エフビー介護サービス(9220)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日は週末ということでIPO新規上場承認発表が1社ありました。4月の東証市場編成後2社目のIPO案件となります。
エフビー介護サービス(9220)の上場日は2022年4月7日(木)で、今のところは単独上場、上場市場は東証スタンダード市場(市場再編後)への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
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エフビー介護サービス(9220)のIPO(新規上場)情報
設立:1987年4月3日
業種:サービス業
事業の内容:福祉用具の貸与・販売・住宅改修、介護施設等の運営をはじめとした介護サービスの提供
上場市場 | 東証スタンダード |
コード | 9220 |
名称 | エフビー介護サービス |
公募株数 | 350,000株 |
売出し株数 | 550,000株 |
オーバーアロットメント | 135,000株 |
IPO主幹事証券 | 野村證券 |
IPO引受幹事証券 | 大和証券 SBI証券 みずほ証券 八十二証券 いちよし証券 LINE証券(委託幹事) 大和コネクト証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 3月4日(金) |
上場日 | 4月7日(木) |
仮条件決定日 | 3月18日(金) |
ブック・ビルディング期間 | 3月22日(火)~3月28日(月) |
公開価格決定日 | 3月29日(火) |
IPO申し込み期間 | 3月30日(水)~4月4日(月) |
時価総額 | 30.8億円 |
吸収金額 | 12.5億円 |
想定価格 | 1,210円(121,000円必要) |
そしてこのエフビー介護サービス(9220)のIPO主幹事は野村證券となっていることから、グループ会社となるLINE証券のIPO委託幹事(裏幹事)入りがほぼ確定で、平幹事の中には大和証券が入っているため、グループ会社となる大和コネクト証券もIPO委託幹事(裏幹事)入りとなる可能性が高いです。
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エフビー介護サービス(9220)のIPO(新規上場)事業内容等
エフビー介護サービス(9220)はグループ会社で、エフビー介護サービス株式会社及び連結子会社となるルルパ株式会社、スマイル薬局株式会社で構成されており、事業セグメントは「福祉用具事業」と「介護事業」で形成されています。
福祉用具事業は介護保険法に基づく福祉用具貸与・販売、居宅介護支援、介護事業は介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、グループホーム、小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護、デイサービス、訪問介護、訪問看護、介護保険外サービスで構成されており、地域における介護サービスをワンストップで提供しています。
今後、福祉用具事業においては営業拠点の新規開設及びケアマネジャー・病院などへの営業活動によるエリア内でのシェアアップに取り組み、介護事業においては小規模多機能型施設(看護付き含む)やグループホームの新規開設を推進すると共に福祉用具事業の利用者様へのアプローチを推進し、さらなるドミナント展開を行って行く予定です。
【手取金の使途】
手取概算額380,620千円については第三者割当増資の手取概算額上限150,282千円と合わせて、全額を設備資金として①新規開設する介護施設の建物及び構築物等、②福祉用具営業所の新規開設に充当する予定であります。
なお、上記調達資金につきましては、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(エフビー介護サービスのIPO目論見書より一部抜粋)
エフビー介護サービス(9220)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
エフビー介護サービス(9220)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,210円としてオーバーアロットメント含め12.5億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては小型サイズとなり荷もたれ感はありません。今の市場で行くと東証二部上場案件と言ったところでしょうか。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて9,000枚と多くはありません。
エフビー介護サービス(9220)は全国展開しておらず、事業拠点は長野県、新潟県、群馬県、埼玉県、栃木県の全5県の信越及び北関東エリアのみで、福祉用具、居宅介護支援、介護サービスのドミナント(地域を絞った戦略)戦略による拠点展開しており、近隣周辺に複数の拠点を持つもとにより、地域密着で介護サービスを効率よく行うことが可能となっています。
社名の「エフビー介護サービス株式会社」のエフビー(FB)は介護サービスを通じた社会的貢献への取り組みを表すもので、FBの「F」はFine(素晴らしい)、「B」はBusiness(仕事)を意味しているそうです。
上位株主はほぼ親族で固められており、ベンチャーキャピタルの保有株も3社97,600株あります。ただ上位株主には解除価格無しで90日間のロックアップが掛かっており、ベンチャーキャピタルや企業系株主には継続所有の確約が行われているため、上場時の大きな売り圧力はありません。
介護事業は今後益々進むであろう深刻な高齢化社会に向けて無くてはならない必要不可欠な業態で、業績も堅調に推移していますが、IPOという視点で見ると残念ながら特に目新しさの無い地味な不人気業態となります。売り圧力は低いものの、買い自体が入るかどうかは微妙な感じです。評価的にはD級評価が妥当なところでしょうか。
よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのエフビー介護サービス(9220)のIPO参加スタンスはひとまず中立とし、今後のIPO地合いや大手初値予想会社の見解を見ながら検討して行きたいと思います。とにもかくにもロシアとウクライナが停戦でもしてくれないことには不安定な相場が続くことになりそうです。
エフビー介護サービス(9220)のIPO(新規上場)業績等
エフビー介護サービス(9220)のIPO経営指標
エフビー介護サービス(9220)のIPO売上高及び経常利益
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