日本証券業協会からおおむね毎月1回「新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況」が発表されています。内容は文字通りIPO株の配分を行った証券会社について、銘柄ごとの個人投資家への配分状況が掲載されています。
直近で公開されているのは2020年9月分のIPO銘柄で2020年12月10日に発表されており、個人的に2020年9月は9社中4社のIPO当選を頂いていることから気になっていたのですが、12月はIPO記事に忙殺させられていたため確認を忘れていました^^;
ちなみに2020年9月に管理人が当選したIPO銘柄は雪国まいたけ(1375)×2、トヨクモ(4058)、まぐまぐ(4059)、I-ne(4933)の4銘柄です。
当選IPO銘柄 | 抽選配分数 | 抽選割合 | 当選証券会社 |
雪国まいたけ | 1,617枚 | 2.8% | SMBC日興証券 |
雪国まいたけ | 811枚 | 60.4% | SBI証券 |
トヨクモ | 109枚 | 100.0% | マネックス証券 |
まぐまぐ | 2,065枚 | 48.1% | SBI証券 |
I-ne | 1,446枚 | 11.1% | SMBC日興証券 |
だから何?って感じですよね。
でも気になりませんか?
日本証券業協会の協会員(証券会社)は基本的に引き受けIPO株数の10%以上を抽選に回さないといけないというルールがあるはずなのですが、SMBC日興証券の雪国まいたけ(1375)の抽選割合は2.8%しかありません。
注釈で規則に基づく抽選とは個人投資家への配分予定数量の10%以上について同一条件(同一確率)で行う抽選のことをいいます。(10%以上とは配分予定数量を元にした数値となりますので、結果として実際の配分が10%に満たない場合があります。)との記載があるため、今回のこの雪国まいたけ(1375)はこれに当てはまるのでしょうか。あまりに乖離し過ぎているので謎ですね。
元々の配分予定数量というのが気になるところですが、この雪国まいたけ(1375)は公募割れしており、特に深く知りたいというわけでも無いため、これ以上の詮索は無意味かもしれないので止めておきます^^;
ご親切な方からご教授頂きました。
今回は赤線に当てはまるのかもしれませんね。
ありがとうございます。
そして次はまぐまぐ(4059)のSBI証券のIPOチャレンジポイント使用時の配分数です。
管理人のまぐまぐ(4059)のIPO当選はIPOチャレンジポイント枠での当選ではなく、資金枠での抽選でのIPO当選ですが、下記画像の「1人当たり平均配分単元数」を見ると3単元になっていることが伺えます。これまでこの「抽選によらない配分」は勝手にIPOチャレンジポイント使用時の配分と思っていました。
でもまぐまぐ(4059)はネット情報や読者様情報によるとIPOチャレンジポイントを使用した際の配分は2単元配分でした。この2単元配分はおそらく間違ってないと思います。なのに実際の配分は3単元となっています。
仮にIPOチャレンジポイント使用時の当選が2単元だとして、資金不足で2単元分の資金が入っておらず1単元しかIPO当選を頂けていない方がいると考えると平均配分単元数が1単元~2単元の間になるということはあるかもしれません。
でも平均配分単元数が3単元になるということは少なくともIPOチャレンジポイント使用時の配分数が3単元以上の方もいらっしゃったということになると思いますが、それは考えにくいので、他の理由としては微妙にある店頭(SBIマネープラザなど)配分の数量もここに入っているということになりそうです。
う~ん。
頭の悪い管理人はこのルール的なものがイマイチ理解できません^^;
きっと中の人しかわからないブラックボックス的なものがあるのでしょうかね。
ちなみに伝説のIPOとなったヘッドウォータース(4011)のIPO主幹事となるみずほ証券の抽選配分数は122枚で抽選割合は16.2%だったようです。ホットイシューであったにも関わらず16.2%の抽選割合は通常10%抽選のみずほ証券にしては大盤振る舞いと言えるのかもしれません。
そして管理人がマネックス証券からIPO当選を頂いたトヨクモ(4058)の抽選配分数は109枚で抽選割合は100.0%でした。どの程度の申し込み数があったのかはわかりませんが、この数字を見る限りではラッキーとしか言いようがありませんね。
平幹事からもしっかり申し込んでおくというのはやはりIPO投資では鉄板作業かと改めて痛感させられました。特に100%完全抽選の証券会社の恩恵は大きいですね。
今回はSMBC日興証券の抽選割合にしても、SBI証券のIPOチャレンジポイント使用時の配分にしても不可思議な点が多いですが、それはこう考えるんだよってご存知の方がいらっしゃればご教授頂けますと幸いです。
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