東海道リート投資法人(2989)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(5月14日)IPO新規上場承認発表された3社のうちの残りの1社です。
ただこの東海道リート投資法人(2989)はリート(REIT)IPOとなるため、通常の株式IPOとは異なりますのでご注意下さい。上記IPOスケジュール一覧表にも記載致しませんこともあわせてご了承下さい。
3社のうちの2社、全研本社(7371)とEnjin(7370)のIPO詳細についてはすでに下記記事でご紹介させて頂いておりますので、よろしければご覧下さいませ。
全研本社(7371)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(5月14日)IPO新規上場承認発表された3社のうちの1社です。 もう1社のEnji …
Enjin(7370)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。予想通り本日(5月14日)は金曜日ということで一気に3社のIPO新規上場承認発表が登場 …
東海道リート投資法人(2989)の上場日は6月22日(火)で今のところは単独上場、上場市場は東証リート(REIT)市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券と大和証券の2社共同主幹事となっております。
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結局、昨日(5月14日)IPO新規上場承認発表された3社すべてみずほ証券がIPO主幹事となっております。他の証券会社は何をやっているのかと考えると、ある意味スゴいですね。
東海道リート投資法人(2989)のIPO(新規上場)情報
上場市場 | 東証リート(REIT) |
コード | 2989 |
名称 | 東海道リート投資法人 |
資産運用会社 | 東海道リート・マネジメント |
公募口数 | 182,860口 |
オーバーアロットメント | 8,140口 |
IPO主幹事証券 | みずほ証券 大和証券 |
IPO引受幹事証券 | 静銀ティーエム証券 SMBC日興証券 マネックス証券(100%完全抽選) 東海東京証券 |
IPO発表日 | 5月14日(金) |
上場日 | 6月22日(火) |
仮条件決定日 | 6月4日(金) |
ブック・ビルディング期間 | 6月7(月)~6月11日(金) |
公開価格決定日 | 6月14日(月) |
IPO申し込み期間 | 6月15日(火)~6月18日(金) |
時価総額 | 169.7億円 |
吸収金額 | 183.3億円 |
想定価格 | 96,000円(96,000円必要) |
そして上記をご覧の通りこの東海道リート投資法人(2989)のIPO主幹事が大和証券となっていることから、通常の株式IPOであればグループ会社となるCONNECT(コネクト)のIPO幹事入りが期待できますが、今回のようなリート(REIT)IPOはまだ未知のため不明です。
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東海道リート投資法人(2989)の市場からの吸収金額はIPO想定価格96,000円としてOA含め183.3億円と規模的に東証リート(REIT)IPOとしてはそれほど大型ではなく、小型から中型サイズといったところでしょうか。
リート(REIT)で一番重要視されるスポンサーは静岡県に本社を置くヨシコン株式会社を軸とした産業地域を支える産業系、物流系、インフラ系、金融・不動産系企業の総勢9社のスポンサーがサポートする形になっております。
平均鑑定NOI利回りは5.6%とおおむね複合型リート(REIT)としては標準的な利回りよりは少しだけ良いというレベルです。
ちなみに前回のリート(REIT)IPOは2019年12月に上場したSOSiLA物流リート投資法人(2979)以来となるため、この東海道リート投資法人(2989)の登場は実に1年半ぶりとなります。
さらに2018年以降のリート(REIT)状況までさかのぼってみますと以下の通り7社が上場しておりますが、初値が公募価格を上回ったのはSOSiLA物流リート投資法人(2979)1社のみで残り6社のリート(REIT)IPOはすべて公募割れスタートとなっております。いかにリート(REIT)IPOの勝率が悪いのかが伝わりますね。
年月 | IPO銘柄 | 公募価格 | 初値価格 |
2019年12月 | SOSiLA物流リート | 103,000円 | 112,500円 |
2019年3月 | サンケイリアルエステート | 100,000円 | 97,000円 |
2019年2月 | エスコンジャパンリート | 101,000円 | 97,200円 |
2018年9月 | 伊藤忠アドバンス・ロジスティクス | 103,000円 | 99,300円 |
2018年7月 | タカラレーベン不動産 | 96,000円 | 92,000円 |
2018年2月 | ザイマックス・リート | 105,000円 | 104,000円 |
2018年2月 | CREロジスティクスファンド | 110,000円 | 104,500円 |
以下は東証リート(REIT)指数の月足・売買高チャートとなりますが、昨年(2020年)2月から4月にかけてはコロナショックで大暴落となっていますが、それ以降はおおむね右肩上がりで回復しています。もう少しでコロナショック前の水準に手が届きそうなところまできています。
とはいえ、過去2年の勝率の悪さを見ていると無理して突撃する必要も無いのかと思うのが正直なところです。よって管理人の個人的なこの東海道リート投資法人(2989)のIPO参加スタンスはスルーの方向で行く予定で考えています。せめてSBI証券がIPO幹事団(シンジケート)の中に入ってくれていれば、IPOチャレンジポイントだけでも狙いに行けたのですけどね。
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