年末恒例の管理人の今年(2021年)1年間のIPO当選初値売却損益の公開記事となります。今年(2021年)は当選回数こそ35回と多いものの利益が伴っていないというのが個人的な印象です。とりあえずそのあたりを振り返ってみたいと思います。
と、その前に先日から申し上げております「SBI証券と楽天証券でIPOに当選しなくなるフラグ」の記事ですが、新年(2022年)1月2日(日)に公開させて頂く予定です。
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2021年のIPO個人当選データ
IPO銘柄 | 初値売却損益 | 当選証券会社 | 主幹事証券会社 |
QDレーザ | +45,700円 | SMBC日興証券 | SMBC日興証券他 |
coly | +432,000円 | みずほ証券 | みずほ証券 |
スパイダープラス | +56,200円 | 野村證券 | 野村證券 |
セルム | +22,200円 | 松井証券 | 野村證券 |
表示灯 | +67,200円 | 東海東京証券 | 野村證券 |
紀文食品 | +11,100円 | みずほ証券 | みずほ証券 |
ネオマーケティング | +200,500円 | SMBC日興証券 | いちよし証券 |
テスホールディングス | +31,000円 | 大和証券 | 大和証券 |
テスホールディングス | +31,000円 | 丸三証券 | 大和証券 |
全研本社 | +15,600円 | マネックス証券 | みずほ証券 |
Enjin | +77,000円 | みずほ証券 | みずほ証券 |
ペルセウスプロテオミクス | +13,500円 | SBI証券 | SBI証券 |
アイドマ・ホールディングス | +150,000円 | SBI証券 | みずほ証券 |
セレンディップ・ホールディングス | +52,600円 | SBI証券 | SBI証券 |
Waqoo | +44,200円 | SBI証券 | SBI証券 |
Waqoo | +44,200円 | SBI証券 | SBI証券 |
プラスアルファ・コンサルティング | +42,000円 | 三菱UFJ証券 | 野村證券他 |
アシロ | +32,000円 | 野村證券 | 野村證券 |
シンプレクス・ホールディングス | +4,000円 | SBI証券 | SMBC日興証券他 |
レナサイエンス | +30,600円 | SBI証券 | SMBC日興証券 |
デジタリフト | +54,000円 | SBI証券 | みずほ証券 |
セーフィー | +92,000円 | SMBC日興証券 | SMBC日興証券他 |
ワンキャリア | +41,000円 | SMBC日興証券 | SMBC日興証券 |
ネットプロテクションズHD | -7,200円 | 大和証券 | 大和証券他 |
ブロードエンタープライズ | +21,500円 | みずほ証券 | みずほ証券 |
網屋 | +13,000円 | 岡三証券 | 岡三証券 |
ハイブリッドテクノロジーズ | +23,000円 | SBI証券 | SBI証券 |
ハイブリッドテクノロジーズ | +23,000円 | 松井証券 | SBI証券 |
エクサウィザーズ | -12,000円 | SMBC日興証券 | SMBC日興証券他 |
エクサウィザーズ | -12,000円 | 三菱UFJ証券 | SMBC日興証券他 |
エクサウィザーズ | -12,000円 | auカブコム証券 | SMBC日興証券他 |
エクサウィザーズ | -12,000円 | auカブコム証券 | SMBC日興証券他 |
タカヨシ | +14,000円 | 野村證券 | 野村證券 |
Green Earth Institute | 辞退 | みずほ証券 | みずほ証券 |
CS-C | +19,500円 | SBI証券 | SBI証券 |
合計 | +1,648,400円 | – | – |
これだけ(35回)当選しても当選確率はわずか1.3%程度となります。しかも12月はかなり銘柄を絞っており、かつ平幹事や委託幹事(裏幹事)などからの申し込みも避けていたため、実際はもう少し下がるかもしれません。とはいえ、やはりいつも申し上げておりますIPOの当選確率1.0%説はおおむね正しい数値かと思います。100件申し込んで1件当たるかどうかのレベルです^^;
上記利益には税金や手数料は考慮していませんが、とりあえず1年間で+1,648,400円という利益となりました。IPOに当選して初値で売却するだけでこれだけの利益が得れるというのは本当にありがたい話です。ただ昨年(2020年)の初値売却益は+3,230,600円だったので、今年(2021年)はほぼ半分の利益になってしまったという点はやはり素直に残念です。
当選回数は昨年(2020年)の25回に比べて今年(2021年)は35回と圧倒的に上回ったものの、利益は半分という結果。当然ながらIPOの利益は「当選回数=利益」ではありません。当選回数だけが多くてもその中に良案件が入っていない限り利益が伴うということは無いというのが現実です。
利益低下の要因の一つには大和証券のチャンス制度廃止という改悪の影響もゼロでは無いかと思います。実際これまでの管理人のIPO歴15年の中でも最も多くのIPO当選を頂いているのが大和証券で、その大和証券での当選が減るのは本当に個人的には一番痛いところです。それでも改悪になった以上はどうすることもできないので、来年も淡々と申し込んで行くしかありません。
更に今年(2021年)はSBI証券のIPOチャレンジポイントを使ってのIPO当選もありませんでした。これも利益を減らした要因かと思います。保有ポイント数的にはおそらくS級銘柄が手の届くところまで来ていると思いますので、来年こそは使えるシーンが来ることを期待しておきます。
IPOの初値は上場時の環境で大きく変化しますが、今年(2021年)はその環境の悪い時の当選が多く、環境が良い時には当選しないという、まさに自分の引きの弱さ(運の悪さ)が導き出した数字かと思います。どれだけ良い環境の時に良いIPO当選を引けるかが利益のカギとなっていることから、投資とは言うもののIPO投資は抽選も含めてやはり運の要素が強いですね。
中でも特に12月はヒドく、12月だけでIPO当選12回と、今年(2021年)の当選回数のおよそ1/3の当選を頂いているにも関わらず12月の利益はわずか+58,800円となんとも低い数字です。運が良いのか悪いのかで言うとマイナスになっていない以上は良いということになるのかとは思いますが、やはり物足りなさは隠せません。
ちなみに個人的に今年(2021年)のIPO当選回数35回という数字は日本郵政グループが上場した2015年のIPO当選回数49回に次ぐ当選回数の多さです。ただ何度も申し上げますが、それに見合う利益とはなっておりません。
IPOの当選回数はIPOブロガーとしては良い見本として記事のネタにはなりますが、利益に直結するわけではありません。やはりそれ以上にどの銘柄(良い銘柄)に当選できたのかというのが当たり前ですが利益に直結するため重要な要素となります。
来年(2022年)もIPOブロガーとして良い見本になれる様、引き続き当選回数を増やしたいのはもちろんですが、それに伴って利益も増やしたいと言うのが正直なところです。良い銘柄の当選回数が増えることを強く願っています。そしてIPOチャレンジポイントを安心して使えるような案件の登場にも期待したいところです^^
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