CaSy(9215)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。社名は「CaSy」と書いて「カジー」と読みます。本日は久しぶりにIPO新規上場承認発表があったかと思えば2社同日発表の同日上場です。
空席はいくらでもあるのにあえて同日上場、おそらく両社ともに「22年2月22日」のゾロ目狙い上場でしょうけど、六曜は大安でなく仏滅になっているという点はどこかしら違和感を感じます。
当記事はひとまずCaSy(9215)のIPO詳細記事となりますが、もう1社のノーザ(4269)のIPO詳細記事につきましてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きたいと思います。
CaSy(9215)の上場日は2022年2月22日(火)で、ノーザ(4269)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。今年(2022年)第一号のSBI証券主幹事案件ということでIPOチャレンジポイントの話題で盛り上がりそうですね。
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CaSy(9215)のIPO(新規上場)情報
設立:2014年1月30日
業種:サービス業
事業の内容:家事代行などの「暮らしの中の時間を創る」サービスのマッチングプラットフォーム運営
上場市場 | 東証マザーズ |
コード | 9215 |
名称 | CaSy(カジー) |
公募株数 | 125,000株 |
売出し株数 | 86,600株 |
オーバーアロットメント | 31,700株 |
IPO主幹事証券 | SBI証券 |
IPO引受幹事証券 | みずほ証券 松井証券(前受け金不要) マネックス証券(100%完全抽選) 丸三証券 楽天証券(100%完全抽選) 岩井コスモ証券 極東証券 東洋証券 水戸証券 SBIネオトレード証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 1月19日(水) |
上場日 | 2月22日(火) |
仮条件決定日 | 2月2日(水) |
ブック・ビルディング期間 | 2月4日(金)~2月10日(木) |
公開価格決定日 | 2月14日(月) |
IPO申し込み期間 | 2月15日(火)~2月18日(金) |
時価総額 | 25.5億円 |
吸収金額 | 3.2億円 |
想定価格 | 1,350円(135,000円必要) |
以下の通り東証の新規上場会社概要書には今年(2022年)4月4日の市場再編でこのCaSy(9215)はグロース市場に上場となる予定となっております。
そしてこのCaSy(9215)のIPO主幹事はSBI証券ということで、毎度のことながら小型案件の割にIPO幹事団(シンジケート)が10社と無駄に多いパターンです。そこにIPO主幹事がSBI証券となることからSBIネオトレード証券もIPO委託幹事(裏幹事)入りとなる可能性が高いことから、最終的には11社となるでしょうかね。
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CaSy(9215)のIPO(新規上場)事業内容等
CaSy(9215)はお掃除代行サービス、お料理代行サービス及びその他暮らしのサービス(ハウスクリーニングサービス、整理収納サービス)を9都府県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、京都府、愛知県、宮城県)のサービス対象エリアで提供するマッチングプラットフォームを運営しています。
依頼を受けた顧客宅にサービススタッフ(その他暮らしのサービスの場合は、委託先の専門業者)が訪問し家事代行サービスを行います。サービスの依頼から支払いまで全てのやり取りは、営業担当との電話や訪問等のコミュニケーションではなく、スマートフォンアプリ「CaSy」もしくは「CaSyサービスサイト」で行います。
サービスの強みとしては、家事代行サービスのDX(デジタルトランスフォーメーション)化の先駆者として価格競争力と使い勝手のよさを追求していること、高い品質管理体制の構築・運用に注力していること、そして家事代行サービスの定期利用により、高頻度、長期間に亘って継続的に蓄積されるストック型のビジネスモデルをもとに信頼関係の構築により定着性の高い顧客基盤を構築していることとなっています。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
差引手取概算額149,250千円及び第三者割当増資の手取概算額上限39,371千円を合わせた手取概算額合計上限188,621千円については、①広告宣伝費、②システム開発費、③システム開発に係る費用に充当する予定であります。
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(CaSyのIPO目論見書より一部抜粋)
CaSy(9215)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
CaSy(9215)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,350円としてオーバーアロットメント含め3.2億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては超小型サイズとなり、荷もたれ感はまったくありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて2,116枚と少なく希少性があります。当選確度としてはかなり低いでしょうね。
上述の通りCaSy(9215)の事業内容は家事代行などの「暮らしの中の時間を創る」サービスのマッチングプラットフォーム運営ということで、料理及び掃除の家事代行サービスとコロナ禍の巣ごもり需要を取り込んだ時流に乗ったビジネスモデルとなります。
質の高い家事代行キャスト(家事代行サービスを実施するサービススタッフ)が手作りのお料理を用意するお料理代行や、質の高い家事代行キャストがお家をキレイにしてくれるお掃除代行などのプラットフォーム「CaSy(カジー)」を提供しており、キャストのプロフィール確認、1時間2,409円(税込)からの低価格(業界最安値水準)、オンラインから希望日時の3時間前まで依頼可能というお手軽さを特長としています。
時流に乗ったビジネスモデルで売上は右肩上がりで伸びているものの利益は赤字続きでようやく黒字化が見えたところ。業種も「情報・通信業」ではなく「サービス業」となり、プラットフォーム「CaSy(カジー)」を利用することでDX(デジタルトランスフォーメーション)化にはなりますが、中身は家事代行サービスと地味で、お世辞にもIPO市場で人気化しやすい業態とは言い難いところです。
公開規模はIPO想定価格(1,350円)ベースで3.2億円と超小型サイズとなるため、個人投資家主導で買い上げられる形にはなると思われますが、公開価格の1.5倍で解除されるベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株がザックリ36万株ほどあるため、今の環境では買い手側のパワー不足で1.5倍手前が初値の目途となるかもしれません。ひとまずの初値評価は安全なところでB級評価といったところでしょうか。
さすがに環境が今より悪化したとしてもこの規模と内容で公募割れというシナリオは考えにくく、初値は堅調スタートとなることが予想されるため、管理人の個人的なこのCaSy(9215)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定で考えています。
ちなみにIPO主幹事はSBI証券ということで、IPOチャレンジポイントを使うという選択肢もあるかもしれませんが、個人的には今の不安定なIPO地合いと低単価であるということから、現時点でのIPOチャレンジポイントの使用は考えておりません。IPOチャレンジポイントの考察についてはまたあらためてCaSy(9215)のIPO初値予想記事のときにでも書かせて頂きたいと思います。そのときには環境が変わっていると良いのですが。
CaSy(9215)のIPO(新規上場)業績等
CaSy(9215)のIPO経営指標
CaSy(9215)のIPO売上高及び経常損失
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