オカムラ食品工業(2938)とAVILEN(5591)のIPO(新規上場)初値が無事に付きましたので、簡単ではありますが、ご紹介させて頂きたいと思います。
ここ最近は初値買い意欲が衰えている上に2社同日上場、さらに本日(9月27日)は9月の権利付最終日も重なっていたことから資金が分散されてしまい、初値は鈍いスタートになると思っていましたが、結果的に資金分散の影響は軽微だったようです。
オカムラ食品工業(2938)のIPO初値結果
公募価格 | 1,680円 |
初値価格 | 2,564円(10時28分) |
初値売却益 | +88,400円 |
初値売買代金 | 12.6億円 |
初値出来高 | 495,000株 |
9月27日終値 | 3,065円(ストップ高) |
市場開場直前(8時59分)のこのオカムラ食品工業(2938)のフル板の合致点は2,190円(初値売買代金:5.9億円)となっていたので、およそ374円ほど吊り上げられた2,564円(初値売買代金:12.6億円)での初値形成となりました。初値売りで+88,400円の利益となります。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
中国の水産物禁輸や円安原油高によるコスト高、9月の権利付最終日と被っている点など含めマイナス要因が多かったものの、市場コンセンサスを上回るスタートとなりました。野村證券主幹事ならではの強さもありそうですが、キラキラ案件よりもこういった着実な銘柄の方に資金が回っている印象です。
オカムラ食品工業(2938)IPO5分足チャート(2023年9月27日)
終値は初値価格(2,564円)を501円上回るストップ高(3,065円)で取引終了となっていますが、本日1日の出来高は5,903,500株で、OA含めた公開株数(1,207,500株)の4.9回転程度と東証スタンダード上場案件としては大商いとなっていますが、それでも東証スタンダード市場の出来高ランキングは7位とそれほど上位とは言えない位置にいます。ただ結果的には初値よしセカンダリよしと理想的なIPOとなりました。
AVILEN(5591)のIPO初値結果
公募価格 | 2,120円 |
初値価格 | 2,482円(9時29分) |
初値売却益 | +36,200円 |
初値売買代金 | 14.0億円 |
初値出来高 | 566,600株 |
9月27日終値 | 2,317円 |
市場開場直前(8時59分)のこのAVILEN(5591)のフル板の合致点は2,400円(初値売買代金:7.3億円)となっていたので、およそ82円ほど吊り上げられた2,482円(初値売買代金:14.0億円)での初値形成となりました。初値売りで+36,200円の利益となります。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
上記オカムラ食品工業(2938)の方が先に着地するかと思っていましたが、このAVILEN(5591)の方が先に着地する形となりました。市場コンセンサスを下回るスタートとなったのは想定外の拍子抜けとなりました。AIバブルはひとまず小休止といったところでしょうか。
AVILEN(5591)IPO5分足チャート(2023年9月27日)
終値は初値価格(2,482円)を165円下回る2,317円で取引終了となっていますが、本日1日の出来高は3,728,800株で、OA含めた公開株数(1,652,400株)の2.2回転程度しかありませんが、東証グロース市場の出来高ランキングは4位にいます。金利上昇局面でグロース株全体に資金が入っていない状況と言ったところでしょうか。
IPO歴15年以上の管理人のIPO当選実績を基にランキング形式でIPO投資にオススメの証券会社をご紹介させて頂いております。
⇒ IPO投資用オススメ証券会社ランキング
IPO情報はもちろん、下記IPOゲッター公式LINEでしか語れないマル秘情報も配信頻度は多くありませんがたまに配信しています。もちろん1対1のチャットも可能ですよ。