ノバック(5079)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(3,260円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
とはいえ、今のIPO市場の流れ的にはこのノバック(5079)も上場中止(延期)となる可能性もありそうなので、この記事はまた無駄になるかもしれません。
ノバック(5079)の上場日とIPO申込期間
ノバック(5079)の上場日は2022年3月31日(木)で単独上場、上場市場はIPO市場では不人気市場となる東証二部市場への上場で、IPO主幹事は今年(2022年)初主幹事を務める東海東京証券となっております。
このノバック(5079)のIPO申し込み期間は3月15日(火)~3月22日(火)となっており、他複数社のIPO案件との申し込み期間被りがあるため、IPO申し込みを考えられている方はやや値ガサ株ということも含めて資金管理に注意する必要があります。
ノバック(5079)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
ノバック(5079)のIPO想定価格は3,260円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.0倍程度の初値形成になるのではないかと、公募割れも含めた弱めE級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはおそらくE級評価に格下げになるかと思いますが、ひとまず弱めD級評価に設定させて頂いております。
このノバック(5079)のIPO仮条件は明日3月14日(月)決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ノバック(5079)の事業内容
ノバック(5079)の事業内容は土木工事・建築工事事業ということで、土木工事事業は100%公共事業、建築工事事業は民間事業を中心に受注している中堅ゼネコンとなります。
このノバック(5079)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ノバック(5079)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(2月25日)は週末ということもありIPO新規上場承認発表がありましたが1社のみでし …
ノバック(5079)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ノバック(5079)の公開規模はIPO想定価格ベース(3,260円)で29.9億円と規模的に規模的に東証二部市場への上場としては中型サイズとなりやや荷もたれ感を感じる水準となります。昨今のIPO市場としては大型と言っても大袈裟ではないかもしれません。
IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて8,000枚と多くも少なくもなくといった微妙な枚数ですが、IPO主幹事は準大手証券の東海東京証券となることから当選確度としては比較的高そうな気がします。
そして今回もこのノバック(5079)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては50年以上の歴史ある会社で50年以上黒字経営と社会的な信頼はあります。老朽化された道路の補修工事などもあちらこちらで盛んに行われており、業績は横ばいでありながらも水準は高く安定しています。バリュー株として一定の買いは集まりそうです。一定の。
ベア要素(ネガティブ材料)は建築関連はテック系でない限りIPO市場で人気化するのは難しいかと思います。一定の買いは入るかもしれませんが、残念ながら今の環境でIPO想定価格(3,260円)ベースで29.9億円を吸収できるだけの買いが入るとは思えません。
ちなみに先日(3月11日)上場のセレコーポレーション(5078)は同一市場の同一セクター(建設業)で公開規模は10.7億円と小型であったにも関わらず初値買いに入った資金はわずか1.7億円と地方上場案件レベルでした。
まだ可能性を信じるのであれば、3月17日(木)上場の守谷輸送機工業(6226)が東証二部上場で39.6億円規模となるため、申し込むならその結果を見てからでも遅くはないかもしれません。とはいえ冒頭でも申し上げておりますが、上場中止(延期)となる可能性もあります。もし上場中止(延期)なら早ければ明日3月14日(月)大引け後の発表でしょうか。
いずれにしても、管理人はすでに申し込みスタンスを決めており、このノバック(5079)についてはスルーでIPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券からのみの参加にする予定です。単価も比較的値ガサとなるため、手痛い一撃を喰らう可能性もあるので、参加をご検討されている方はそのあたりも踏まえて十分に検討された方が良いかと思います。
ノバック(5079)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのノバック(5079)のIPO株(公募株及び売り出し株)8,000枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
東海東京証券(主幹事) | 7,200枚 | 90.0% |
野村證券(前受け金不要) | 240枚 | 3.0% |
SBI証券 | 120枚 | 1.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 120枚 | 1.5% |
岩井コスモ証券 | 80枚 | 1.0% |
あかつき証券 | 80枚 | 1.0% |
東洋証券 | 80枚 | 1.0% |
丸三証券 | 80枚 | 1.0% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,200枚あります。
IPO主幹事は大手証券ほど口座数が多くない準大手証券の東海東京証券となります。最近はIPO人気が落ち着いており、IPO申込者も微妙に少なくなっているようなので、申し込めば当選する可能性は高そうです。
東海東京証券はIPO当選後のキャンセルペナルティが無いため、ひとまず申し込んで、実際に当選してから購入を考えるというプランもありますが、個人的にはスルースタンスなので申し込みは考えておりません。SBI証券のみです。
ノバック(5079)のIPO仮条件決定
ノバック(5079)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:3,260円
IPO仮条件:3,000円~3,260円
IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。てっきり上場中止(延期)になるかと思いましたが、とりあえずはココまでは来ましたね。大丈夫でしょうか主幹事さん。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は27.6億円~29.9億円となりました。
ノバック(5079)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
ノバック(5079)の第二弾初値予想が発表されたようです。
2,900円~3,200円
IPO仮条件は一般的な設定となりましたが、やはり足元の環境の悪さや公開規模の大きさから、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも下ブレとなる初値予想(公募割れの可能性あり)となっているようです。個人的な評価についてはD級評価からE級評価に格下げとさせて頂きます。IPO参加スタンスについては引き続きスルーで、IPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券からのみの申し込みで変更はありません。
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