ノバック(5079)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(2月25日)は週末ということもありIPO新規上場承認発表がありましたが1社のみでした。これで3月は11社目となりますが、時期的にもしかすると期末(3月)ラストかもしれませんね。

IPO新規上場承認発表1社2022.2.25

ノバック(5079)の上場日は2022年3月31日(木)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では不人気市場となる東証二部市場への上場で、IPO主幹事は今年(2022年)初主幹事の東海東京証券となっております。

東海東京証券は毎日複数の不要なメルマガを送り付けて来る上にメルマガ停止は下記画像の通り東海東京証券の営業時間内にいちいち電話をしなくてはいけないというネット口座なのに電話が必要と不可思議な証券会社です。

東海東京証券メルマガ解約

メルマガ解約率を少しでも下げたい狙いなのかとは思いますが、こちらは読みたくもないメルマガを勝手に購読させられているわけですから、せめてメルマガ停止ぐらいはネット上で手続きができるように改善して頂きたいものです。

余計なことを書いて申し訳ございませんが、東海東京証券主幹事IPO案件が来た際に書こう書こうと思っていたことなのでご了承下さい^^;

ノバック(5079)のIPO(新規上場)情報

設立:1965年4月28日
業種:建設業
事業の内容:土木工事・建築工事事業

ノバック(5079)IPO上場承認

上場市場東証二部
コード5079
名称ノバック
公募株数480,000株
売出し株数320,000株
オーバーアロットメント120,000株
IPO主幹事証券東海東京証券
IPO引受幹事証券野村證券前受け金不要
SBI証券
楽天証券100%完全抽選
岩井コスモ証券
あかつき証券
東洋証券
丸三証券
IPO発表日2月25日(金)
上場日3月31日(木)
仮条件決定日3月14日(月)
ブック・ビルディング期間3月15日(火)~3月22日(火)
公開価格決定日3月23日(水)
IPO申し込み期間3月24日(木)~3月29日(火)
時価総額167.2億円
吸収金額29.9億円
想定価格3,260円(326,000円必要)

以下の通り東証の新規上場会社概要書には今年(2022年)4月4日の市場再編でこのノバック(5079)はスタンダード市場に上場となる予定となっております。

ノバック(5079)IPOスタンダード市場

ノバック(5079)のIPO幹事団(シンジケート)はIPO主幹事含め8社ありますが、この幹事構成であればIPO委託幹事(裏幹事)は無さそうです。

ノバック(5079)のIPO(新規上場)事業内容等

ノバック(5079)は景気変動の影響が少ない公共工事を軸とした「土木工事事業」及び景気に左右されるものの投資額の多い民間工事を軸とした「建築工事事業」の2つのセグメントを主な事業として取り組んでおり、「その他事業」としてノバック社が保有する不動産の賃貸事業を法人顧客に対して行っています。

ノバック(5079)IPO特徴

土木工事事業

土木工事事業は国土交通省各地方整備局中心の中央官庁、東京都・姫路市を含む地方自治体、西日本高速道路株式会社を含む高速道路会社の官公庁発注工事を中心とした社会インフラストラクチャー建設工事(道路工事、河川工事、上下水道工事、土地造成工事)を展開しております。
ノバック(5079)IPO土木工事事業施工実績

建築工事事業

建築工事事業は民間企業発注の共同住宅工事を主として、学校・福祉施設・庁舎、事務所・高速道路のサービスエリア工事などの官公庁発注工事を手掛けております。
ノバック(5079)IPO建築工事事業施工実績


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額1,424,616千円については第三者割当増資の手取概算額上限359,904千円と合わせた手取概算額合計上限1,784,520千円を設備資金及び運転資金に充当する予定であります。
なお、上記使途以外の残額は、2024年4月期以降の受注拡大のための大型プロジェクト資金に充当していく方針でありますが、具体的な資金需要が発生し、支払時期が決定するまでは、安全性の高い金融商品にて運用する予定であります。
(ノバックのIPO目論見書より一部抜粋)

ノバック(5079)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ノバック(5079)の市場からの吸収金額はIPO想定価格3,260円としてオーバーアロットメント含め29.9億円と規模的に東証二部市場への上場としては中型サイズとなり荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて8,000枚と多くもなく少なくもなくといったところです。

上述の通りノバック(5079)の事業内容は土木工事・建築工事事業ということで、土木工事事業は100%公共事業、建築工事事業は民間事業を中心に受注しており、50年以上に渡り黒字経営を続け、堅実で安定した経営をしています。

従業員数に占める監理技術者資格者証の保有者数の割合はおよそ52.8%で、全国平均約23%と比較しても高水準。中堅ゼネコンの中でもトップクラスの有資格者数を誇り、土木・建築の両分野で高い技術力を発揮しています。

ノバック(5079)の公式サイトのトップページに流れている建物がどこかしら見覚えのある建物と思って調べると新名神高速道路の「宝塚北サービスエリア」でした。このサービスエリアのフードコートにはラーメンチェーン店「どうとんぼり神座」があったのを覚えています。どうでもいいですが、個人的には好きなラーメン屋さんなので記憶に残っていました^^;


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

安定した経営で技術力も高いのかもしれませんが、事業内容は目新しさもなく地味な業態となることから、お世辞にもIPO向きとは言えず、すでに需給面での不安が目立ちます。設立から50年以上の歴史ある会社で、50年以上も黒字経営でやって来ているにも関わらず今になって上場という点はやはり今回も駆け込み上場でしょうか。

ノバック(5079)の株主の中にベンチャーキャピタル投資ファンドの保有株はありませんが、公開規模は東証二部上場でIPO想定価格(3,260円)ベースで29.9億円と中規模サイズ、今の環境では残念ながら吸収するのは難しく、公募価格を上回る絵が見えません。初値評価はD級評価となりそうです。

よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのノバック(5079)のIPO参加スタンスはスルーの方向で考えています。単価は3,260円とそこそこの値ガサ株となることから、最悪のシナリオ(公募割れ)となった際はダメージも大きそうなので、IPO参加スタンスは慎重に検討した方が賢明なIPO案件となりそうです。

ノバック(5079)のIPO(新規上場)業績等

ノバック(5079)のIPO経営指標
ノバック(5079)IPO経営指標

ノバック(5079)のIPO売上高及び経常利益
ノバック(5079)IPO売上高及び経常利益

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