日中足・5分足チャート2020.7.16

残念ながら初値形成後の高値はわずか60円高の9,490円までしかなく、その後は超絶ナイアガラで一度はストップ安7,930円)にタッチしています。大引けこそストップ安から抜け出していますが、終日ほぼ安値圏での推移となりました。

GMOフィナンシャルゲート(4051)のIPO(新規上場)初値結果

公募価格をおよそ2.6倍上回る形での初値形成となりました。昨日のフル板合致点となる8,000円には届きませんでしたが、初値買いの資金の減少は思った以上に少なかったことから、ベンチャーキャピタルの売りが増えたせいかと推測されます。それでも初値売りで一撃40万円以上の利益は羨ましいですね。ご当選された方はおめでとうございます。

公開価格:2,540円
初値価格:6,550円(2日目 9:22初値形成)
初値売却益:+401,000円
7月16日終値価格:5,550円(ストップ安
初値買い資金:22.3億円

GMOフィナンシャルゲート(4051)IPO日中足・5分足チャート
GMOフィナンシャルゲート(4051)IPO日中足・5分足チャート2020.7.16

このGMOフィナンシャルゲート(4051)も残念ながら初値形成後の高値は200円高の6,750円までありましたが、その後は滞空時間も短く、アイキューブドシステムズ(4495)同様に超絶ナイアガラでストップ安5,550円)へと沈みました。ただこちらはストップ安のままでの大引けとなっております。

IPO株にご当選された方はおめでとうございます。ですがIPOセカンダリに突撃された方にとっては残念な結果となってしまいました。個人的に6月IPO再開後はほぼすべての銘柄でIPOセカンダリ参戦していますが、今回はダブルパンチを喰らったので久しぶりに取引画像を公開致します。完全にベンチャーキャピタルの養分となりました><

IPOセカンダリ2020.7.16

GMOフィナンシャルゲート(4051)のIPOセカンダリ損失は手数料込みで-21,070円アイキューブドシステムズ(4495)のIPOセカンダリ損失は手数料込みで-16,070円で合計-37,140円の損失となりました。早めの損切りで後悔することもあれば、早めの損切りで救われることもあります。今回は完全に後者だったので不幸中の幸いでした。やはりIPOに当選して初値で売却が鉄板ですね^^;

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