エイチ・エス証券をフリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」で調べると大手証券でもなく準大手証券でもなく中堅証券でもありません。かと言ってインターネット専業証券でもなければ外資系証券でもなく地銀系証券でもありません。なんと地場証券にカテゴライズされていました^^;
まあそれはどうでも良いのですが、このエイチ・エス証券は日本取引所グループ(JPX)が主幹事候補として挙げている証券会社一覧の中にもあることから、ごくたまにIPO主幹事を務めることがあります。
以下画像はエイチ・エス証券の公式サイトにも掲載されている2012年から2020年までの過去9年間のIPO主幹事銘柄で6回のIPO主幹事を引き受けています。1999年から2010年は全盛期時代だったのかIPO111社中30社ものIPO主幹事を引き受けていたようです。
まだ記憶に新しい直近IPOで行くとグローバルインフォメーション(4171)もエイチ・エス証券主幹事案件でした。公募価格1,210円に対して付いた初値は2,580円と2倍超えの初値形成になっています。
もっと前にさかのぼると2014年11月に上場したCRI・ミドルウェア(3968)は公募価格2,400円に対して付いた初値は13,500円と実に5.6倍で初値売却益は驚異の1,110,000円となりました。もちろん管理人は当選していません><
こんな風にごくたまにチャンスがやってきます。
そしてエイチ・エス証券のインターネット取引口座でのIPO抽選方式には一般抽選に加えてIPO優遇抽選制度があり、SBI証券のIPOチャレンジポイント制度とはまた異なりますが、IPOポイントというものがあります。一般抽選で落選された方を対象に優待抽選が行われるため同一銘柄で2度の抽選チャンスがあることになります。
ただこのエイチ・エス証券のIPOポイントには欠点もあり、当選落選に関わらず使えば無くなってしまいます。SBI証券のIPOチャレンジポイントのように落選しても返って来ません。さらには約2年間の有効期限まであります。なので貯めるタイミングと使うタイミングがマッチしていないとなかなか有効な使い方ができません。
例えば2015年12月に上場したアートグリーン(3419)から2019年6月に上場した大英産業(2974)までの間でエイチ・エス証券が主幹事を務めたIPO銘柄はありません。有効期限が2年だとすればおよそ3年半主幹事が無かったことから保有ポイントを使えるタイミングが無かったということになります。もちろん平幹事の時でも使えますが、狙うべきはやはりIPO主幹事の時に使うのが得策と言えるでしょう。
何が言いたいかと申し上げますと、このエイチ・エス証券はたまに「IPOポイント増額キャンペーン」という主に新規口座開設者向けのキャンペーンを行っています。
これは昨年2020年10月20日(火)から2020年12月25日(金)まで行われていたIPOポイト増額キャンペーンですが、新規で口座開設すると2,000ポイント(通常時は1,000ポイント)頂くことができました。現在当キャンペーンは終了しています。
ですが、エイチ・エス証券はこのような新規口座開設キャンペーンを年に数回実施することがあります。なので現在主幹事が無い中での口座開設はあまりオススメできません。エイチ・エス証券の口座開設する際はこういったキャンペーンに便乗するのが得策ではないかと思います。
こういったIPO閑散期に口座開設はもってこいの時期となりますが、エイチ・エス証券のようにIPOの当選確率がアップする系のキャンペーンを開催する証券会社はタイミングを見計らって口座開設をした方が有利になる場合があります。
もちろん今年(2021年)も必ずこういったキャンペーンを開催すると決まっているわけではありませんが、現状ではまだ主幹事案件も無いため、エイチ・エス証券の口座開設よりももっと重要な証券会社の口座開設が他にあるかと思いますので急ぐ必要は無いかと個人的には考えます。
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