BeeX(4270)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。社名は「BeeX」と書いて「ビーエックス」と読みます。本日はまたもやIPO新規上場承認発表が2社ありましたが上場日は別日なのでホッとしています。
当記事はひとまずBeeX(4270)のIPO詳細記事となりますが、もう1社のマーキュリーリアルテックイノベーター(5025)のIPO詳細記事につきましてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きたいと思います。
BeeX(4270)の上場日は2022年2月24日(木)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。
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BeeX(4270)のIPO(新規上場)情報
設立:2016年3月1日
業種:情報・通信業
事業の内容:企業の基幹システムの基盤環境をオンプレミスからクラウドへ移行するサービス、クラウドアプリケーション開発、クラウド環境移行後の保守・運用サービス
上場市場 | 東証マザーズ |
コード | 4270 |
名称 | BeeX(ビーエックス) |
公募株数 | 240,000株 |
売出し株数 | 75,000株 |
オーバーアロットメント | 47,200株 |
IPO主幹事証券 | 大和証券 |
IPO引受幹事証券 | アイザワ証券 岡三証券 東洋証券 SBI証券 楽天証券(100%完全抽選) 大和コネクト証券(委託幹事) 岡三オンライン証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 1月20日(木) |
上場日 | 2月24日(木) |
仮条件決定日 | 2月3日(木) |
ブック・ビルディング期間 | 2月7日(月)~2月14日(月) |
公開価格決定日 | 2月15日(火) |
IPO申し込み期間 | 2月16日(水)~2月21日(月) |
時価総額 | 36.7億円 |
吸収金額 | 6.1億円 |
想定価格 | 1,690円(169,000円必要) |
以下の通り東証の新規上場会社概要書には今年(2022年)4月4日の市場再編でこのBeeX(4270)はグロース市場に上場となる予定となっております。
そしてこのBeeX(4270)のIPO主幹事が大和証券となっていることから、グループ会社となるCONNECT(コネクト)、そして平幹事の中には岡三証券が入っていることから、グループ会社となる岡三オンライン証券がそれぞれIPO委託幹事(裏幹事)となる可能性が高いです。
特にCONNECT(コネクト)は大和証券主幹事案件となるため、IPO委託幹事(裏幹事)入りがほぼ確定で、割り当て数も多めになるかと思います。
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BeeX(4270)のIPO(新規上場)事業内容等
BeeX(4270)は企業の基幹システムの基盤環境をオンプレミスからクラウドへ移行するサービス並びにクラウド環境移行後の保守・運用サービスを提供することを主軸としたクラウドソリューション事業を展開しており、中でもSAPシステムのクラウド移行・環境構築及び移行後の運用については、創業当初から特化してきたサービスとなります。
事業は「クラウドソリューション事業」の単一セグメントですが、以下の通り「クラウドインテグレーション」「MSP(マネージドサービスプロバイダ)」及び「クラウドライセンスリセール」の3つのサービスを展開しております。
SAPシステムを中心とした基幹システムの基盤環境をオンプレミス環境からクラウド環境(パブリッククラウド等の最新のIaaSやPaaS基盤)へ移行するための一連の業務を提供するサービスが主力で、準備(調査・分析)、計画(設計)及び実行(構築・移行)のフェーズ毎に区分されます。
顧客企業がクラウド環境に構築したシステムの仮想サーバーやネットワークの監視及び運用保守等を顧客企業の代わりに行うサービスを提供しており、本サービスの監視は単純なサーバーの監視だけでなく、CPU・メモリ・ディスク等の使用率やネットワークトラフィック量など各種リソース監視を行い、不足または不足の予兆が見られた場合は、改善策のご提案を行うサービスを提供しており、上位のミドルウエア、アプリケーションの監視にも対応しております。
<クラウドライセンス販売>
顧客企業が利用するクラウド環境の提供元であるAWS社、Microsoft社及びGoogle社からライセンスを仕入れて、顧客企業に販売することで月額課金を代行する業務が主なサービスであります。
<ソフトウエアライセンス販売>
情報漏洩対策など顧客企業の関心が高いセキュリティ対策ソフトウエア・サービスは、クラウド環境を安全に運用し顧客企業の不安を払拭するうえで不可欠なものとなっており、顧客企業のクラウド環境を運用する上で有効な各種ソフトウエア・サービスの仕入れ販売を行っております。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
上記の手取概算額399,600千円及び第三者割当増資の手取概算額上限78,768千円については、①人材の採用等に係る費用及び人件費に290,000千円(2023年2月期140,000千円、2024年2月期150,000千円)、②借入金返済に188,368千円(2023年2月期188,368千円)に充当する予定であります。
(BeeXのIPO目論見書より一部抜粋)
BeeX(4270)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
BeeX(4270)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,690円としてオーバーアロットメント含め6.1億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて3,150枚と少なく希少性があります。当選確度もかなり低いでしょうね。
上述の通りBeeX(4270)の事業内容は企業の基幹システムの基盤環境をオンプレミスからクラウドへ移行するサービス、クラウドアプリケーション開発、クラウド環境移行後の保守・運用サービスということで、IPO市場では人気化しやすいドストライクのクラウド関連銘柄となります。
BeeX(4270)はヨーロッパ最大級のソフトウエア開発販売会社となるSAP社が製造するERP製品(SAPシステム)を中心とした基幹システムの基盤環境をオンプレミス環境からクラウド環境へ移行するための一連の業務をワンストップサービスで提供しているクラウドインテグレーション専業会社です。
筆頭株主はお笑い芸人の厚切りジェイソンが役員を務めていたことでも有名で、すでに東証一部市場に上場しているテラスカイ(3915)が78.2%を保有しています。
今回のIPO(新規上場)に伴う240,000株の新株発行により、株式所有割合が78.2%から69.6%へ低下することになるものの、上場後も当面の間はBeeX(4270)を連結子会社とする株式保有比率を維持していく予定となっていることから実質的には親子上場となります。ベンチャーキャピタルや投資ファンドの保有株はありません。
管理人のようにシステム関連に精通していない方はなかなか想像しにくい馴染みの無い業態となりますが、逆にIPO的に人気化するかどうかは非常にわかりやすい業態と言えます。投資家からは毛嫌いされやすい親子上場となるものの、業績は売上及び収益ともに好調で業態人気や公開規模の小ささが目立つことから、需給はひっ迫となる可能性が高いです。
現状グロース株(成長株)が叩き売られている状態ではありますが、ひとまずの初値評価は文句なしのA級評価で問題無いと考えています。よって管理人の個人的なこのBeeX(4270)のIPO参加スタンスも全力申し込みで行く予定で考えています。大和証券主幹事案件と見るたびにチャンス抽選制度の廃止がいまだに悔やまれます><
BeeX(4270)のIPO(新規上場)業績等
BeeX(4270)のIPO経営指標
BeeX(4270)のIPO売上高及び経常利益
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